KUAD Photography 2019 graduates 写真展「KUGIRI」

展覧会概要

タイトル:「KUGIRI」

出展作家名:KUAD Photography 2019 graduates

狩野明茂カルオマチコ児島貞仁児玉大輔下良隆彦高林直澄(京都造形芸術大学美術科写真コース 2019年度卒業生)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年9月12日(土)〜9月22日(火) *通常とは会期初日の曜日が異なります

休廊日

9月14日(月)〜17日(木) *通常とは休廊日が異なります

開廊時間

13:00〜19:00(初日 9月12日(土) は15:00〜/最終日 9月22日(火) は17:00まで)

企画

gallery 176 西川善康、友長勇介

展覧会概要

 この展覧会は京都芸術大学(当時京都造形芸術大学)通信写真コース2019年度卒業生50名ほどの中から集まった有志6名による展覧会です。

 COVID-19の感染リスクにより、卒業制作展ができなくなっている写真コースの卒業生たちに対して、仕方がない事態とはいえ、教員として申し訳ない気持ちでいっぱいになっていました。卒業制作の過程で、展示や額装などの具体的なプランの提出を課題とし、実際に発注し終わって展示を待つだけだった学生も多々いたためでもあります。そのような中、東京ではIG Photo Galleryが、そして大阪ではgallery 176からお声がけいただき、それぞれに展覧会の場をもつことができました。本当にありがたいことと感謝し申し上げます。

 彼らが最初の代表作として、また小さな作家としての第一歩を刻む、重要な展覧会でもあります。人生の途上にして様々な経験や背景をもった中で写真に取り組み始めた彼らには、写真を学ぶべき、また写真で作品をなすべき理由と衝動があったはずです。そののっぴきならない念慮や思考の過程から、彼ら自身でなければならないものを引き出せればと、助言する側も苦闘を続けてきました。彼らが彼ら自身の鉱脈を探り当てたかどうか、それはまだわからないかもしれません。ただ、それを探し続ける気概と忍耐力と問題意識だけは持ち続けてくれたものと思っていますし、そのことは何よりもそれぞれの作品に現れているものと信じます。彼らの始まりの目撃者となっていただけますよう。私も楽しみにしています。

勝又公仁彦(美術家/写真家・京都芸術大学准教授)

 

 2月末からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、多くの学校で卒業式や入学式が中止となりました。京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)通信教育部芸術学部美術科写真コースでも、卒業制作展と卒業式が一旦8月に延期になり、その後、8月の卒業式はオンラインでの開催に変更、卒業制作展は開催中止となってしまいました(今後開催するかどうかは未定)。2019年度の卒業生は、準備していた卒業制作が発表できないまま半年が過ぎ、「卒業」という区切りをつけられず、次のステップに進めず立ち止まっている方も多いと聞きます。

 gallery 176でも、9月に予定していたドイツの写真家の展示が、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となってしまい、9月前半の展示予定が無くなってしまいました。コロナ禍で空いてしまった展示空間は、同じくコロナ禍で展示場所を失ってしまった方に使ってもらおうと考え、京都造形芸術大学の卒業生にギャラリーを使っていただくことにしました。京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)通信教育部芸術学部美術科写真コースは、私(西川)が2019年度から添削の一部をお手伝いしており、勝又公仁彦先生や2016年度卒業生の榎本八千代さんにも展示していただいた関係もあり、声を掛けた次第です。

 2019年度の卒業生の6人には、今回の展示で一旦作品制作に「区切り」をつけ、次にステップに進んで行って欲しいと思います。

西川善康(gallery 176 )

 

 令和初、そして京都造形芸術大学最後の卒業となった2019(令和元)年度卒業生である私たち。コロナ禍の中延期となった卒業式と卒業制作展。8月、再び感染者の増える中で卒業式はオンライン開催、そして卒業制作展は”8月の開催は”中止となってしまいました。延期が決まってからの約半年、時期をずらしても卒業式や展示ができる喜びと、8月本当に開催できるのかという不安の入り交じった時期を過ごした上での現状に、なかなか気持ちのけじめがつかない、やり場の無いもやもやの中で、あるはずだった区切りを付ける事が実はとても大切な意味を持つのではないかと考えました。

