松原豊写真展 Local public bath “Sento”

© Matsubara Yutaka / Local public bath “Sento” /Ikezawayu2020

展覧会概要

タイトル:Local public bath “Sento”

作家名:松原 豊

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年12月4日(金)〜12月20日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

お知らせ
12月18日〜20日の最終週は開催することとなりました。

開催日変更のお知らせ:COVID-19新型コロナウイルス感染症感染者拡大と作者在住地から他県への移動自粛を受けて第2週を休みとしました。12月7日(月)から17日(木)まで閉廊となります。18日以降第3週の開催についてはまた改めてお知らせ致します。以下の情報は変更後の開催予定日を記載しております。

12月7日(月)〜17日(木) *通常と休廊日が異なります(金曜、土曜、日曜のみの開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 松原豊

開催概要

2020年7月にgallery 176の交流展としてTOTEM POLE PHOTO GALLERYで開催した松原豊写真展 2020 Local public bath “Sento”をgallery 176で開催します。

作品説明

日本には独特の庶⺠文化「銭湯=公衆浴場」という場所が存在しています。私は在住地三重県(伊勢神宮や鈴鹿 サーキットのあるところです)に在る銭湯の記録撮影を続けています。施設と経営 者の高齢化などで減少の一途 をたどっている銭湯ですが、そこは男風呂、女風呂で壁面の絵柄が違っていることも多くデザインとしても面白く楽しい。また古い銭湯には使い続けられた場所特有の(例えば壁面に入ったひび割れたタイルのように)時間 経過や生活感を感じさせてくれる部分が多く残っていて施設固有の歴史が刻み込まれています。まもなく消え去ろうとしている日本庶⺠生活文化「銭湯」の姿を細密描写で記録した写真でお届けします。

撮影 4×5 inch大型カメラ、アナログフィルム使用 、一部デジタルカメラ使用

展示構成

20インチ×24インチ(額装)作品 20数点展示予定

制作年:2006-2020年
メディア:インクジェット出力プリント(プリント制作 Labo0369)

 

会期中の作家在廊予定

作家松原は全日在廊予定です。在廊予定が変更になる場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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写真を観る会 #5

*2018年7月開催の「写真を観る会」の様子

イベント:写真を観る会 #5

*今回はイベントのため、写真の展示はありません。

開催概要

 gallery 176運営メンバーの布垣が、作品作りをしているが作品発表の場が無い方、発表方法がわからない方等の作品を拝見し、作品作り、展覧会開催などのアドバイスをします。参加された方は、gallery 176での写真展開催(メンバー布垣の企画として、費用は別途必要)の可能性があります。

開催日

2020年11月23日(月・祝)

企画

gallery 176 布垣昌邦

 

「写真を観る会 #5」募集内容

開催日

2020年11月23日(月・祝)

開催時間

13:00〜/14:00〜/15:00〜/16:00〜/17:00〜(5回開催、各回30〜45分程度)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)
大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

募集対象

個展開催未経験(グループ展参加はOK)の若手、中堅の写真作家(作家志望含む)、年齢不問、ただし自ら作品を制作している方

*「写真を観る会」開催中は、記録及び今後の広報のために写真、ビデオ撮影を行います。その際、参加者及び参加者の作品が写り込む場合があります。もし、写り込みを希望されない方は、開始前にお申し出ください。

参加費

1,500円(要予約)

*30歳未満の方は参加費を1,000円に割り引きさせていただきます。

定員

各回 1名

参加者にご用意していただくもの

各自の作品、作品はキャビネ(2L)〜六つ切り(A4)サイズ程度で20〜25枚程度(個展が開催できる枚数)。作品はファイルに綴じていても構いませんが、机に作品を全てを並べて観る予定なので、すぐに取り出せるようにしておいてください。作品はデータは不可で必ずプリントで持参して下さい。作品は個展開催を想定してまとめたものが望ましいです。

担当

布垣昌邦+ギャラリー運営メンバー

申込み方法

こちらのフォームからお申し込みください。

≫ お申し込みフォーム

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尾仲浩二写真展「すこし色あせた旅 Little Faded Trip」

©︎ Koji Onaka

展覧会概要

タイトル:「すこし色あせた旅 Little Faded Trip」

作家名:尾仲 浩二

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年11月6日(金)〜11月17日(火)

