TAIWAN PHOTO 2019
概要
TAIWAN PHOTO 2019は、今年で9回⽬となる台湾最⼤のフォトフェアです。gallery 176では、⼀昨年2017年から参加しており、今年2019年が3回⽬の参加となります。今年は、gallery 176で展⽰予定の作家等の外部作家2名と運営メンバー4名の合計6名で参加します。
≫ TAIWAN PHOTO 2019(公式webサイト、英語版)
出展作家
外部作家:鈴⽊郁⼦、オノナホヨ
gallery 176 運営メンバー:友長勇介、松原豊、西川善康、早川知芳
開催日
2019年10月3日(木)〜10月6日(日)
*TAIWAN PHOTO 2019参加のため、9月25日(水)〜10月10日(木)は、gallery 176は休廊となります。
開催時間
11:00〜21:00(最終日10月6日(日)は19:00まで)
*10月4日(金) 18:00〜21:00 VIP PARTY
会場
新光三越|台北信義新天地 A9 9F 宴會展覽館(催事場)
台北市信義区松寿路9号, 台湾
No. 9, Songshou Road, Xinyi District, Taipei City, TAIWAN
出展作家紹介
鈴木郁子「無題」
作品説明
写真の題材を旅に求めるようになった2008年から2015年の間に撮った写真で構成した。東北、四国、九州、北海道、沖縄、半島や島も行った。訪ねたところには、海があり川があり、山を背にした集落があり、漁村があり、灯台があった。年頭に行先を決め、ゴールデンウイークに旅をするのが毎年の決まりのようになっていたので、わたしの写真には桜と鯉のぼりがよく映っている。水辺が好きなので灯台も多い。長距離移動をするのでレンタカーに乗る。峠をこえる山道はどこも同じような景色だった。しかし、フィルムに刻まれた物や風景はあの時あの場所でしか撮れない何かが写っている気がする。それはわたしがそれぞれの場所に招かれたと感じているからかもしれない。
略歴
大阪生まれ
2007年、2008年街道塾ワークショップに参加。
行先だけを決め10日~2週間で転々と移動しながら撮影するスタイルがこの数年来定着。2015年それらの写真を集めた写真集「TUS TSU URA URA」を街道ブックスより出版。
フィルムで撮りセルフプリント。
写真展:
2009年 写真展「キダマサマ」ギャラリーライムライト
2010年 写真展「クンピーラ」ギャラリーライムライト
2011年 写真展「ナラシオン」ギャラリーライムライト
2011年 写真展「秋田青森・思惟」ギャラリー街道
2011年 写真展「Volver」ギャラリーライムライト
2012年 写真展 「Volver」ギャラリー美0
2012年 写真展「与論島」ギャラリー街道
2012年 写真展「新潟小樽・浮遊」ギャラリー街道
2013年 写真展「新潟小樽・浮遊」ギャラリー美0
2013年 写真展「微細な出来事」BEATSGALLERY
2013年 写真展「微細な出来事」ギャラリー街道
2013年 写真展「紀ノ川」ギャラリーライムライト
2013年 写真展「LALV」ギャラリーライムライト
2013年 写真展「鄙離る」ギャラリー街道
2013年 写真展「鄙離る」BEATSGALLERY
2014年 写真展「PORTRAIT」ギャラリー街道
2014年 写真展「江戸堀ジャンクション」ギャラリー街道
2014年 写真展「江戸堀ジャンクション」BEATSGALLERY
2014年 写真展「Rut in time」ギャラリー街道
2014年 写真展「Rut in time」BEATSGALLERY
2016年 写真展「Sustainable」ギャラリー街道
2016年 写真展「TSU TSU URA URA」ギャラリーUMIE+
2017年 写真展「かたぶい」ギャラリー街道
2019年 写真展「巳己巳己 【いこみき】」ギャラリー街道
出版物:
2011年「秋田青森・思惟」ギャラリー美0
2012年「Volver」ギャラリー美0
2012年「新潟小樽・浮遊」ギャラリー美0
2013年「鄙離る」ギャラリー美0
2014年「Rut in time」ギャラリー美0