 幸いにしてgallery 176さんより、卒業生有志による写真展開催を提案していただき、この度6人による卒業制作を基にした写真展を開催することとなりました。展覧会のタイトルを考えるにあたり、卒業というタイミングについて考えました。卒業とはゴールであったりスタートであったり、人によってその意味や強さは様々です。そこで時間や所在を純粋に区切るということで、展覧会のタイトルを“KUGIRI”と名付けました。そして今、その区切りを付ける時がやってきました。

 こんな、私たちのKUGIRIに、しばしお付き合い下さい。

高林直澄(「KUGIRI」出展者幹事)

 

会期中の作家在廊予定

作家は、会期中交替で在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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井上雄輔写真展「CONTAINERS」

©︎ INOUE Yusuke

展覧会概要

タイトル:「CONTAINERS」

作家名:井上 雄輔

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年8月28日(金)〜9月8日(火)

休廊日

9月2日(水)、3日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

開催概要

 井上雄輔さんと初めてお会いしたのは、昨年11月に gallery 176で開催された金村修さんの「voodoo doughnut」展の搬入の時でした。小松浩子さんと黙々と搬入作業を完成させていく井上さんの姿に圧倒された事を昨日のように思い出します。話をしていくうちに40歳の同い年という事が分かり、共に中堅作家として写真の世界の土台部分を支えていくべく踏ん張らなければならないという話をした事を覚えています。井上作品に触れるにつれ、物事に取り組む姿勢と熱量に狂気さえも感じるほどで、金村さんの次にその井上さんの展示を大阪で出来る事をとても嬉しく思います。

gallery 176 布垣昌邦

作品説明

 コンテナシリーズの写真は、すべて走行中のコンテナを側面から撮ったものだ。撮影地は主に東京都内。都心に張り巡らされた首都高道路を走る牽引されたコンテナを、高速シャッターで静止させて撮影する。都市の中に突如現れる巨大な箱。そんな非現実的な光景は、我々が普段意識していないだけで、日常的にありふれた、当たり前の風景である。

 現代のコンテナによる物流は1950年代にアメリカで生まれた。58個のコンテナからスタートし、規格の標準化、ベトナム戦争での特需などを経て、2018年には2億TEU(TEUはコンテナを数えるための単位。1TEU=20フィートコンテナ1個分)を超えた。コンテナが運用される以前は、商品の材料の調達から製造までの距離を短くして、運送コストを抑えることが優先させていたが、コンテナによる輸送が誕生してからは世界のどこでも安価で正確な輸送が可能になり、流通システムは大きく変化した。東京の街にも、世界中の運送会社のロゴが描かれたコンテナが日々行き来し、現代の流通を支えている。

 コンテナによる流通は合理的である。輸送元でコンテナに物資を詰め込み、封をする。木材、中古家電、小麦粉、鉄くず。コンテナは識別番号のついた規格サイズの箱として扱われ、中身の差異による手間を省き、スムーズに目的地まで運ばれる。 だが、そのコスト優先の合理性には、欠点もある。例えば、放射性物質を仕込んだ爆弾や、違法薬物が積まれたり、不法入国のために人間が潜り込むこともあるだろう(もちろん、それらのリスクは港で検査されているが)。日本では、ヒアリという危険な外来生物がコンテナによって運び込まれるという問題が話題になった。コンテナの合理性はグローバリゼーションに多大な恩恵を与えたが、国家、地域間の防衛網を素通りしてしまうリスクも孕む。コンテナは中身の見えない、ブラックボックスである。当然、撮影している私自身も、そのコンテナに何が入っているかはわからない。撮影によって写るのは、コンテナという現代社会における流通のシンボル。そして、利便性とトレードオフになっている、物流の隠蔽性や不透明さである。

 私がコンテナの撮影を始めたときは、単なる造形的な魅力に惹かれただけで、コンテナというものがどのような役割を担っているものなのかすら知らなかった。だが、制作を続けていくと、今まで見えなかったものが見えてくる。同じ場所で一日撮影していれば、何時頃に多くのコンテナが走るのかがわかる。コンテナを撮影した場所を地図に点として書き込んでいけば、それはやがて線になり、コンテナの経路が可視化できる。