休廊日

11月11日(水)、12日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

開催概要

尾仲さんと私(松原)は2007年の名古屋中京大C・スクエアでの企画展で初めて顔を合わせました。そのとき野村恵子さんと一緒に三重の私の家に泊まっていただいたことがお酒を酌み交わすようになった出発点。以後お互いの写真展に足を運んだり運んでもらったりという時間を重ねています。併せてメンバーである鈴木が尾仲さんの主宰するギャラリー街道のメンバーであることもきっかけとなり、今回の写真展が実現することになりました。 今回の展示ではコロナ禍の中、約20年前に撮影してすでに退色をはじめたネガカラーフィルムからプリントした作品を展示し、同タイトルの写真集も販売致します。 尾仲さんはこれまでたくさんの写真集も制作されています。それらの写真集も写真展会場でご覧になれます。尾仲浩二ワールドをどうぞご堪能ください。

*今回の展示は大阪 gallery 176と三重 gallery0369 (2020年11月20日(金)〜22日(日)、27日(金)〜29日(日))の巡回展となります。

gallery 176 松原豊(本企画担当)

作品説明

2020年どこにも行けなかったこの春、暗室に籠って古い旅の写真をプリントしました。

20年ほど前のネガカラーフィルムはすでに退色が始まっていましたが、その微妙な色合いが面白く、いい感じだったので写真集にすることにしました。

また自由に旅ができる日が早く来ることを願って。

尾仲浩二

展示構成

ネガカラープリント(サイズ350x235mm)21点

 

会期中の作家在廊予定

作家尾仲さんは、11月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)に在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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坂東正沙子写真展「RESIDUES」

© Bando Masako

展覧会概要

タイトル:「RESIDUES」

作家名:坂東 正沙子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年10月23日(金)〜11月3日(火)

休廊日

10月26日(月)~10月30日(金)  *通常と休廊日が異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 坂東正沙子

ステートメント

飛び散った液体の粒や掠れた線は生きた証のような残滓だ。

私はそこに“何か”を感じる。

儚さや虚しさ、或いは痛みや哀しみのようなものかもしれないが、それが何なのか知る必要はない。

衝動の熱量と激しさを纏った動きのダイナミズム、そして物質が生む偶然の美しさに、ただただ魅了される。

それだけで十分だ。

写真によってその場所から切り離し、この名もなき“何か”をここに提示したい。

展示構成

インスタレーション

 

会期中の作家在廊予定

作家坂東は全日在廊予定です。在廊予定に変更がありましたら、Facebook等でお知らせします。

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波多野祐貴写真展「Unveil」

©︎ Yuki Hatano

展覧会概要

タイトル:「Unveil」

作家名:波多野 祐貴

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年10月9日(金)〜10月18日(日) *会期最終日の曜日が通常と異なります(金土日のみの開催です)

休廊日

10月12日(月)〜15日(木) *休廊日が通常と異なります

開廊時間

11:00〜19:00  *開廊時間が通常と異なります

企画

gallery 176 波多野祐貴

作品説明

幼い頃、家族は既に寝静まっているのに、自分ひとりだけ寝付けない夜がたびたびあった。
そういう時は心細くなって、布団をぎゅっと掴み、頭を隠して時間が過ぎるのをじっと待つ。
暗くて狭い部屋のなか、押入れの襖から発せられる視線と、他者の息づかいが静寂のもとに充満する。
私が抱いていたのは闇夜への怖さというよりも、
太陽のもとで意味をもっていた事物から、既知の意味が光とともに消失することへの恐怖心だったように思う。
巨大な団地に圧し潰されそうに据えられた小さな部屋のなか、たった一人、瞼の裏の意識を保つことは恐ろしかったし、
永遠に続くかのような夜がいつどうやって朝に生まれ変わるのか、まだ知らなかったのだ。

今回展示する写真は2016年頃から、日本、海外を含めた様々な場所で撮影してきたものだが、
土地の個別性を排除したところに立ち現れる社会空間を捉えようとした。
脈絡もなく断片的に切り取られた空間と人物は、その内に異相を隠し持っているかのようだ。
大きな物語への指向、誰かから与えられた欲望、錯綜しながら氾濫する情報。
どこへ出掛けてもそれらは変わらず、視線を巧みに躱(かわ)しながら社会の中に蔓延り、静かに浸蝕している。
私はそれらを視覚的メタファーを用いて表象することを試みた。

