展覧会概要
タイトル:「DAVAO 1996-1999」
作家名:西川 善康
会期
2018年10月12日(金)〜10月23日(火)
休廊日
10月17日(水)、18日(木)
開廊時間
13:00〜19:00
企画
gallery 176 西川善康
作品説明
作者西川は、1996〜1999年の三年間、フィリピン南部ミンダナオ島のダバオ(Davao)に、青年海外協力隊員として赴任していました。今回は、その約20年前に現地で撮影した写真を展示します。作品は、海の上で生活するバジャウ(海漂民)の人たちや、、元協力隊員が運営している孤児院のこどもたち、現地の人々の生活など、常に前向きに生きるフィリピンの人々を撮影したものです。
作者は、1999年12月に帰国後一度もフィリピンを訪れておらず、来年2019年は帰国してから20年になるため、これを機に、フィリピン、ダバオを再訪する予定です。再訪時には、今回の20年前の写真を持って、可能であれば現地で展示し、現地で再び写真を撮り、その写真を来年日本、gallery 176で展示する予定です。
ダバオ(Davao City, Philippines)
ダバオはフィリピン第3の都市で、現在のドゥテルテ大統領が長期に渡って市長を務めていた街です。赴任当時もドゥテルテ大統領が市長を努め、夜回りをしていせいか、とても治安が良い街でした。戦前・戦時中はマニラ麻(船のロープなどに使用)の生産で多くの日本人が住んでいた街でもあり、日本人墓地や日本人街の名残もあり、多くの日系人が生活しています。
また、ダバオは、台風の発生する場所より南に位置しており、雨季が無く、日中は暑くてもほぼ毎日夕方にスコールがあり、現在の日本の夏よりは快適でした。果物も豊富で、フィリピン産のバナナの多くはダバオ周辺で栽培されており、果物の王様ドリアンの名産地です。
展示構成
インクジェットプリント 約20〜30点、プロジェクターによるスライドショーも予定
会期中の作家在廊予定
作家西川は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。
プロフィール
西川 善康(にしかわ よしやす)
略歴
1967年 福井県鯖江市生まれ
1990年 千葉大学園芸学部造園学科卒業
1990〜1996年 総合建設コンサルタント、造園設計事務所等にて、公園や屋外空間の計画、設計等を行う
1996〜1999年 青年海外協力隊員としてフィリピンに赴任:ダバオ市のUniversity of Southeastern Philippines にて造園(大学のキャンパス拡張計画)に関する指導を行う
2000〜2001年 インターメディウム研究所(IMI)にて写真、デザインを学ぶ
2000年〜 フリーで主に写真撮影、ビデオ撮影及び編集、web及び印刷物デザイン等を行う
2002〜2005年 写真専門ギャラリー NADARにスタッフとして参加
2010年〜 京都の造園会社の依頼により、日本庭園の写真及び映像撮影を行う
2016年〜 写真専門ギャラリー gallery 176(大阪府豊中市)に運営メンバーとして参加
個展
2002年 二人展「融解/昇華」(NADAR、大阪)
2017年 個展「こどもかるた」(gallery 176、大阪)
グループ展
2001年 Photo Exhibition Horie 2001「見えない街 -sense of place」(堀江地区、大阪)
2016年「176 reborn」gallery 176(大阪府豊中市)
2017年 TAIWAN PHOTO 2017(新光三越、台北市、台湾)