 写真は、絶対的なルールを用いて撮影を続けていくと、相対的に変化していくものが写り込んでくる。私がコンテナの撮影を始めて5年ほどだが、たった数年前の写真でも、撮影当時とは背景が変わり、同じ写真は撮れない場所が生まれている。コンテナを撮っていたはずなのに、変化する都市が勝手に写り込んでくる。これは、撮影のターゲットはコンテナという「物体」だが、実際に写り込んでいるものは、街の中をコンテナが走っている「状況」あるいは「状態」だからである。

 コンテナという箱を撮影し続ける行為により、変容していく都市が写り、それを下支えする、世界を繋ぐ流通の軌跡が写る。「CONTAINERS」の写真群は、ミクロの視点からマクロな都市像を写すのである。

井上雄輔

展示構成

B0パネル、A2ブック展示

 

会期中の作家在廊予定

作家井上さんは、8月28日(金)、29日(土)、30日(日)、9月8日(火)に在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

8月29日(土)の開廊時間について

8月29日(土)は、トークイベント開催のため、17:30以降はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、17:30までにお越しください。

*当日は、17:30に一旦ギャラリーをクローズし、17:50からトークイベントの受付・入場を開始します。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」

©︎ IKUKO SUZUKI

お知らせ

4月10日より予定しておりました鈴木郁子写真展はコロナ感染拡大による外出自粛の要請、ならびにご来場の皆様の安全のために延期いたします。

新たな日程が決まりましたら、こちらでお知らせいたします。

皆さまの、ご健康と1日も早い事態収束を願い、gallery 176でお会いできる日をお待ち申し上げます。

鈴木郁子

*延期していた鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」を、6月19日(金)〜6月30日(火)に開催します。

*作家の都合により、鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」を、8月14日(金)〜8月25日(火) 8月23日(日) に再延期します。

展覧会概要

タイトル:「奄美 1/2 (half)」

作家名:鈴木 郁子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年8月14日(金)〜8月23日(日) *会期最終日が通常とは異なります

*4月10日(金)〜4月21日(火)から開催日を変更
*6月19日(金)〜6月30日(火)から開催日を再変更

休廊日

8月17日(月)〜20日(木) *休廊日が通常とは異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 鈴木郁子

作品説明

「フィルムカメラ・旅写真」がこれまで1番多く展示にまとめた方法だった。

今回、約3年ぶりに展示を見据えた旅計画を立て、行き先を奄美に決めた。

初めて訪れる地で感じた物・事を一瞬に収めるにはと考え、コニカFT-1プロハーフというハーフサイズカメラで撮影した。

36枚撮フィルムの頭から最後まで撮ると72カット。

コンタクトシートをみると至極個人的選択によって集合した奄美が現れた。

展示構成

タイプC カラープリント プリントサイズ 11×14
インクジェット出力 A0

関連展示

鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」

会場:Gallery街道|東京都中野区中野5-14-5 ハウスポートB1
会期:2020年3月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)
開廊時間:13:00〜19:00

 

会期中の作家在廊予定

作家鈴木の在廊予定は、8月14日(金)〜16日(日)、23日(日)です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

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甲斐啓二郎写真展「Charanga」

© Keijiro Kai

展覧会概要

TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176交流展

タイトル:「Charanga」

作家名:甲斐 啓二郎

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年7月31日(金)〜8月11日(火)

休廊日

8月5日(水)、6日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

展示概要

 TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176交流展企画第三弾として、TOTEM POLE PHOTO GALLERY運営メンバー甲斐啓二郎さんをお招きして写真展を開催します。来年にはgallery 176運営メンバー友長勇介がTOTEM POLE PHOTO GALLERYで展⽰を予定しています。

 甲斐さんとは、TOTEM POLE PHOTO GALLERYメンバーの広瀬さんのgallery 176での展示の時に、初めてお会いしました。その晩、TOTEM POLE PHOTO GALLERYメンバーの淵上さんも合流し、写真について終電が無くなるまで語り合った日から2年。甲斐さんの写真展を開催する事ができて嬉しく思います。

gallery176 友長勇介

作品説明

 毎年5月3日、聖十字祭の日にボリビアのマチャで行われるTinkuを撮影したものである。Tinkuとはケチュア語で「出会い」を意味し、各集落の男達が力を競い合うケンカ祭りであり、男女の出会いの場でもあった。地元の老人によると、インカ帝国以前にはすでに行われていたとのことだ。