『Unveil』という言葉には、”ヴェールを取る”という意味と、そこから派生して”正体を現す”という意味がある。
それまで確かにそこに存在していたのに人の目に触れなかったものが、ヴェールを取り除くことで姿を現す。
境界が取り払われるその前とその後で、何かが反転し、新しいイメージが生成される。

暗黙のうちに視界を覆うヴェールを取り払って凝視しようとするとき、
昼と夜の境目が溶け合い、昼が昼でなくなり、夜が夜でなくなることだろう。

展示構成

アーカイバルピグメントプリント、インスタレーション

 

会期中の作家在廊予定

作家波多野は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

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早川知芳写真展「台湾疾風録 108/109」

(c) HAYAKAWA Tomoyoshi

展覧会概要

タイトル:「台湾疾風録 108/109」

作家名:早川 知芳

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年9月25日(金)〜10月6日(火)

休廊日

9月30日(水)、10月1日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 早川知芳

作品説明

2019年(中華民国108年)8月から2020年(中華民国109年)2月までの約半年間に6回台湾を訪問し、都合約6週間の滞在中に、主にiPhoneで撮影した、ありふれた台湾の「記録」です。

iPhoneというデバイスを使う事によって、傍観者、通過者、あるいは意識されない「誰か」となり、ふらふらと、人混みの中、地下鉄車内、街角などを歩いて擦過(撮影)し続けました。

誰しもが手にするデバイスで、誰しもが撮りえるような、ごくありふれた、ある意味「私のない写真」、詠み人知らずの「雑歌」的写真の集積を目指しました。

昨今の大量に撮影され大量に流通し大量に消費されて、すぐに忘れ去られるSNS写真(画像)と全く何の変わりも無い、もはや撮影者が誰であってもかまわない(Unknown)写真だと自覚しながらも、それこそが「記録」(或いは本態的な姿)としての写真なのでは?と思考し、その集積の先に何かが実体化するであろうと思いながら、ただ疾風の如くに台湾を擦過しました。

日本から毎年夥しい観光客が押し寄せ、経済的文化的交流も盛んな、日本と国交の無い「国」台湾の、ある日ある場所ある瞬間の「記録」です。

展示構成

インクジェットプリントによる展示、A3サイズ156点。

 

会期中の作家在廊予定

作家早川は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

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KUAD Photography 2019 graduates 写真展「KUGIRI」

展覧会概要

タイトル:「KUGIRI」

出展作家名:KUAD Photography 2019 graduates

狩野明茂カルオマチコ児島貞仁児玉大輔下良隆彦高林直澄(京都造形芸術大学美術科写真コース 2019年度卒業生)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年9月12日(土)〜9月22日(火) *通常とは会期初日の曜日が異なります

休廊日

9月14日(月)〜17日(木) *通常とは休廊日が異なります

開廊時間

13:00〜19:00(初日 9月12日(土) は15:00〜/最終日 9月22日(火) は17:00まで)

企画

gallery 176 西川善康、友長勇介

展覧会概要

 この展覧会は京都芸術大学(当時京都造形芸術大学)通信写真コース2019年度卒業生50名ほどの中から集まった有志6名による展覧会です。

 COVID-19の感染リスクにより、卒業制作展ができなくなっている写真コースの卒業生たちに対して、仕方がない事態とはいえ、教員として申し訳ない気持ちでいっぱいになっていました。卒業制作の過程で、展示や額装などの具体的なプランの提出を課題とし、実際に発注し終わって展示を待つだけだった学生も多々いたためでもあります。そのような中、東京ではIG Photo Galleryが、そして大阪ではgallery 176からお声がけいただき、それぞれに展覧会の場をもつことができました。本当にありがたいことと感謝し申し上げます。

 彼らが最初の代表作として、また小さな作家としての第一歩を刻む、重要な展覧会でもあります。人生の途上にして様々な経験や背景をもった中で写真に取り組み始めた彼らには、写真を学ぶべき、また写真で作品をなすべき理由と衝動があったはずです。そののっぴきならない念慮や思考の過程から、彼ら自身でなければならないものを引き出せればと、助言する側も苦闘を続けてきました。彼らが彼ら自身の鉱脈を探り当てたかどうか、それはまだわからないかもしれません。ただ、それを探し続ける気概と忍耐力と問題意識だけは持ち続けてくれたものと思っていますし、そのことは何よりもそれぞれの作品に現れているものと信じます。彼らの始まりの目撃者となっていただけますよう。私も楽しみにしています。

勝又公仁彦(美術家/写真家・京都芸術大学准教授)

 

