展覧会概要
TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176 交流展
タイトル:「憂鬱のシンデレラ」
作家名:坂東 正沙子
会期
2022年11月8日(火)〜11月20日(日)
休廊日
11月14日(月)
開廊時間
12:00〜19:00
会場
TOTEM POLE PHOTO GALLERY
〒160-0004
東京都新宿区四谷四丁目22 第二富士川ビル1F
■ 東京メトロ丸ノ内線、新宿御苑前駅 2出口より徒歩7分。
■ 東京メトロ丸ノ内線、四谷三丁目駅 2出口より徒歩10分。
■ 都営新宿線、曙橋駅 A1出口より徒歩7分。
■ JR新宿駅、中央東口より徒歩19分。
*本展示の会場は gallery 176 ではありませんので、ご注意ください。
展覧会概要
2022年11月、東京新宿四谷のTOTEM POLE PHOTO GALLERYにてgallery 176メンバーの坂東正沙子が写真展「憂鬱のシンデレラ」を開催致します。
この展示はTOTEM POLE PHOTO GALLERYのメンバー坂本陽さんとgallery 176メンバーの坂東正沙子が交換展示をする企画となります。(2022年7月、gallery 176にて坂本陽さんの写真展「BEAM」を開催致しました。)
≫ TOTEM POLE PHOTO GALLERY展覧会ページ
作品説明
限られた時間にだけ女性になる彼女達。
メイクや服が魔法のように憧れの姿に変え、鏡に写った自分に高揚する。
しかし次第に美への欲求が増していき、羨望や不安、コンプレックスが生まれてくる。
フラストレーションは募り、時には男性でいる事も男性に戻る事も嫌になる。
変身はいつだって完璧ではないし永遠でもない。
現実と理想の間を彷徨う彼女達の表情には何か言葉にできない感情が潜んでいる。
きっとそれが人間たらしめるもので、抱えながら生きているからこそ私には魅力的に映るのだと思う。
坂東 正沙子
コメント
大阪にあるフォトギャラリー、gallery 176とTOTEM POLE PHOTO GALLERYで、定期的に行われている交流展企画。第6弾はgallery176運営メンバーの坂東正沙子さん。
台湾1839當代藝廊でのグループ展、今年2月の富士フィルムイメージングプラザ大阪、4月の新宿ニコンサロンでの個展、i-Dへの作品掲載、神奈川県美術展 美術奨学会記念賞の受賞など、活躍の場を広げている注目の作家です。
彼女の作品には西成あいりん地区の人々を正面から捉えた「成」や、奈良県にある大和川とそこに集まる人々を撮影した「Yamatogawa Riv.」などがあります。
自身に所縁のある場所に通い被写体に声をかけたり、時には話し込みながら撮影されたというこれらの作品は、個人の内面的な部分をみつめつつ、社会で起こっている現象を最前線で表している多角的な作品です。
脚色や誇張が可能な写真というメディアで、彼女の写真からは常に正直さと敬意を感じることができます。その誠実さは彼女の被写体にむけるまなざしを反映しており、日常の美しさや、一人一人がおかれた環境の中で、生きることの尊さを鑑賞者に提示してくれます。
今回展示して頂く「憂鬱のシンデレラ」は被写体である「限られた時間にだけ女性になる彼女達」と、繊細なコミュニケーションを取りながら作られた事が伺える作品です。
「完璧でも永遠でもない」「抱えながら生きているものが魅力的に映る」と語る彼女の作品には、鑑賞者のおかれている属性や枠組み、環境を乗り越え、多くの人の共感を呼ぶ力があります。
美しい作品の数々を、是非会場でご覧下さい。
TOTEM POLE PHOTO GALLERY 坂本陽
展示構成
インクジェットプリント、額装
会期中の作家在廊予定
未定
プロフィール
坂東 正沙子(ばんどう まさこ)
gallery 176 運営メンバー
≫プロフィールは「運営メンバー紹介:坂東正沙子」をご覧ください。
webサイト
https://www.instagram.com/henteko_masako/