 マチャ周辺の各集落が、ケーナやチャランゴといった民族楽器で音楽を奏で、歌い、踊る。「僕らは醜くなんかない」と歌っていた時、彼らが味わった歴史を考えずにはいられない。そうして、広場を練り歩き、他の集落とぶつかった時、素手での殴り合いが始まる。死者が出ることもあるという程の激しいケンカ祭りである。血が流れるまで殴り合い、その血を母なる大地の神パチャママ(Pachamama)に捧げ、豊作を祈るのである。

 今まで撮影した「格闘の祭事」で、偶発的におこる素手での殴り合いは目にしてきた。素手で顔面を殴るという行為は、祭事のルールとして禁止されていなくても、人の倫理としてそうそう起こるものではなかった。ただ、Tinkuに関しては「殴る」という行為がルールである。また、殴られることによって血を流す事が良しとされる。血を流す事が目的のひとつであるために、血が出やすい顔面を殴るという事をしているのかとさえ思う。

 それは倫理以前の人間の姿を見るようで、今まで撮影してきた「格闘の祭事」の中で、Tinkuは最も恐怖を感じた。

 どの祭事においても、参加する者に何故闘うのか?と問うてもあまり意味がない。「それがそこにあるから」という様な答えが返ってくるだけだ。他の祭事での話になるが、会話の中で興味深い言葉があった。季節感(風向きや日差しなど)や街の喧騒などの情感で、そろそろ祭りが来るなと思うそうである。まるで祭りの方から向かってくる様な言い回しで。

 祭事は、先人たちの霊魂、神そして自然の様々な精霊たちとの対話の場である。「祭事」を「自然」もしくは「神」と置き換えて、「向かってくるもの」と考えると、「格闘の祭事」は「自然の猛威」とみる事も出来る。「自然の猛威」が差し迫った時、我々人間はその困難に立ち向かい必死に生きようとするだろう。何しろ自分の生死、実存の問題であるのだから。

 先に「倫理以前の人間」と書いたが、この困難や恐怖を乗り越えた時、まさにその瞬間、我々人間は倫理や道徳を手に入れてきたのではないか。もしそうであるならば、「格闘の祭事」は、“人間たらしめる生きるための闘い”である。

 Tinkuの中で歌われていた「僕らは醜くなんかない」という歌は、スペイン占領時代を歌ったものと考えられるが、彼らは流れる血をみて、自己の生を実感したに違いない。

 それが得られる場、その実践的経験の場が、これらの祭事であり、先人達の知であり、自然や神からの恵みなのかも知れない。

展示構成

ピグメントプリント約 15点(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家甲斐さんの在廊予定は8月1日(土)〜3日(月)、8日(土)〜11日(火)です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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波多野祐貴写真展「Call」

©︎ Yuki Hatano

お知らせ

新型コロナウィルス感染拡大のため、波多野祐貴写真展「Call」の開催を延期いたします。新たな日程が決まりましたら、こちらでお知らせいたします。

*延期していた波多野祐貴写真展「Call」を、7月18日(土)〜7月28日(火)に開催します。

展覧会概要

タイトル:「Call」

作家名:波多野 祐貴

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年7月18日(土)〜7月28日(火) *会期初日の曜日が通常と異なります

*4月25日(土)〜5月5日(火・祝)から開催日を変更

休廊日

7月22日(水) *休廊日が通常と異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 波多野祐貴

作品説明

にぎやかな都市の光景はその裏側を意識させる。

色彩と陰影のベールをはらりとめくったら、

そこが台湾であるかないか、男と女、あなたとわたし、生き物とそうでないもの、

一切合切が綯い交ぜになった世界が広がっているのではないだろうか。

その人その物の奥底からほのかに匂い立つ微光のようなものに、

呼びかけるように、呼ばれるように、撮ってみようと思った。

展示構成

インクジェットプリント他  約40点(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家波多野は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

