展覧会概要

ギャラリー街道 × gallery 176 交流展

タイトル:「洛中洛外観察日記 其の参」

作家名:布垣 昌邦

会期

2023年3月17日(金)〜3月26日(日)

休廊日

3月20日(月)〜23日(木) *金土日のみの開催

開廊時間

13:00〜19:00

会場

ギャラリー街道

東京都中野区中野5-14-5 ハウスポートB1

*本展示の会場は gallery 176 ではありませんので、ご注意ください。

企画

gallery 176 布垣昌邦

展示概要

《街道交流展が始まったきっかけ》 コロナの影響でいくつかの企画展が延期になったときに、gallery 176のメンバー松原さんが街道ギャラリーの主宰である尾仲浩二氏に展示のオファーをされ、gallery 176と松原さんのgallery0369で巡回展が開かれました(尾仲浩二写真展「すこし色あせた旅 Little Faded Trip」)。 その経験から、関西であまり展示することのない街道メンバーにも、gallery 176とgallery0369での巡回展を勧められたのがきっかけです。

gallery 176/ギャラリー街道 鈴木郁子

作品説明

19年前から京都の街を日記を付けるように撮り続けて来て、「この瞬間止めたら面白い写真になるのでは」と思う瞬間にシャッターを切っています。視点としては、人の動きが創り出すフォルムから感じる哀愁の滑稽さを軸とする写真です。求めているのは、被写体との距離を取る事により現れる人のフォルムであったり動きで、「この人ここで何をしているのか?」と疑問を感じた時の単純な写真としての面白さを求めているのかもしれません。

時を経て今改めてその写真を見返して見て思う事は、写っている被写体(人のフォルム)が自分自身を投影しているように感じるようになり、京都の街の創り出す空間に以前居たような感覚になる事が多くなってきた所です。被写体への自己投影とここに居たという既視感(記憶)が京都に脚を向かわせている事に気付かされました。 続けている事で時間を超えてくる写真(見ていて飽きない)とは何か考えさせられます。その結果、北斎漫画に人の動きが創り出すフォルムから感じる哀愁の滑稽さに時間を越えうる可能性があるのではと思い今に到っています。この先もこの作業を持続させていくのですが、その時間をも越える写真とは何か求め続け、京都の街の日常的風景の中で人と空間を撮り続けていきたいです。 

展示構成

ゼラチンシルバープリント 大四切

 

プロフィール

布垣 昌邦(ぬのがき まさくに)

gallery 176 運営メンバー

≫プロフィールは「運営メンバー紹介:布垣昌邦」をご覧ください。