写真を観る会 #4

*2018年7月開催の「写真を観る会」の様子

イベント:写真を観る会 #4

*今回はイベントのため、写真の展示はありません。

開催概要

 gallery 176運営メンバーの布垣が、作品作りをしているが作品発表の場が無い方、発表方法がわからない方等の作品を拝見し、作品作り、展覧会開催などのアドバイスをします。参加された方は、gallery 176での写真展開催(メンバー布垣の企画として、費用は別途必要)の可能性があります。

開催日

2020年1月12日(日)

企画

gallery 176 布垣昌邦

 

「写真を観る会 #4」募集内容

開催日

2020年1月12日(日)

開催時間

13:00〜/14:00〜/15:00〜/16:00〜(4回開催、各回30〜45分程度)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)
大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

募集対象

個展開催未経験(グループ展参加はOK)の若手、中堅の写真作家(作家志望含む)、年齢不問、ただし自ら作品を制作している方

参加費

1,500円(要予約)

定員

各回 1名

参加者にご用意していただくもの

各自の作品、作品はキャビネ(2L)〜六つ切り(A4)サイズ程度で20〜25枚程度(個展が開催できる枚数)。作品はファイルに綴じていても構いませんが、机に作品を全てを並べて観る予定なので、すぐに取り出せるようにしておいてください。作品はデータは不可で必ずプリントで持参して下さい。作品は個展開催を想定してまとめたものが望ましいです。

担当

布垣昌邦+ギャラリー運営メンバー

申込み方法

こちらのフォームからお申し込みください。

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淵上裕太写真展「上野」

© fuchikami yuta

展覧会概要

TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176交流展

タイトル:「上野」

作家名:淵上 裕太

会期

2019年12月6日(金)〜12月17日(火)

休廊日

12月11日(水)、12日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 松原豊

概要

 TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176交流展企画第⼆弾として、TOTEM POLE PHOTO GALLERY運営メンバー淵上裕太さんをお招きして写真展を開催します。来年7⽉にはgallery 176運営メンバー松原豊がTOTEM POLE PHOTO GALLERYで展⽰を予定しています。

 淵上さんは、松原が⾮常勤講師を務めている専⾨学校名古屋ビジュアルアーツの教え⼦になります。在学時から⼈物、特に「なかなか声をかけづらいのではないか?」と思われる⼈達に実直に向き合いながら撮影を進めること、⾃分でプリント制作することにこだわっていて、卒業後もその⽅法を変えずに作品制作を続けている教え⼦の中では数少ない写真家だと認識しています。

 今回、卒業後東京に就職してから撮影をはじめた上野公園で撮影された⼈物たちの写真シリーズを、関⻄初の写真展としてgallery 176で開催致します。⽇常あまり⽬を向けない⼈たちに声をかけながら向けた淵上さんの視線。その視線から⽣み出される⽩⿊写真の中にある「ひとりひとりの個人」という存在感を展⽰会場で確かめていただければ幸いです。

gallery176 松原豊

作品説明

ほかの人間が存在し

僕以外の人間がRPGのキャラクターでも通りすがりの影でもない。

一人の人間として存在していることを強制的に本能に訴えかけてきた。

僕は、世界に一人しか存在しないのではないか?

確かめるため、

息をするために

人と関わり撮影をしてきた。

上野は、人が人として存在している。

安らかな気持ちを与えてくれる。

夕陽に照らされた池の蓮

風に揺れる一枚の花弁

ゆっくり時を刻むごとに水面の輝きを纏っていく

人々もまた変わっていく

いまこの瞬間の『上野』が必要だった

お手製の帽子を被ったおじさん

毎月、10年間上野公園の同じ木を写真に撮りに来る新潟の人

大雪の中、誰もいない公園で『もう少し待ってみる』と笑顔で話す立ちんぼのお姉さん

同じ時を刻む人々の姿

僕は、今東京にいる。

僕たちは今を生きている

 

会期中の作家在廊予定

作家淵上さんは12月6日(金)、7日(土)、14日(土)〜17日(火)に在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