関連情報

期間中、タシロ ユウキ氏 (写真ブロガー&写真作家) によるインタビュー映像を公開予定。

 

   タシロユウキ プロフィール

写真ブログ「写遊百珍」(https://www.hyperneko.com/)主催。
日本カメラ「写真界隈スコープ」偶数月号(2019)、写真雑誌「FOUR-D」(2020)でも執筆。

 

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西川善康写真展「garden」

展覧会概要

タイトル:「garden」

作家名:西川 善康

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年7月3日(金)〜7月14日(火)

休廊日

7月8日(水)、9日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康

展示概要

 作者西川は、写真を本格的に始める前は、造園を学び、造園設計(公園、屋外空間等)に従事していました。gallery 176 に運営メンバーとして参加後、自らの原点である造園、庭園に関連する作品をグループ展(gallery 176 再開企画「176 reborn」台北交流展 gallery 176 写真家6人|それぞれの視点、それぞれの世界 等)及びフォトフェア(TAIWAN PHOTO 2017、TAIWAN PHOTO 2018TAIWAN PHOTO 2019)で発表してきました。今回、これら庭園に関する作品群を、初めて個展として発表します。

作品説明

 英語の“garden”という言葉の語源は、古代ヘブライ語の防御するという意味の“gan”と、悦び(よろこび)、愉しみ(たのしみ)という意味の“eden”です。いわば、庭園(garden)とは、「安全で快適な場所」であり、「人間にとっての理想世界」をイメージさせるものです。(参考文献:進士五十八(しんじ・いそや)著「日本の庭園 」)

 私は、その庭園(主に日本庭園)で、歩き回りながら写真を撮り続けています。園路をひたすら歩き、立ち止まり、再び歩く、それを繰り返します。歩くにつれて視線が移動し、視野が変わり、新たな風景が見えてきます。その途中で、見え隠れする樹々や石、苔、突然現れる水の流れなど、その場その場の風景を切り取っています。

 この作品は、理想世界である庭園で、私が自らの内なる美意識を信じ、美しい、心地良いと感じて切り取った、理想的な風景の断片です。

展示構成

archival pigment print(インクジェットプリント) 43点

 

会期中の作家在廊予定

作家西川は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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松原豊写真展「知立」

展覧会概要

タイトル:「知立」

作家名:松原 豊

会期

2020年6月5日(金)〜6月14日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

6月8日(月)〜11日(木) *通常と休廊日が異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 松原豊

作品説明

私が愛知県知立市に演劇の記録撮影のためはじめて訪れたのが2013年。駅前では再開発が緩やかにはじまっていた。「まもなく無くなる風景だな」と少し意識しながら1年間ほど主に駅前での撮影を進めた。酒を呑むために入ったスナック「函館」では北島サブちゃんの肖像画が飾ってあった。初めて入ったその店で私は調子にのりカラオケを歌い呑んだ。そして酔った。あれから7年ほどの月日が流れ電車越しに見る駅前の風景は随分と変わっていた。

展示構成

インクジェットカラー作品、撮影年 2013年

関連展示

2020 Spring Photo Exhibition 松原豊写真展「知立」

会場:gallery0369|514-2113 三重県津市美里町三郷369番地
会期:2020年4月10日(金)~13日(月)、17日(金)~20日(月)
開廊時間:13:00〜18:00

 

会期中の作家在廊予定

作家松原は全日在廊予定です。在廊予定が変更になる場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

来場される方へのご協力依頼について

 緊急事態宣言は解除されましたがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)が治まったわけではありませんのでお客様をはじめ、gallery運営関係者の健康に配慮し、以下の感染防止対策について注意をしながら写真展を開催させていただきます。