2015年「TUS TSU URA URA」KAIDOBOOS
作品概要
サイズ:8×10 inch
制作年:2011-2018年
メディア:type C print
オノナホヨ「SEASIDE」
作品説明
私が育った場所は周りには海がなかった。
想像する海はキラキラと輝いて透き通るようなブルーの海の色でまるでリゾート地のような海だった。
海へいこう。
そう思いもっと近づいてみることにした。
そこは想像していた夢のような海辺ではなかった。
ただ分かったのは混沌とした町並みがそびえる海辺と、はるか遠くの夢の海とがつながっていることには変わりはないことだった。
略歴
奈良県生まれ。第22回 写真『 ひとつぼ展』入選。
2007年、奈良のお祭りを撮った作品「泡空(アブクソラ)」でMIO写真奨励賞グランプリ受賞。
書籍の装丁写真や、デザインなどフリーランスとして活動中。
現在はワタリドリ写真部として、京都府南丹市の廃校となった小学校を使って写真フェスティバルやフォトブックコンテスト、夏休みワークショップなども企画。
個展:
2004 「ソラノアイダ」Eary gallery (大阪)
2006 「ミツドリ」 Eary gallery (大阪)
2008 「泡空」彩都メディア図書館 (大阪)
2009 「ソラトビジョン」 BEATS GALLERY (大阪)
2012 「ソラノツヅキ」“MIO PHOTO OSAKA 2012 ”天王寺ミオ (大阪)
グループ展:
2008「ひとつぼ展30回記念ポストカードオークション」作品展示 ガーディアン・ガーデン(東京)
2017 「YOSHITOMI PHOTO FESTIVAL 2017」 吉富ノ庄 (京都)
2018 「YOSHITOMI PHOTO FESTIVAL 2018」 吉富ノ庄 (京都)
2019 「YOSHITOMI PHOTO FESTIVAL 2019」吉富ノ庄 (京都)
受賞歴:
2004 第22回写真ひとつぼ展入賞「ソラノアイダ」
2007 MIO写真奨励賞2007グランプリ受賞「泡空(アブクソラ)」
2008 トーキョーワンダウォール2008公募展入選「sky vision」
2011 トーキョーワンダーシード2011入選
作品概要
サイズ:265×176mm
制作年:2009-2011年
メディア:archival pigment print (inkjet print)
友長勇介「沖縄」
作品説明
私が初めて沖縄を意識したのが、原一男監督の「極私的エロス・恋歌1974」に出演している武田美由紀がコザの街を歩く粗いモノクローム映像を見た時です。
それから10年、写真家東松照明の沖縄の作品に出会い、カメラを持って沖縄に向かいました。
2002年から2007年まで毎年沖縄へ通い撮影した作品です。
略歴
大阪府豊中市在住、gallery 176 オーナー、写真家、映像作家
1994年 中国北京電影学院漢語科修了
1996~97年 映画監督原一男作品「映画監督浦山桐郎の肖像」に助監督として参加
2000年 東京工芸大学芸術別科写真専攻修了
2000年 コニカフォト·プレミオ「北京溶解」コニカプラザ(東京)
2000年「からだの学校·コルプス16期展」the deep(監修森山大道)(渋谷)
2001年 第17回3.3坪(ひとつぼ)展「終焉」ガーディアン·ガーデン(東京)
2005~09年 写真専門ギャラリー「gallery 176」運営
2006年「new visions of japanese photography」展 巣雅gallery (上海)
2010年「占領期雑誌フォトスvs現代若者の眼力(めぢから)」展 早稲田大学(東京)
2013年「Landscape of Particle 粒子の景色」展 新潟絵屋(企画石井仁志)(新潟)
2016年 gallery 176 再開企画「176 reborn」(gallery 176)
2017年 よしとみフォトフェスティバル 2017(吉富ノ庄、京都府南丹市)
2017年 写真展「写真素志」(gallery 176)
2017年 TAIWAN PHOTO 2017「複眼凝視」(新光三越、台北市、台湾)