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台湾報告会

TAIWAN PHOTO 2019 搬入〜展示風景

展覧会概要

タイトル:台湾報告会

出展作家

外部作家:鈴木郁子、オノナホヨ
gallery 176 運営メンバー:友長勇介、松原豊、西川善康、早川知芳

会期

2019年11月22日(金)〜11月24日(日)
*通常とは会期が異なり、3日間のみの開催です

休廊日

無休

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

開催概要

 gallery 176は、2017年から台湾最大のフォトフェア TAIWAN PHOTO に3年連続で参加しており、今年2019年は、台北の写真専門ギャラリー 1839當代藝廊と交流展を開催し、1839當代藝廊でもグループ展を開催しました。今後も、gallery 176では、台湾の他のギャラリー等と交流展を計画しており、台湾との交流を続けていく予定です。

 今回は、10月に参加したTAIWAN PHOTO 2019の出展作品の一部、参加者が台湾滞在中に撮影した写真・映像作品の展示・上映を予定しています。また、TAIWAN PHOTO会場の様子、台湾の写真関連の施設(ギャラリー、書店等)の紹介等も予定しています。

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金村修写真展「Voodoo Doughnut」

©︎ Osamu Kanemura

展覧会概要

タイトル:「Voodoo Doughnut」

作家名:金村 修

会期

2019年11月8日(金)〜11月19日(火)

休廊日

11月13日(水)、14日(木)

*11月9日(土)はポートフォリオレビュー開催のため、レビュー参加者、見学者以外の方は入廊いただけません。

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

概要

 gallery 176では、11月8日(金)から19日(火)まで、金村修さんのポートランドとニューヨークでの撮り下ろし約200点の写真と映像を展示します。金村さんの最新の写真と映像が創り出す空間を、ギャラリーで体感していただけたら光栄です。

 誰もが忙しいこの時代に、今一度立ち止まって、金村さんの言葉の意味を考えて欲しいと思います。この展示を大阪で開催し、それを観ることは、日々作品を創り続ける関西の作家や写真に関わる人達にとって、とても意味のあることだと思います。

作品説明

10年ぐらい前のアサヒカメラに、ある台湾の写真キュレーターが、『来るべき言葉のために』の頃の中平卓馬の写真と、森山大道の写真の区別がつかないと笑いながら語っている記事があった。ハイコントラストでブレボケの白黒写真という共通の方法論で撮られたこの当時の二人の写真を見ると、このキュレーターの言っているように、確かにどっちがどっちの写真なのかは分かりづらいし、そもそもは写真で個性が表現できるものなのだろうか。例えばストリート・スナップという括りで、様々な写真家の写真が大量に展示されているのを見たら、どれがどの写真家の写真なのか分からなくなって、最終的にはどれもみんな同じような写真に見えてくるだろうし、森山大道の写真とそのエピゴーネンの区別をつけられるだろうか。エピゴーネンの方が本家よりも上手かったりするので、そこに差異を見出すのはとても難しい。写真は大量生産された工業製品を前提にして作られたものであり、無個性で、区別のつきにくい似たり寄ったりのものしか作れないことをむしろ肯定するメディアだった。“あなたも今日から写真家!”、“誰でも良い写真が撮れる!”という新しいカメラが出る度に示されるカメラ会社の宣伝コピーが如実に表しているように、そのカメラを購入すれば誰でも写真家になれるになら、突出した個性は必要とされないだろうし、誰でも良い写真を撮れるということは、みんなと同じ写真しか撮れないことを意味している。写真は無個性で似たり寄ったりのものしか作れないということをカメラ会社が自社の宣伝コピーで既に語っているのだ。無個性なものしか撮れないカメラを写真家は使っているのだから、写真家の固有名が恩寵のごとく写真に刻印されることほど変はないだろう。固有名詞と対立するのが写真であり、写真はむしろ固有名詞の破壊者であって、複製芸術としての写真はだから、被写体から固有名詞の持つアウラを徹底的に廃棄する。例えば再撮影を例にとると、カメラで再撮影された絵画を見れば分かるように、それはオリジナルの絵画が持っていたアウラを喪失させ、無残で薄っぺらな印画紙にしか見えないように、かつての芸術的アウラを成立させていた“今”、“ここ”という場所と時の一致と一回性を複製芸術は無効にさせる。唯一としての芸術を複製可能なものに変容させることで、その唯一性を複数化すること。複製とはオリジナルの存在からアウラを奪い取る作業であり、複製をその特徴とする写真は、固有名詞が持つアウラを複製化することで徹底的に破壊するだろう。