  • ご来廊の際はマスクの着用をお願い致します。
  • ギャラリー入口にて手指消毒用の消毒液をご用意しておりますので来場者は消毒をお願い致します。
  • 発熱や咳、咽頭痛、だるさや息苦しさなどの症状があるお客様はご来場をご遠慮ください。
  • スペース内の利用に関して、1度にご来場いただける人数を5名程度とさせて頂きます。混雑が発生した場合は入場制限をすることがございますのでご了承ください。
  • 万が一関係者などから新型コロナウイルス発症があった場合、連絡を差し上げられるよう、来場者の方にはご連絡先の記入をお願い致します。(ご記入いただく連絡先、氏名などの個人情報については各展示来場者としての記録以外には使用することはありません)
  • 人と人との間隔を充分に開けながら作品鑑賞をおこなってください。
  • オープニングパーティー、トークイベントなどは、今回展示再開する松原展では行いません。以後の展示に関連したイベントなどについては今後の状況により判断させていただきます。詳細についてはgallery176のwebサイト、SNSで随時ご確認をお願い致します。
  • スクーリングなど大人数でのご来場は当面の間お断り申し上げます。
  • ギャラリーでは換気をしながら展示を行います。在廊担当者は手洗いや消毒、マスクの着用、スペースの清掃などをしっかりと行います。

 皆様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。ご来場を心よりお待ちしております。 

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友長勇介写真展「写真素志Ⅱ」

©︎ TOMONAGA Yusuke

展覧会概要

タイトル:「写真素志Ⅱ」

作家名:友長 勇介

会期

2020年3月13日(金)〜3月24日(火)

休廊日

3月18日(水)、19日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

作品説明

街を歩き、気になる人、物、風景、出来事に出会った瞬間にシャッターを切った写真群です。

展示構成

ゼラチンシルバープリント、点数未定

 

会期中の作家在廊予定

作家友長は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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吉岡さとる写真展「Whatever is sensible, Beauty distorts. No.2」

©︎ Satoru Yoshioka

展覧会概要

タイトル:「Whatever is sensible, Beauty distorts. No.2」

作家名:吉岡 さとる

会期

2020年1月31日(金)〜2月11日(火・祝)

休廊日

2月5日(水)、2月6日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

展覧会紹介

 吉岡さんとは、以前gallery 176のメンバーだった杉さんからの紹介で知り合いました。
その後、高知からたびたびギャラリーにお越しいただき、ご自身のアメリカでの活動経験を踏まえて、メンバー個人の活動についてアドバイスをいただいております。2018年のTAIWAN PHOTO 2018にも、ゲストとして参加していただきました。

 以前から吉岡さんの写真展をgallery 176で開催できればと考えていたのですが、吉岡さんからご了承をいただき、実現することができました。

 トークイベントの開催も予定していますので、ぜひ、吉岡さんの写真とトークをお楽しみください。

gallery 176 友長勇介

作品説明

1990年10月3日、カリフォルニア州サンディエゴの自宅で東西ドイツ統一のニュースを見た。大勢の人々の歓喜の姿が映し出され心のなかであの場所へ行くしかないと思った。

友人にカメラを担保にお金を借りその日の飛行機でベルリンへ飛び、ベルリンの壁沿いにある美術館へ向かった。前日のニュースで見た大変なお祭り騒ぎは静まっていた。しかしあたりには余韻、匂い、熱さが漂い、特別な場所に来た、来てしまったそんな気持ちにさせられた。

今回の展覧会は30年間の私の写真の原点を見つめ直すものです。ここにはベルリンで展示した4作品も含められています。しかし、全く同じものではなく30年間の年月を加味した今の作品となっています。(写真のネガは楽譜のように演奏者/製作者によって解釈が変わる。変わり得るのです。)

1980年代後半、私はドイツ表現主義の画家に憧れていました。エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、オットー・ミュラー、エーリッヒ・ヘッケル等、私にとってドイツ表現主義絵画は内面をえぐるようにさらけ出す美:内側から外側へ向かって放出されるエネルギーを感じる物でした。(これはあくまでも個人的な感想です。)

ある意味、絵画は何も無い白いキャンバスから始まり、それを内側からのエネルギーで満たしていく作業だと思う。それに対し写真のキャンバスは混沌とした実際に目にすることができる実世界ですでに満たされており、それを長方形/正方形の四角の枠で切り取り、整頓し、写真制作の工程を経て作品を作り出していく。実在する世界を切り取る作業で内なる美/芸術の探求など未熟な私には、全く考えられない事だった。