2018年 よしとみフォトフェスティバル 2018(吉富ノ庄、京都府南丹市)
2018年 TAIWAN PHOTO 2018「猫」(新光三越、台北市、台湾)
コレクション:
清里フォトアートミュージアム(2000年、2001年、2003年)
東京工芸大学写大ギャラリー/上海視覚芸術大学/延辺大学芸術学院
作品概要
サイズ:279×356mm
制作年:2002-2007年
メディア:gelatin silver print
松原豊 Local public bath “Sento”
作品説明
日本には独特の庶民文化「銭湯=公衆浴場」という場所が存在しています。私は在住地三重県(伊勢神宮や鈴鹿サーキットのあるところです)に在る銭湯の記録撮影を続けています。施設と経営者の高齢化などで減少の一途をたどっている銭湯ですが、そこは男風呂、女風呂で壁面の絵柄が違っていることも多くデザインとしても面白く楽しい。また古い銭湯には使い続けられた場所特有の(例えば壁面に入ったひび割れたタイルのように)時間経過や生活感を感じさせてくれる部分が多く残っていて施設固有の歴史が刻み込まれています。まもなく消え去ろうとしている日本庶民生活文化「銭湯」の姿を細密描写で記録した写真でお届けします。
撮影 4×5inch大型カメラ、アナログフィルム使用
略歴
1967年三重県生まれ、写真専門学校(名古屋ビジュアルアーツ)卒業後カメラマンアシスタントなどを経てフリーランスになる。現在、三重県津市に在住しながら作品制作をしている。
2013年第62回伊勢神宮式年遷宮(御遷宮対策委員会)記録撮影担当
専門学校名古屋ビジュアルアーツ非常勤講師
公益社団法人日本写真家協会会員
ギャラリー176(大阪)運営メンバー
私設 写真好学研究所所長(三重県津市美里町)
gallery0369(三重県津市美里町)オーナー
写真集、本:
2011年写真集「村の記憶」(月兎舎)出版
共著:
2012年写真集「生きる」 – 東日本大震災から1年 – (公益社団法人日本写真家協会編)
2015年植島啓司氏(宗教人類学者)との共著「伊勢神宮とはなにか日本の神は海からやってきた」(集英社ビジュアル新書、撮影担当)
個展:
2011年 写真展「村の記憶」(新宿、大阪ニコンサロン)
2011年 写真展「路地の湯」(HCL名古屋ギャラリー)
2017年 写真展「Local public bath”Sento”」(gallery176、大阪)
2018年 写真展「青森」(gallery176、大阪)
2019年 写真展「EURASIA 2004 winter」巡回展(gallery176、大阪/HCL Nagoya Gallery、名古屋)
グループ展:
2012年 写真展「生きる」 – 東日本大震災から1年 -(公益社団法人日本写真家協会/東京、仙台、ドイツPhotokina)
2017年 TAIWAN PHOTO 2017 「Local public bath“Sento”」 新光三越(台湾・台北)
2018年 TAIWAN PHOTO 2018「Local public bath“Sento”」/「恐山」新光三越(台湾・台北)
2019年 1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展 「gallery 176 写真家6人|それぞれの視点、それぞれの世界」「Local public bath“Sento”」( 1839當代藝廊/台湾・台北)
連載:
ムロウノクニ(KUMANO JOURNAL)
賞:
2012年「村の記憶」三重県津市文化奨励賞受賞
2012年「村の記憶」林忠彦賞候補最終ノミネート
webサイト:
https://www.matsubara-yutaka.com
作品概要
サイズ:20×24 inch
制作年:2006-2017年
メディア:Type C print (Lambda Print)
西川善康「in the garden」
作品説明
英語の”garden”という言葉の語源は、古代ヘブライ語の防御するという意味の”gan”と、悦び(よろこび)、愉しみ(たのしみ)という意味の”eden”です。いわば、庭園(garden)とは、「安全で快適な場所」であり、「人間にとっての理想世界」をイメージさせるものです。(参考文献:進士五十八(しんじ・いそや)著「日本の庭園 」)