ポートレート写真の破壊性は、写真が持つその非アウラ的性格を非常によく現している。固有名詞を持った人物が写真に撮られると、その人物の固有名詞性が剥ぎ取られ、二次元ののっぺりとした印画紙としての物質に変容させられる。魂を抜かれたポートレート写真は、その人だけが持っていた固有名詞性を喪失させ、その人そっくりの人が映っている薄っぺらな印画紙でしかなくなるだろう。固有名詞的な要素を徹底的に排除するのが写真であり、対象とそっくりに似ているものを生み出すことができる写真は、現実の人物が持っていた自己同一性を廃棄させる。「背後のないことそのもののあらわれ、軽薄なまでに表面的であることの権利」(宮川淳)。ポートレート写真には、現実の人物の同一性が映っているわけではない。それはただその人に似ているだけで、他には何も映っていない。写真は表面しか写すことができないので、その背後を写すことができないのだ。ポートレート写真のわたしは、わたしにそっくり似ているけれど、本当のわたしではないという現実のわたしとのズレを生み出し、そのズレを拡大することが写真なのではないかと思う。そのズレは本人という自己同一性の領域に回収されるのではなく、どこまでもその領域からズレることなのだ。固有名詞が持っている自己同一性を写真は廃棄するのであり、現実の対象とそっくり同じものでしかない写真には、そのような自己同一性が存在しない。写真はだからみんな同じように見えるだろう。他との差異化を図るために必要とされる個性=自分らしさを成立させるには、自己同一性が必要とされる。けれど写真の自己同一性は、写された対象に存在するので、写真はただそれに似ているだけで、自己を成立させるための同一性を対象に預けている写真には、個性を表出することができない。写真は対象にそっくりなだけで、独自の個性を持つことができないのだ。

現実の対象にそっくりなものが、いまでは現実を凌駕している。観光地の風景を見たときに、まるで写真そっくりだという感想が多いのは、観光地の写真が現実の観光地の風景を乗っ取ってしまったことの証拠であり、散々写真に撮られ、あらゆる場所にそれらの写真が流通させられたことで現実の観光地の風景は、この風景は写真にそっくりだと人々に言われるようになり、現実にそっくりな写真に現実が取って代わられた。それは現実にそっくりなだけで“軽薄なまでに表面的”なものが、現実に取って代わったのだ。68年フランス革命のスローガンだった「想像力が権力を奪う」の“想像力”が、イメージするという意味なら、イメージには必ず現実とのズレが発生する。何かをイメージすることは、何かを正しく再現することではなく、何かからズレてしまうことがイメージすることの本質ではないだろうか。写真のイメージは、被写体そっくりでありながらもそれはただ似ているだけで被写体そのものではない。むしろよく似ているけれど本物ではないということで、写真は被写体からズレつづけるだろう。「想像力が権力を奪う」とは、ドッペルゲンガーが権力を握ることであり、自己同一性を欠いたものが権力を握ることなのだ。それがそれであることの根拠を解体すること。根拠を解体された写真は、他の写真との差異を見出すことができない。差異は、それらのものがそれぞれに違う自己同一性を持つことが前提とされるのだから、同一性を廃棄された写真は全て同じに見えるだろう。

