展覧会概要

ギャラリー街道 × gallery 176 交流展

タイトル:「グラウンド・ダイバー」

作家名:小松 宗光

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年4月7日(金)〜4月18日(火)

休廊日

4月12日(水)、13日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康

展示概要

 ギャラリー街道 × gallery 176交流展企画第二弾 小松宗光写真展「グラウンド・ダイバー」を開催します。

 小松さんは、私と同年代で、デザインを学ばれ、ご自身でで写真集を多数デザインして刊行されていたりと、自分と共通する部分が多く、お会いする前から親近感を感じていました。作品も、国内、海外の都市のスナップを多数撮られており、都市を撮り歩く目線、間合いなどが、私と似ている気がします。

 今回は、東京の写真をメインにセレクトされるようです。私は、約30年前に東京で働いてた時期があり、都内を撮り歩いていたこともありました。当時とは東京の街も大きく変わっていると思いますが、小松さんが写し取った東京の街を見るのが楽しみです。

西川善康

作品説明

【眼で見る写真・眼の快感】

 私の作品の共通テーマは「眼で見ることの面白さ」です。「眼で見る」って当たり前なのですが、日常では眼に見えた中からその時必要な部分だけを頭が判断把握していることがほとんどで、これは「頭の中の概念で見ている」のだと思います。

 概念や常識が無くては日々の生活がままならいけれど、たまにはちょっと一息、「頭で見る」ことから、わざと道を外れて「眼で見る」探検へ出かけると新しい発見があります。

【都市のスナップ】

 今回の作品は都市の風景、空間、ビルや車を東京での生活圏とプラスちょっと足をのばしたエリアで撮影しています。人と物質と情報が密集した都市の生活では常に無数の光景が目の前を通り過ぎていきます。そのほとんどは無意識に「頭で見ていた」だけの記憶にも止まらない場面です。

 私はカメラを手に歩き、日常では必要とされていない視点で周囲を見て、それまで気づいていなかったワンシーンとの出会いを楽しんでいます。人には皆それぞれ自分の見えている世界があり、一人ひとりの中でも意識が変われば別の世界が見えてくる。世界はいつでも自分と誰かのパラレルワールドだと思います。

【地上のダイバー】

 タイトルの「グラウンド・ダイバー」は水の中で視覚を頼りに探検するダイバーのように、都市を眼で探検する姿をイメージした造語です。2014年、Gallery美0(大阪)の個展で初出。2020年から再び写真展と写真集のタイトルとして掲げています。

 本展は2008年から2022年にかけて撮影発表してきた作品に新作を加えた、都市景観写真「グラウンド・ダイバー」シリーズのベストセレクトを展示します。

小松宗光

展示構成

調整中

 

会期中の作家在廊予定

作家小松さんは、4月7日(金)〜9日(日)、14日(金)〜18日(火)に在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

プロフィール

小松 宗光(こまつ むねみつ)

1968年、神奈川県川崎市生まれ。
桑沢デザイン研究所パッケージデザイン研究科卒業。
2008年、写真ワークショップ「街道塾」参加。
現在、写真自主ギャラリー「Gallery街道」メンバー。
都市風景をモチーフにした作品の発表を継続中。
写真集「Finder」シリーズをVol.20まで刊行。

webサイト

https://www.komatsumunemitsu.com/

 

ギャラリー街道

街道は東京を拠点に活動しているインディペンデントパブリッシャー&ギャラリーです。

2016年8月にギャラリーを再開、中野駅から徒歩5分のスペースにギャラリーと小さなブックショップがあります。

メンバー個人写真集も精力的に制作中。国内外問わず様々な写真集イベントにも参加。

https://kaidobooks.jimdofree.com/