1980年代後半、私はカリフォルニア・サンディエゴの大学で写真を学んでいた。西海岸の写真といえば写真家アンセル・アダムス氏、エドワード・ウェストン氏などファインアートプリント写真家達が有名だ。当然この大学でもファインアートプリント写真の影響が強く、私もゾーンシステム等の勉強をしたし、当時特に記憶に残るのは学校の旅行にてアンセル・アダムス氏のお宅ツアーに参加したり、エドワード・ウェストン氏の息子のコール・ウェストン氏のお宅へお邪魔し、ファインアートプリントを直に見る機会に恵まれた事だ。

恵まれた環境と言えば、車で1時間ほどの場所にサンディエゴ写真美術館 / Museum of Photographic Arts、通称MOPAがあり、そこには世界中の有名な写真家達の展覧会が開催され、時には世界的な写真家に直に会うことも出来た。

しかし、そんな環境の中、私は自分の写真を見つけることが出来ないでいた。そんな時に写真美術館で偶然出会ったのがドイツで出版されている写真雑誌だった。そこにはヨーロッパの芸術家が写真を媒体として使用し、表現し、芸術作品を作っていることが紹介されていた。

自分の写真家/芸術家としての方向性を感じた瞬間だった。その出会いの1年後、冒頭でのベルリンへの旅の話とつながり、私の人生を変えた雑誌主催の展覧会が美術館で開催され、それに出品することが出来た。この旅が私の写真家への第一歩となりました。

今回の展覧会は、これまで意図的に表に出してこなかった初期の写真家吉岡さとるの作品です。ご高覧いただければ幸いです。

展示構成

アーカイバルピグメントプリント約20枚、プリントサイズ:340mm x 270mm(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家吉岡さんは、1月31日(金)、2月1日(土)、2日(日)に在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

2月1日(土)の開廊時間について

2月1日(土)はトークイベント開催のため、17:30以降はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、17:30までにお越しください。

*当日は、17:30に一旦ギャラリーをクローズし、17:50からトークイベントの受付・入場を開始します。

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Doris Hsu 写真展「凝視 Gazing – You lead me to see the light」

© Doris Hsu

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展覧会概要

展覧会名:「凝視 Gazing – You lead me to see the light」

作家名:Doris Hsu

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年1月13日(月・祝)〜1月26日(日) *会期初日と最終日の曜日が通常と異なります

休廊日

1月20日(月)〜23日(木) *休廊日が通常と異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康

展覧会紹介

台湾・高雄出身のバンド「Elephant Gym」を撮り続けている高雄在住の写真家 Doris Hsu の写真展を、彼らの初めての日本ワンマンツアー開催に合わせて開催します。作家本人も来日予定です。ぜひ台湾の写真と音楽を楽しんでください。

 

 2017年のTAIWAN PHOTO参加がきっかけで、毎年台湾に通うようになりました。台湾南部の都市・高雄(Kaohsiung)には、昨年のKAOHSIUNG PHOTO(高雄攝影節)の会場訪問時に、初めて訪れました。高雄市は台湾第三の都市で、人口が約280万人と、大阪市とほぼ同じ人口です。高雄市は台北市より南に位置し、最初に訪れた10月でもかなり暑く、港町ということもあって、どことなく「ゆるい」雰囲気で、とても居心地の良い街です。台北が日本の東京、フィリピンのマニラとしたら、高雄は日本の大阪、フィリピンのダバオといった感じでしょうか。

 台湾に通うようになり、同時に台湾の音楽を良く聴くようになりました。最近は、Apple Musicなどの定額制音楽配信サービスで、気軽に台湾のバンドやアーティストの音楽を聴くことができるようになり、そこで「Elephant Gym 大象體操」の音楽に出会いました。彼らは、ギター、ベース、ドラムの三人組で、インストルメンタルの曲が多く、一部ボーカルが入っている曲もあり、他の台湾のバンドとは一線を画す存在です。彼らは高雄出身で台北で活動していましたが、現在は地元の高雄を拠点として、台湾のみならず、日本などのアジア、そして欧米でも多数のライブを行っています。この点では、大阪からアジア、世界へと活動の場を広げようとしている gallery 176 に通ずるものがあります。