偽札が重罪として国家権力から認定されるのは、貨幣の自己同一性を揺がすことで、貨幣の信用が損なわれるからであり、それが重罪なのは貨幣の同一性が危機に晒されることに対する危機感の表れだ。真似のできない唯一ものと思われていた貨幣が、無限に複製できるのなら貨幣の同一性は維持できなくなる。偽札の流通によって貨幣の根拠が危機に晒さらされるとき、貨幣は単なる紙でしかなくなり、紙でしかない貨幣に対して、あらゆるものと交換できる交換価値を与えた国家の虚構性もまた暴露されるだろう。似ているものは、似ているその対象の同一性を解体するのであり、それは寄生している対象に向けて攻撃を仕掛ける癌のようだ。偽札は本当の貨幣が持つオリジナル性を揺がし、わたしだけが本物なのだというオリジナル性を解体することで、貨幣の根拠の無さを暴露するだろう。他の使用価値を持った商品と違って使用価値を持っていない貨幣は、あらゆるものと交換できるという交換価値しか持つことができない。貨幣には本来根拠が存在しないのであり、それ自身によって価値を決定することができず、貨幣の価値は常に外側から与えられる。貨幣の存在価値は、己が持っている使用価値ではなく、国家という貨幣の外部が介入することによって、これはあらゆるものと交換可能な商品であるという交換価値を刻印され生み出されたものだ。偽札は貨幣の持つ国家によって刻印された同一性を破壊するだろう。偽札の流通はそのような価値を付与する国家の同一性もまた根拠がないのではないかという疑問を突きつけるだろう。

芸術のアウラを廃棄させたと言われた写真は、けれど本当にアウラを廃棄することができたのだろうか。複製された対象は、複製されたということで、それは過去の存在であったことが立証される。起源は反復されたことで、それが起源だと認識されるように、複製されたことでその過去はもう二度と戻ることのない過去だと認識されることができる。一回性としてのアウラは、それが複製されて繰り返されたことで現れるのではないだろうか。起源がそうであるように、一回性はそれが二回繰り返されたことで現れるものであるなら、アウラはそれが消えてもう無いという消滅したことで現れるものであり、写真はだから消滅させたことでアウラを獲得するのだ。それは既に無いということで現れる写真のアウラは、消失点を自らの中に抱え込むことで成立する。国家が消滅することで共産主義社会が成立すると説いたレーニンの『国家と革命』は、国家の消滅のためには、強力なプロレタリア独裁に基づいたプロレタリアの国家が必要だと語っている。レーニンの語るプロレタリア独裁と国家が、それらを最終的には消滅させるという消失点を最初から抱え込むことで成立している独裁と国家であるなら、写真もまたレーニンの言う独裁と国家のようにアウラを消滅させることでアウラを表出させるだろう。今写ったこの瞬間に存在していたものは、もう存在しない。被写体という現実の存在を消滅させることで写真は成り立つ。現実を消滅させることが写真の役割であり、「想像力が権力を奪う」ように、現実に代わって写真が権力を奪う。

展示構成

六つ切 約200枚、映像作品上映(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家金村さんは、11月8日(金)のトークイベント、9日(土)のポートフォリオレビューのみ在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

11月8日(金)の開廊時間について

11月8日(金)はトークイベント開催のため、17:00以降はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、17:00までにお越しください。

*当日は、17:00に一旦ギャラリーをクローズし、17:20からトークイベントの受付・入場を開始します。

11月9日(土)の開廊について

11月9日(土)はポートフォートフォリオ開催のため、レビュー参加者、見学者以外の方は入廊いただけません。ご了承ください。

*当日は、13:50からレビュー参加者、見学者の受付・入場を開始します。

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鈴木郁子写真展「Reconstruction」

©︎ IKUKO SUZUKI

展覧会概要

タイトル:「Reconstruction」

作家名:鈴木 郁子

会期

2019年10月25日(金)〜11月5日(火)

休廊日

10月30日(水)、31日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

作品説明

もはやどこに行っても存在しない。

確かにあの場所に行き、フィルムに閉じ込めて帰ってきたはずだった。

今あるのはものを彼の地に戻っても探せない。

印画紙のうえ、フィルムから浮かび上がった像に薄いベールをかぶせるような作業を施す。

再構築〈Reconstruction〉されたプリントが観た人の網膜から記憶へと繋がっていけたらと願う。

展示構成

Cプリント:24×30 3枚、ワイド4切 12枚、半切 12枚

 

会期中の作家在廊予定

作家鈴木さんは、10月25日(金)〜28日(月)、11月1日(金)〜4日(月)に在廊予定です。土曜、日曜は終日、金曜、月曜は15:30からの在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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坂東正沙子写真展「異種交配」

© Bando Masako

展覧会概要

タイトル:「異種交配」

作家名:坂東 正沙子

会期

2019年1011()1022()