私は、その庭園(主に日本庭園)で、歩き回りながら写真を撮り続けています。園路をひたすら歩き、立ち止まり、再び歩く、それを繰り返します。歩くにつれて視線が移動し、視野が変わり、新たな風景が見えてきます。その途中で、見え隠れする樹々や石、苔、突然現れる水の流れなど、その場その場の風景を切り取っています。
この作品は、理想世界である庭園で、私が自らの内なる美意識を信じ、美しい、心地良いと感じて切り取った、理想的な風景の断片です。
略歴
1967年 福井県鯖江市生まれ
1990年 千葉大学園芸学部造園学科卒業
1990〜1996年 総合建設コンサルタント、造園設計事務所等にて、公園や屋外空間の計画、設計等を行う
1996〜1999年 青年海外協力隊員 としてフィリピンに赴任:ダバオ市のUniversity of Southeastern Philippines にて造園(大学のキャンパス拡張計画)に関する指導を行う
2000年〜 フリーで主に写真撮影、ビデオ撮影及び編集、web及び印刷物デザイン等を行う
2010年〜 京都の造園会社の依頼により、日本庭園の写真及び映像撮影を行う
2016年〜 写真専門ギャラリー gallery 176(大阪府豊中市)に運営メンバーとして参加
個展:
2017年「こどもかるた」gallery 176(大阪府豊中市)
2018年「DAVAO 1996-1999」gallery 176(大阪府豊中市)
2019年「DAVAO 2019」gallery 176(大阪府豊中市)
グループ展:
2016年 gallery 176 再開企画「176 reborn/stones」gallery 176(大阪府豊中市)
2017年 よしとみフォトフェスティバル 2017「yoshitomi – 2017.3.5」吉富ノ庄(京都府南丹市)
2017年 TAIWAN PHOTO 2017「garden materials」新光三越(台北市、台湾)
2018年 よしとみフォトフェスティバル 2018「こどもかるた」吉富ノ庄(京都府南丹市)
2018年 TAIWAN PHOTO 2018「植物 plants」新光三越(台北市、台湾)
2019年 よしとみフォトフェスティバル「DAVAO 1996-1999」吉富ノ庄(京都府南丹市)
2019年 1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展 in Taipei「in the garden」1839當代藝廊(台北市、台湾)
webサイト:
https://mitikusa.net/
作品概要
サイズ:16×16 inch, 16×24 inch
制作年: 2012-2019年
メディア:archival pigment print (inkjet print)
早川知芳「静かの海 Mare Tranquillitatis」
作品説明
海に対峙する釣人のドキュメント。
釣人は何故、海に対峙し続けるのか?
「釣り」から人間を考察する。
略歴
釣人 写真撮影者
1974年生
大阪芸術大学中退
PSJ(公益社団法人)日本写真協会会員(2002年~)
2018年2月よりgallery176運営メンバー
1995年 20歳のときに大学を1年間休学しイスラエルへ行く。
イスラエルで働きながら生活し、のちにパレスチナ自治区などを経由して帰国。
帰国後大学を退学し2000年に南米へ行き1年ほど過ごす。
南米からの帰国後広告写真家の助手を経て独立、現在に至る。
自身が釣人であるので、「釣り」からの人間考察をテーマに写真活動を展開している。
2018年 よしとみフォトフェスティバル 2018(吉富ノ庄、京都府南丹市)
2018年 写真展「静かの海 Mare Tranquillitatis」(gallery 176、gallery2299 和歌山県すさみ町)
作品概要
サイズ:420×594mm
制作年: 2014-2018年
メディア:archival pigment print (inkjet print)