 2月末からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、多くの学校で卒業式や入学式が中止となりました。京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)通信教育部芸術学部美術科写真コースでも、卒業制作展と卒業式が一旦8月に延期になり、その後、8月の卒業式はオンラインでの開催に変更、卒業制作展は開催中止となってしまいました(今後開催するかどうかは未定)。2019年度の卒業生は、準備していた卒業制作が発表できないまま半年が過ぎ、「卒業」という区切りをつけられず、次のステップに進めず立ち止まっている方も多いと聞きます。

 gallery 176でも、9月に予定していたドイツの写真家の展示が、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となってしまい、9月前半の展示予定が無くなってしまいました。コロナ禍で空いてしまった展示空間は、同じくコロナ禍で展示場所を失ってしまった方に使ってもらおうと考え、京都造形芸術大学の卒業生にギャラリーを使っていただくことにしました。京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)通信教育部芸術学部美術科写真コースは、私(西川)が2019年度から添削の一部をお手伝いしており、勝又公仁彦先生や2016年度卒業生の榎本八千代さんにも展示していただいた関係もあり、声を掛けた次第です。

 2019年度の卒業生の6人には、今回の展示で一旦作品制作に「区切り」をつけ、次にステップに進んで行って欲しいと思います。

西川善康(gallery 176 )

 

 令和初、そして京都造形芸術大学最後の卒業となった2019(令和元)年度卒業生である私たち。コロナ禍の中延期となった卒業式と卒業制作展。8月、再び感染者の増える中で卒業式はオンライン開催、そして卒業制作展は”8月の開催は”中止となってしまいました。延期が決まってからの約半年、時期をずらしても卒業式や展示ができる喜びと、8月本当に開催できるのかという不安の入り交じった時期を過ごした上での現状に、なかなか気持ちのけじめがつかない、やり場の無いもやもやの中で、あるはずだった区切りを付ける事が実はとても大切な意味を持つのではないかと考えました。

 幸いにしてgallery 176さんより、卒業生有志による写真展開催を提案していただき、この度6人による卒業制作を基にした写真展を開催することとなりました。展覧会のタイトルを考えるにあたり、卒業というタイミングについて考えました。卒業とはゴールであったりスタートであったり、人によってその意味や強さは様々です。そこで時間や所在を純粋に区切るということで、展覧会のタイトルを“KUGIRI”と名付けました。そして今、その区切りを付ける時がやってきました。

 こんな、私たちのKUGIRIに、しばしお付き合い下さい。

高林直澄(「KUGIRI」出展者幹事)

 

会期中の作家在廊予定

作家は、会期中交替で在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

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井上雄輔写真展「CONTAINERS」

©︎ INOUE Yusuke

展覧会概要

タイトル:「CONTAINERS」

作家名:井上 雄輔

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年8月28日(金)〜9月8日(火)

休廊日

9月2日(水)、3日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

開催概要

 井上雄輔さんと初めてお会いしたのは、昨年11月に gallery 176で開催された金村修さんの「voodoo doughnut」展の搬入の時でした。小松浩子さんと黙々と搬入作業を完成させていく井上さんの姿に圧倒された事を昨日のように思い出します。話をしていくうちに40歳の同い年という事が分かり、共に中堅作家として写真の世界の土台部分を支えていくべく踏ん張らなければならないという話をした事を覚えています。井上作品に触れるにつれ、物事に取り組む姿勢と熱量に狂気さえも感じるほどで、金村さんの次にその井上さんの展示を大阪で出来る事をとても嬉しく思います。

gallery 176 布垣昌邦

作品説明

 コンテナシリーズの写真は、すべて走行中のコンテナを側面から撮ったものだ。撮影地は主に東京都内。都心に張り巡らされた首都高道路を走る牽引されたコンテナを、高速シャッターで静止させて撮影する。都市の中に突如現れる巨大な箱。そんな非現実的な光景は、我々が普段意識していないだけで、日常的にありふれた、当たり前の風景である。

 現代のコンテナによる物流は1950年代にアメリカで生まれた。58個のコンテナからスタートし、規格の標準化、ベトナム戦争での特需などを経て、2018年には2億TEU(TEUはコンテナを数えるための単位。1TEU=20フィートコンテナ1個分)を超えた。コンテナが運用される以前は、商品の材料の調達から製造までの距離を短くして、運送コストを抑えることが優先させていたが、コンテナによる輸送が誕生してからは世界のどこでも安価で正確な輸送が可能になり、流通システムは大きく変化した。東京の街にも、世界中の運送会社のロゴが描かれたコンテナが日々行き来し、現代の流通を支えている。