 今年 2019年10月、TAIWAN PHOTO参加後、大学やギャラリーを訪問するために高雄を訪れた際、今回の作家 Doris Hsu さんに偶然に出会いました。場所は、港の旧倉庫街をリノベーションした複合アートスペース「駁二藝術特區(The Pier-2 Art Center)」です。ここは、昨年 2018年のKAOHSIUNG PHOTOの会場で、日々多数のアートイベントや映画祭が開催されており、多くの観光客が訪れる場所です。この一角に、「典像濕版攝影工藝(Vintage Wet Plate Collodion Studio)」という湿板写真のスタジオがあり、6月にも訪れていました。今回は、Elephant Gym のTシャツを着てスタジオに入ったところ、そこに彼女 Dorisさんがいて、「なんでそのTシャツを着ているの?私、そのバンドと友達で写真を撮っているんだよ」と話しかけられびっくり。その後、メッセージのやり取りで、Elephant Gymが来年2020年1月に大阪でライブをやるということを知り、思わず、「その時期に、大阪で写真展をやらない?」とメッセージを送りました。そして、翌日再び彼女と会い、写真やミニ写真集を観て、具体的な写真展開催までの話を始めました。

 その後、メッセージのやり取りを進めて行く中で、私がフォローしていたElephant Gymの写真をアップしているFacebookページが、彼女のページだということを知ったり、彼女がモノクロフィルムを愛用して自分で暗室でプリントをしていたり、彼女やバンドのメンバーが自分の半分以下の年齢と言うことを知ったりと、驚きの連続でした。

 今回の写真展は、そんな偶然が重なって開催することになりました。作家のDorisさんは、搬入前日に来日し、会期途中まで在廊の予定です。ぜひ、彼女に会い、台湾の写真の話や、高雄の話、Elephant Gymの曲やバンドメンバーの話をしに来て下さい。会場では、彼らの音楽を流してお待ちしています。

gallery176 西川善康

*今回の写真展は、Elephant Gym オフィシャルの写真展ではありません。

作品説明

彼らの音楽で満たされ、そこに光を見つけました。

良いライブとはどんなものだろうか?
人を楽しませることができたら、それは良いライブになると思います。

私は人が自分のベストをつくして楽しんでいるのを見るのが大好きです。
それは人間にとって最高の瞬間だからです。

私にとって、写真はとても大切なものです。
そして音楽も同じように。
私は写真と音楽を一緒に楽しんでいます。

Elephant Gymとの出会い

約5年間、台湾のインディーズ音楽をたくさん写真に撮ってきました。2016年、台南で聴いた彼らの「WORK コンサートツアー」のライブで、マス・ロックというジャンルの音楽を初めて知りました。

私は彼らの音楽にとても感銘を受けました。彼らの曲を聴くたび、私は飛び跳ねていました。そして、その時のライブで、彼らの音楽に完全に惹かれました。

その時から今まで、私は彼らの写真を撮り続けています。

フィルムで写真を撮る理由

私は、60年代から80年代までの音楽映画が大好きです。これらの映画は、初期のバンドの躍動感に満ちた映像を観せてくれます。フィルムで写した写真は、それほど鮮明ではなく、ぼやけているものもありますが、かつての音楽映画の様に、そこからは勢いが感じられます。

なんて素晴らしい!

そして、私はフィルムカメラで撮影し、暗室でそれらを現像、プリントすることを学び始めました。

この展覧会について

私と彼らのバンドは一緒に成長しています。私は、今までもコンサートでわくわくしながら撮影しています!

この展覧会では、2016年から2019年にかけて台湾で撮影した彼らのライブ写真(デジタルカメラとフィルムカメラで撮影)を展示します。また、彼らのライブ以外の日常の様子の写真も展示します。彼らの日常を垣間見ることができると思います。

今回の展示は、私の海外での初めての展覧会です。私の作品からなんらかのパワーを感じていただけたらうれしいです。
ぜひ、この展覧会を楽しんでください。

Doris Hsu

展示構成

ゼラチンシルバープリント、アーカイバルピグメントプリント(プリントサイズ 16×20インチ・12×16インチ、計約20枚)

 

会期中の作家在廊予定

作家Dorisさんは1月13日(月・祝)〜15日(水)に在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

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