休廊日

1015()18()  *通常と休廊日が異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 坂東正沙子

作品説明

進化について

私たちはどこから来てどこへ向かうのか、「進化」を辿り創造した写真群。

有機物から細胞、真核生物と姿を変えやがてヒトになり、脳の肥大化に恵まれ思考が発達し、それにより人間は自然社会から生命維持・繁殖しやすい文明社会へと生きる環境すら変えていく。

子孫を残すことや生き延びることよりも、人生をどう生きるのかが主題となったいま、人間にとっての進化とは何か。

その過程にあったものを考察し、そして未来に向けて必要なものを探る。

構成する要素は、適応、複製、エラーの承認、リスク負担、未知の獲得等。

媒体として私的感覚と物質的な素材やメディア、他者を織り交ぜ、アナログ的手法とデジタル処理を行き来する。

展示構成

額装、インスタレーション
10作品程度を予定

 

会期中の作家在廊予定

作家坂東は全日在廊予定です。在廊予定に変更がありましたら、Facebook等でお知らせします。

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市川信也写真展「De Los Caminos En La Habana −ハバナの街角より−」

©︎ Shinya ICHIKAWA

展覧会概要

タイトル:「De Los Caminos En La Habana −ハバナの街角より−」

作家名:市川 信也

会期

2019年9月13日(金)〜9月24日(火)

休廊日

9月18日(水)、19日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 早川知芳

作品説明

 2016年4月下旬の数日間をキューバの首都であるハバナで過ごす機会を得た。その時の本来の目的地は南米のエクアドルであったが、カリブ海の向こうにある島国を是非一度訪れようと考えたのだ。その年の前月にアメリカのオバマ大統領がハバナを訪問し、ラウル・カストロ国家評議会議長と会談、両国の間で歴史的な和解が行われた。

 キューバは16世紀初頭にスペインにより植民地化され、砂糖や葉巻などのプランテンショーンが発達した。しかし19世紀末にはスペインは没落し、変わって影響力を持ち始めたのが百数十キロ北に位置するアメリカ合衆国であった。20世紀初頭には共和国として独立したが実質はアメリカの保護国であった。アメリカの資本が大量に流入し国民生活を支配し、それに抗する反乱や政変が相次ぎ不安定な状況が続いていた。しかし1940年代後半より国際連合や米州機構に参加し、国際的な地位も安定してきた。一方国内は、砂糖の国際価格の不安定が続いたが政府が有効な対策を取ることができないため、社会不安をきたしていた。1952年にクーデタにより政権を奪取したバチスタは、憲法を停止し独裁政治を行った。腐敗と弾圧が続いた独裁政権とアメリカは政治的、経済的に深く繋がりその支配力を強めていった。1950年代にはその独裁体制に反対する運動が起こり、幾多の闘争を経て山岳ゲリラ戦を戦ったフィデル・カストロやチェ・ゲバラなどが1959年1月バチスタ政権を倒し革命政権を樹立した。彼らは土地と産業を国有化し、アメリカの影響を徹底的に排除しソビエト連邦に接近した。1961年アメリカはキューバと国交を断絶し緊張を伴う対立が続いた。1991年のソビエト連邦崩壊後、深刻な打撃を受けたため、観光を振興させ一部に民営化を受け入れ再興を図ったが、共産党による一党独裁体制は維持された。2000年代に入りアメリカ人の渡航が解禁されるなど両国関係は改善に向かい、2015年には54年振りに国交が回復、2016年3月、ついにオバマ大統領がハバナを訪れたのだ。私がハバナを訪れたのは、まさにその1ヶ月後、ロシアや中国といったかつての社会主義の大国とは違う道を辿ってきたカリブの小国が、長年の敵国であったアメリカと仲直りをしてどのようになっているのか大変興味を惹かれたのだ。