 コンテナによる流通は合理的である。輸送元でコンテナに物資を詰め込み、封をする。木材、中古家電、小麦粉、鉄くず。コンテナは識別番号のついた規格サイズの箱として扱われ、中身の差異による手間を省き、スムーズに目的地まで運ばれる。 だが、そのコスト優先の合理性には、欠点もある。例えば、放射性物質を仕込んだ爆弾や、違法薬物が積まれたり、不法入国のために人間が潜り込むこともあるだろう(もちろん、それらのリスクは港で検査されているが)。日本では、ヒアリという危険な外来生物がコンテナによって運び込まれるという問題が話題になった。コンテナの合理性はグローバリゼーションに多大な恩恵を与えたが、国家、地域間の防衛網を素通りしてしまうリスクも孕む。コンテナは中身の見えない、ブラックボックスである。当然、撮影している私自身も、そのコンテナに何が入っているかはわからない。撮影によって写るのは、コンテナという現代社会における流通のシンボル。そして、利便性とトレードオフになっている、物流の隠蔽性や不透明さである。

 私がコンテナの撮影を始めたときは、単なる造形的な魅力に惹かれただけで、コンテナというものがどのような役割を担っているものなのかすら知らなかった。だが、制作を続けていくと、今まで見えなかったものが見えてくる。同じ場所で一日撮影していれば、何時頃に多くのコンテナが走るのかがわかる。コンテナを撮影した場所を地図に点として書き込んでいけば、それはやがて線になり、コンテナの経路が可視化できる。

 写真は、絶対的なルールを用いて撮影を続けていくと、相対的に変化していくものが写り込んでくる。私がコンテナの撮影を始めて5年ほどだが、たった数年前の写真でも、撮影当時とは背景が変わり、同じ写真は撮れない場所が生まれている。コンテナを撮っていたはずなのに、変化する都市が勝手に写り込んでくる。これは、撮影のターゲットはコンテナという「物体」だが、実際に写り込んでいるものは、街の中をコンテナが走っている「状況」あるいは「状態」だからである。

 コンテナという箱を撮影し続ける行為により、変容していく都市が写り、それを下支えする、世界を繋ぐ流通の軌跡が写る。「CONTAINERS」の写真群は、ミクロの視点からマクロな都市像を写すのである。

井上雄輔

展示構成

B0パネル、A2ブック展示

 

会期中の作家在廊予定

作家井上さんは、8月28日(金)、29日(土)、30日(日)、9月8日(火)に在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

8月29日(土)の開廊時間について

8月29日(土)は、トークイベント開催のため、17:30以降はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、17:30までにお越しください。

*当日は、17:30に一旦ギャラリーをクローズし、17:50からトークイベントの受付・入場を開始します。

gallery 176の感染防止対策に関して

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鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」

©︎ IKUKO SUZUKI

お知らせ

4月10日より予定しておりました鈴木郁子写真展はコロナ感染拡大による外出自粛の要請、ならびにご来場の皆様の安全のために延期いたします。

新たな日程が決まりましたら、こちらでお知らせいたします。

皆さまの、ご健康と1日も早い事態収束を願い、gallery 176でお会いできる日をお待ち申し上げます。

鈴木郁子

*延期していた鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」を、6月19日(金)〜6月30日(火)に開催します。

*作家の都合により、鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」を、8月14日(金)〜8月25日(火) 8月23日(日) に再延期します。

展覧会概要

タイトル:「奄美 1/2 (half)」

作家名:鈴木 郁子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年8月14日(金)〜8月23日(日) *会期最終日が通常とは異なります

*4月10日(金)〜4月21日(火)から開催日を変更
*6月19日(金)〜6月30日(火)から開催日を再変更

休廊日

8月17日(月)〜20日(木) *休廊日が通常とは異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 鈴木郁子

作品説明

「フィルムカメラ・旅写真」がこれまで1番多く展示にまとめた方法だった。

今回、約3年ぶりに展示を見据えた旅計画を立て、行き先を奄美に決めた。

初めて訪れる地で感じた物・事を一瞬に収めるにはと考え、コニカFT-1プロハーフというハーフサイズカメラで撮影した。

36枚撮フィルムの頭から最後まで撮ると72カット。

コンタクトシートをみると至極個人的選択によって集合した奄美が現れた。

展示構成

タイプC カラープリント プリントサイズ 11×14
インクジェット出力 A0

関連展示

鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」

会場:Gallery街道|東京都中野区中野5-14-5 ハウスポートB1
会期:2020年3月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)
開廊時間:13:00〜19:00

