展覧会概要

タイトル:「日本 2001 – 2016」

作家名:本山 周平

会期

2016年12月3日(土)〜12月18日(日)

休廊日

12月7日(水)、8日(木)、14日(水)、15日(木)

開廊時間

平日 13:00〜19:00、土曜 11:00〜19:00、日曜祝日 11:00〜17:00

作品説明

気がついてみれば20年近くになるこの長い旅路。
僕が見たかった日本は僕のすぐ傍らにあったように思える。
特別な場所、特異な場所ではなく、誰もが普段見ている場所にこそ日本が在るような気がしている。
あたりまえに見える光景がとても大切な事柄に思える。
カラーネガフィルムも少し前まではみんなあたりまえに使っていたけど、今や使う人は限られているし、風前の灯火と言っても過言ではないだろう。
あたりまえはあたりまえではないのかもしれない。
この先、この日本も僕にも様々なことが起こり得るだろう。
僕はそのひとつひとつをじっくりと見ていきたいと思う。

 

今年4月の写真展時に上記の文章を書いた。
もちろん純粋にそう感じていた。
この会期中に熊本の大地震が起こってしまった。
謀らずとも写真にはこのような力がある。
そのことに僕は初めて強く気づかされた。

本山周平

 

本展は2001年から2016年までに撮られた日本各地の風景である。
モノクロームで精緻に写された本山の風景には風景と同化するように人物などのなにかが画面に存在し、本山独特の世界観となっている。
今回は初めて16年に渡る写真群を展示。モノクロームとカラーも混在している。
モノクローム小全紙20点。カラー半切15点で構成。

会期中の本山さんの在廊予定

本山さんは、12月11日(日)〜最終日18日(日)まで在廊の予定です。日、時間帯によっては不在の場合もあります。当日の在廊予定は、Facebook、Twitterでお知らせします。

12月17日(土) の開廊時間について

12月17日(土)は有料イベント開催のため、15:30以降はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、15:30までにお越しください。
*当日は、15:30に一旦ギャラリーをクローズし、15:50から有料イベントの受付・入場を開始します。

関連イベント/トークイベント

開催日時

2016年12月17日(土)  16:00〜19:30

内容

16:00~17:00
第1部 松原豊(写真家、gallery 176 運営メンバー)×本山周平
「2001~2016 NIPPON写真について」 

17:00~17:30
写真集販売

18:00~19:30
第2部 村中修(ビジュアルアーツ専門学校学校長)×本山周平
「写真よもやま話」

料金

1,000円

申し込み方法

こちらのフォームからお申し込みください。

上記フォームから送信ができない場合は、info@null176.photos 宛に、お名前・参加人数・ご連絡先(お電話番号・メールアドレス)をご連絡ください。

≫ お申し込みフォーム

村中 修 プロフィール

ビジュアルアーツ専門学校学校長、大阪写真月間実行委員会代表、日本広告写真家協会学術会員、日本写真芸術学会理事、日本写真協会会員

松原 豊 プロフィール

名古屋ビジュアルアーツ卒業、名古屋ビジュアルアーツ非常勤講師、公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員、gallery 176所属

本山 周平 MOTOYAMA Shuhei 略歴

1975年 熊本県八代市生まれ
2000年 専門学校東京ビジュアルアーツ写真学科研究科卒業
2001年 photographers’ galleryに参加
以後、自主制作による写真冊子を多数制作 
2009年より 専門学校東京ビジュアルアーツ写真学科非常勤講師
2012年 写真同人誌『GRAF』を創刊。以後代表、責任編集に携わる

主な写真展

2001年 photographers’ galleryを拠点に連続展
2007年 ギャラリー街道を拠点に連続展
2012年 「写真の現在4-そのときの光、そのさきの風-」 (東京国立近代美術館・東京・竹橋)

その他、国内外にて個展、グループ展多数

写真集

2005年 『世界Ⅰ』photographers’ gallery刊
『In-between 5-ルクセンブルグ、オランダ-』EU・ジャパンフェスト日本委員会刊
2006年 『SM TABLOID BOX』私家版
2009年 『写真の手帖全集』私家版
2010年 『日本2001-2010』蒼穹舎刊
2016年 『NIPPON 2003-2013』蒼穹舎刊

受賞

1999年 第20回「キヤノン写真新世紀」佳作
2011年 さがみはら写真新人奨励賞