 それ以前のキューバを知らないので比較して語ることもできない。滞在期間はわずか数日なので、その生活に深く分け入ったわけでもない。私がそこで見て感じた事は、ツーリストとして表層的なものに留まり、キューバの人々の生活の実態に迫るものではないだろう。私の目に留まったのは、この国のアイコンとでも言うべき1950年代のアメリカ車や道端で遊び学ぶ子供達。観光客用にレストアされた古い車もある一方で、市民が日常の足として使っているものも多い。道端の子供達の身なりは決していいものではないが、彼らの顔は屈託ない笑顔で溢れている。植民地時代からのヨーロッパ様式の古い建築に古いアメ車、これらはこの街の象徴であり、ついついカメラを向けたくなる。それらの写真がステレオタイプな観光写真だとしても、そこには、その時そこにしかない空気とでも言うべき何ものかが写されていて、アメリカという大国との関係性さえも、ラテン気質の陽気な人々の生活や街の風景の中に立ち現れているだろう。

 トランプ政権になり両国の関係は後退しているかに見える。しかしそこには変わらぬ彼らの生活が続いている筈である。私が写した2106年4月のハバナのこれらの写真の中には、苦難の歴史と共に歩んできたこの国の人々の、変わることのない気質がその歴史的な風景と共にある。

展示構成

モノクロームゼラチンシルバープリント

≫Click here for English documents

 

会期中の作家在廊予定

作家市川さんの在廊予定は未定です。決まり次第、Facebook、Twitterでお知らせします。

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許曉薇写真展「花之器 The Vessel that Blossoms」

1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展 in Osaka #2

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タイトル:「花之器 The Vessel that Blossoms」

作家名:許曉薇 Hee Siow-Wey

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2019年8月30日(金)〜9月10日(火)

休廊日

会期中無休

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176、1839當代藝廊

キュレーション

邱奕堅(1839當代藝廊)

作品説明

 「花之器 The Vessel that Blossoms」は、台湾の女性写真家 許曉薇 によって、2015年から制作されている作品です。また、彼女は、2018年に東京藝術大学大学美術館陳列館で開催された「台湾写真表現の今〈Inside/Outside〉」(共同キュレーター:邱奕堅)に出展した、台湾の新鋭写真家8人のうちの一人です。

 許曉薇が作品制作に至るまでには、特別な背景があります。彼女は、2011年に台湾大学で分子医学博士の学位を取得しましたが、同年、病気になり、これまで規則正しく生きてきた人生の意味を再考し始めました。そして、サブカルチャーに関わる撮影を始めました。

 「花之器」では、彼女が自らの身体を花器として使っています。そして、自分と花の自然の姿の組み合わせ、動きを表現し、人と自然との融合を伝えています。その制作過程において、彼女は、作品に自分自身の内なる感情を込めており、花は単なる自然の存在ではなくなっています。花と花器(彼女)が創り上げるフラワーアレンジメントには、特別な意味、より深いお互いの相関関係を感じ取ることができます。

展示構成

インクジェットプリント 16点(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家許さんは、8月30日(金)〜9月1日(日)に来日予定で、8月31日(土)にトークイベントを開催します。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

831()の開廊時間について

831日(土)は有料イベント開催のため、14:3016:30はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、14:30まで、または16:30以降にお越しください。

*当日は、14:30に一旦ギャラリーをクローズし、14:50から有料イベントの受付・入場を開始します。

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趙炳文写真展「文明新景觀|農村新景觀・農舍」

1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展 in Osaka #1

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タイトル:「文明新景觀 New civilization landscape」「農村新景觀・農舍 FARMHOUSE」

作家名:趙炳文 Chao Bin-Wen

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2019年8月16日(金)〜8月27日(火)

休廊日

会期中無休

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176、1839當代藝廊

キュレーション

邱奕堅(1839當代藝廊)

作品説明

 趙炳文は、2018年に東京藝術大学大学美術館陳列館で開催された「台湾写真表現の今〈Inside/Outside〉」(共同キュレーター:邱奕堅)に出展した、台湾の新鋭写真家8人のうちの一人です。

「文明新景觀 New civilization landscape」

 現代の産業文明の発達によって、短期間で大量生産された複合遊具(すべり台など複数の遊具を組み合わせたもの)は、今日、どこでも見られるようになりました。それは、私たちの日常生活空間、公園に出現し、新しい都市風景を創出し、同時に人々の生活の中に深く溶け込んでいます。

