©︎ Hitoshi Ishii

展覧会概要

タイトル:「かお、顔、貌」

作家名:石井 仁志

会期

2018年11月17日(土)〜12月2日(日)
*通常とは会期初日と最終日の曜日が異なります

休廊日

会期中無休
*通常とは休廊日が異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

作品説明

「かお、顔、貌」作家本人の弁

 長いこと写真界の裏方仕事をやってきた。ノンプロ写真家として折々にシャッターを押し続けてきた。当然ながら被写体となって、わが私的人物アルバムを彩ってくださった写真界の方々の、フォトジェニックなお顔は、すばらしい。写真家にかぎらず、写真評論家、ギャラリスト、出版関係者等々、分野は違っても、写真愛は普遍である。そこで、写真展企画、プロデュースを生業の一つとしてきた責任上、自己展示をこの辺でと…腕の未熟も顧みず、まさに蛮勇をふるうのである。この展示、言わば終活の一表現かもしれぬ。

 それにしても、風呂上がり細江英公、舌出し大道、見返り卓馬と…、よくもまあ、撮ってきたものだ。ひたすらに感謝を捧げるは、被写体となってくださった写真界の皆々様であり、これからこの写真展の鑑賞者になる「罠にかかった獲物」の人々に、なのである。だが御心配には及ばない、観終わって充分に毒が回っても、20世紀写真界免疫の効力で死に至る病の発症はなく、むしろすがすがしい覚醒に至ることを、確約する。

 なお、秘蔵写真、木村伊兵衛ヴィンテージ作品、中島健蔵撮影、写真界の人々も観ていただける特別展示が付属する。つまりは、1950年代から現代までの私的写真界人物アルバムが御覧いただける趣向である。

巡回展予定

2019年5月13日(月)~5月30日(木) 逗子アートギャラリー
他 東京、新潟で開催予定。

展示風景

 

会期中の作家在廊予定

作家石井は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

11月18日(日)の開廊時間について

11月18日(日)は、会場内で16:00から外部イベントを開催します。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、16:00までにお越しください。開催イベント(伝説のアングラ映画「恐山の女」「堕ちて藍」上映会、主催 Kプロジェクト)の詳細は、こちらのリンク先をご覧ください。

11月23日(金・祝)、24日(土)、25日(日)、12月1日(土) の開廊時間について

11月23日(金・祝)、24日(土)、25日(日)、12月1日(土) は有料イベント開催のため、16:30以降はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、16:30までにお越しください。
*当日は、16:30に一旦ギャラリーをクローズし、16:50から有料イベントの受付・入場を開始します。

関連イベント

申し込み方法

こちらのフォームからお申し込みください。

申し込み時に、各イベントのチケットを選択してください。また、トークイベント、座談会全て(全4回)参加の場合は、合計料金8,900円のところ、8,000円に割り引きます(事前予約者限定、「全4回通しチケット」をお選びください)。

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トークイベント「被写体代表対談その1:北井一夫」

開催日時

2018年11月23日(金・祝) 17:00〜18:30

出演者

北井一夫(写真家)、石井仁志

料金

3,500円(図録、ドリンク・軽食込み)、要予約

定員

25名

 

北井一夫

1944年 満州鞍山生まれ。日本大学芸術学部写真学科中退。『三里塚』『村へ』『いつか見た風景』『フナバシストーリー』『1990年代北京』などルポルタージュ的な写真を撮影、発表してきた。1972年、第22回日本写真協会新人賞。76年、第1回木村伊兵衛写真賞。2013年、日本写真協会作家賞を受賞。出版物は膨大、個展も多数開催。

 

トークイベント「被写体代表対談その2:有元伸也」

開催日時

2018年11月24日(土) 17:00〜18:30

出演者

有元伸也(写真家)、石井仁志

料金

1,800円(1ドリンク込み)、要予約

定員

25名

 

有元伸也

1971年 大阪府生まれ。ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。インドやチベットを撮影。また長年にわたり東京新宿を中心に撮影した「ariphoto」のシリーズを主宰するTOTEM POLE PHOTO GALLERYで個展として発表し続ける。1997年 第35回太陽賞受賞。2017年、『TOKYO CIRCULATION』で第26回林忠彦賞を受賞。清里YP作家。

 

座談会「未来への咆哮」

開催日時

2018年11月25日(日) 17:00〜18:30

出演者

gallery 176 運営メンバー、石井仁志

料金

1,800円(1ドリンク込み)、要予約

定員

25名

 

トークイベント「被写体代表対談その3:西村陽一郎」

開催日時

2018年12月1日(土) 17:00〜18:30

出演者

西村陽一郎(写真家)、石井仁志

料金

1,800円(1ドリンク込み)、要予約

定員

25名

 

西村陽一郎

1967年 東京生まれ。写真を美学校で学び、1990年、フリーの写真家として活動を開始。カメラ不使用のフォトグラムやスキャングラムといった技法を駆使し、植物や昆虫、鳥の羽、水、ヌード等をモチーフとした作品を発表。写真集『青い花』は第58回全国カタログ展図録部門「金賞・国立印刷局理事長賞」ダブル受賞。清里YP作家。

 

 

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プロフィール

石井 仁志(いしい ひとし)

20世紀メディア評論・メディアプロデューサー
1955年 宮城県仙台市生まれ
細江英公写真展「気骨」をはじめ、数々の写真展を企画運営。近現代文化史研究、中島健蔵研究、音楽、写真、映像、文学と幅の広い評論活動を展開。元早稲田大学エクステンションセンター講師。清里フォトアートミュージアムのヤング・ポートフォリオ、新潟大学地域映像アーカイブを支援協力。
東京都写真美術館「生誕百年中島健蔵展」2004年監修。
『占領期雑誌資料大系大衆文化編全5巻』(岩波書店2009年)編集・執筆。

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