 

会期中の作家在廊予定

作家鈴木の在廊予定は、8月14日(金)〜16日(日)、23日(日)です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

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甲斐啓二郎写真展「Charanga」

© Keijiro Kai

展覧会概要

TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176交流展

タイトル:「Charanga」

作家名:甲斐 啓二郎

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年7月31日(金)〜8月11日(火)

休廊日

8月5日(水)、6日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

展示概要

 TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176交流展企画第三弾として、TOTEM POLE PHOTO GALLERY運営メンバー甲斐啓二郎さんをお招きして写真展を開催します。来年にはgallery 176運営メンバー友長勇介がTOTEM POLE PHOTO GALLERYで展⽰を予定しています。

 甲斐さんとは、TOTEM POLE PHOTO GALLERYメンバーの広瀬さんのgallery 176での展示の時に、初めてお会いしました。その晩、TOTEM POLE PHOTO GALLERYメンバーの淵上さんも合流し、写真について終電が無くなるまで語り合った日から2年。甲斐さんの写真展を開催する事ができて嬉しく思います。

gallery176 友長勇介

作品説明

 毎年5月3日、聖十字祭の日にボリビアのマチャで行われるTinkuを撮影したものである。Tinkuとはケチュア語で「出会い」を意味し、各集落の男達が力を競い合うケンカ祭りであり、男女の出会いの場でもあった。地元の老人によると、インカ帝国以前にはすでに行われていたとのことだ。

 マチャ周辺の各集落が、ケーナやチャランゴといった民族楽器で音楽を奏で、歌い、踊る。「僕らは醜くなんかない」と歌っていた時、彼らが味わった歴史を考えずにはいられない。そうして、広場を練り歩き、他の集落とぶつかった時、素手での殴り合いが始まる。死者が出ることもあるという程の激しいケンカ祭りである。血が流れるまで殴り合い、その血を母なる大地の神パチャママ(Pachamama)に捧げ、豊作を祈るのである。

 今まで撮影した「格闘の祭事」で、偶発的におこる素手での殴り合いは目にしてきた。素手で顔面を殴るという行為は、祭事のルールとして禁止されていなくても、人の倫理としてそうそう起こるものではなかった。ただ、Tinkuに関しては「殴る」という行為がルールである。また、殴られることによって血を流す事が良しとされる。血を流す事が目的のひとつであるために、血が出やすい顔面を殴るという事をしているのかとさえ思う。

 それは倫理以前の人間の姿を見るようで、今まで撮影してきた「格闘の祭事」の中で、Tinkuは最も恐怖を感じた。

 どの祭事においても、参加する者に何故闘うのか?と問うてもあまり意味がない。「それがそこにあるから」という様な答えが返ってくるだけだ。他の祭事での話になるが、会話の中で興味深い言葉があった。季節感(風向きや日差しなど)や街の喧騒などの情感で、そろそろ祭りが来るなと思うそうである。まるで祭りの方から向かってくる様な言い回しで。

 祭事は、先人たちの霊魂、神そして自然の様々な精霊たちとの対話の場である。「祭事」を「自然」もしくは「神」と置き換えて、「向かってくるもの」と考えると、「格闘の祭事」は「自然の猛威」とみる事も出来る。「自然の猛威」が差し迫った時、我々人間はその困難に立ち向かい必死に生きようとするだろう。何しろ自分の生死、実存の問題であるのだから。

 先に「倫理以前の人間」と書いたが、この困難や恐怖を乗り越えた時、まさにその瞬間、我々人間は倫理や道徳を手に入れてきたのではないか。もしそうであるならば、「格闘の祭事」は、“人間たらしめる生きるための闘い”である。

 Tinkuの中で歌われていた「僕らは醜くなんかない」という歌は、スペイン占領時代を歌ったものと考えられるが、彼らは流れる血をみて、自己の生を実感したに違いない。

 それが得られる場、その実践的経験の場が、これらの祭事であり、先人達の知であり、自然や神からの恵みなのかも知れない。

展示構成

ピグメントプリント約 15点(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家甲斐さんの在廊予定は8月1日(土)〜3日(月)、8日(土)〜11日(火)です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

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