 カラフルな複合遊具は、コミュニティの建物や公園、子供たちの楽しい遊び場に囲まれています。時代の変化とともに、過去と現代では、遊び場の形式や建設方法、素材が異なります。複合遊具は多種多様に見えますが、多くは同じ種類の色違いであったり、同じ色で違う種類であったりと、大量生産された工業製品であるということを隠すことは出来ません。
したがって、様々な時代の複合遊具は、我々の異なる子供時代の記憶を思い出させる一つの新文明景観ではないでしょうか。

 素早く組み立て、分解でき、取り扱いが簡単であるこれら複合遊具は、まさに現代産業の急速な発展を象徴しています。これら産業の発展は、人々の文明を変化させ、私たちの生活様式も変化させ、ファーストフード文化、ボーダーレス化、経済統合など、今日の世界を後戻りの出来ないグローバリゼーション時代に導いています。

「農村新景觀・農舍 FARMHOUSE」

 2001年から、台湾では農業用地の農舎建設法の施行に伴い、農民は自分用の農舎を建設することができるようになり、農村地域の各所に急速に農舎が建てられました。これらの農舎は、この僅かの十年の間の、台湾の農村社会の変容と経済構造の変革の特徴を示しています。

 趙炳文は、8x10の大型カメラを使い、タイポロジーの技法を工夫し、様々な個性的な農舎を同じ視覚効果、完全に統一されたセッティングで撮影しています。そして、農地の中に建てられている美しいバロック様式、モダン様式、現代的様式など、様々な異なるスタイルの農舎の、豪華で誇張された特別な「異相」を写し取り、新しい台湾の農村新景観としてまとめています。

展示構成

タイプCプリント 17点(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家趙さんは、8月16日(金)〜18日(日)に来日予定で、8月17日(土)にトークイベントを開催します。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

817()の開廊時間について

817日(土)は有料イベント開催のため、14:3016:30はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、14:30まで、または16:30以降にお越しください。

*当日は、14:30に一旦ギャラリーをクローズし、14:50から有料イベントの受付・入場を開始します。

 

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1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展

1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展

≫ 繁體中文|English

 

 gallery 176では、積極的に他のギャラリーやスペースとの交流展の開催を試みています。昨年は東京のTOTEM POLE PHOTO GALLERYと交流展を開催し、今年は、台湾の写真専門ギャラリー「1839當代藝廊」との交流展を開催する運びとなりました。

 8月から9月にかけて、大阪のgallery 176で台湾の二人の作家の写真展を開催し、台北の1839當代藝廊では、gallery 176の6名の作家の写真展を開催します。

 

1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展 in Osaka

 

© Chao Bin-Wen

© Hee Siow-Wey

出展作家

趙炳文 Chao Bin-Wen 2019年8月16日(金)〜8月27日(火)

許曉薇 Hee Siow-Wey 2019年8月30日(金)〜9月10日(火) 

会場

gallery 176(ギャラリーイナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線服部天神駅(梅田から11分)下車徒歩1分

会期

2019年8月16日(金)〜9月10日(火)

休廊日

8月28日(水)、29日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176、1839當代藝廊

キュレーション

邱奕堅(1839當代藝廊)

≫ 1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展 in Osaka #1 趙炳文写真展

≫ 1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展 in Osaka #2 許曉薇写真展

 

1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展 in Taipei

 

© TOMONAGA Yusuke

© Matsubara Yutaka

© NUNOGAKI Masakuni

© NISHIKAWA Yoshiyasu

© HAYAKAWA Tomoyoshi

© Masako Bando

出展作家:gallery 176 運営メンバー

友長勇介、松原豊、布垣昌邦、西川善康、早川知芳、坂東正沙子

会場

1839當代藝廊/1839 Contemporary Gallery

10696 台北市大安區延吉街120號地下樓(請由126巷進入)

B1, No. 120, Yanji Street, Da-an District, Taipei 10696, Taiwan, ROC

会期

2019年8月10日(土)〜9月15日(日)

休廊日

月曜(8月12日、19日、26日、9月2日、9日)

開廊時間

11:00〜19:00

企画

1839當代藝廊、gallery 176

≫ 1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展 in Taipei

 

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