©︎ Takashi HAMASAKI

展覧会概要

タイトル:「幼年時代」

作家名:濱崎 崇

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2021年1月15日(金)〜1月26日(火)

休廊日

1月20日(水)、21日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

開催概要

 今回で2度目となります濱崎崇写真展「幼年時代」を開催いたします。

 5年前にgallery 176を自主ギャラリーとして再開する際に、濱崎さんをメンバーにお誘いしました。濱崎さんの写真に対する直向きな想いを感じていたので、このような人と一緒に活動できればと思い、メンバーにお誘いしましたが、濱崎さんも相当悩まれ、考えていただいたのですが、残念ながら諸事情によりメンバーにはなっていただけませんでした。そのような事もあり、いつか濱崎さんの写真展を開催したいと思っていましたが、2018年に六甲山系に点在する廃れた家屋を撮影した「あと乃あと」を開催することができました。

 定期的に濱崎さんの写真展を開催できればと考えていましたが、こちらから催促することもできずにいたところ、作品が完成したとご連絡をいただき、濱崎崇写真展「幼年時代」を開催することができました。前回の作品と異なり、家族や親族、街で出会った人々を被写体としていますが、濱崎さんのものの見方は一貫しているようで、前回の作品と通ずるものがあると感じました。

 会場に写真集「あと乃あと」を用意しておりますので、「幼年時代」と見比べながら濱崎さんの作品を感じていただければと思います。

gallery 176 友長勇介

作品説明

 樹々の手触り、小鳥の唄聲、馨る匂い、頬をなでる潮風、闇への恐れ、白昼夢。幼いころに持っていたこれらの研ぎ澄まされた感覚は次第に失っていくけれど、広い世界に放たれたあとも、その幼年時代の気層にひとは一生包み込まれて生きてゆき、邯鄲の夢のようにすべてが儚く過ぎ去ってゆく。

 12年以上に渡って撮り続けている、こどもたちや旅先で出会ったひとびとのポー トレート、生き物たち・風景が織りなす、モノクロームのちいさな詩篇です。

濱崎崇

展示構成

ゼラチンシルバープリント(額装)8×10~16×20 約20枚予定

 

会期中の作家在廊予定

作家濱崎さんの在廊予定は、1月17日(日)、22日(金)、24日(日)、26日(火)です。在廊予定が変更になる場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

プロフィール

濱崎 崇(はまさき たかし)

広島市生まれ。文学部にて西洋美術史を専攻し、演劇活動にも打ち込む。卒業後は、専門商社、調査員、飲食店、印刷会社勤務などを経て、2001年より現在に至るまで書店員。2007年より写真をはじめ、ほぼ独学で暗室作業を覚える。当初より、二眼レフのミノルタオートコード1台のみで、記憶や歴史をテー マに撮影・モノクロプリント制作を続けている。

個展

2018年「あと乃あと」( gallery 176)

グループ展

2014年 六甲国際写真祭ポートフォリオ・エキシビジョン参加(アーツ千代田 3331)
2016年 8名の新人作家によるブック形式ポートフォリオ展(ZEN FOTO GALLERY)
2018年 TAIWAN PHOTO 2018にgallery 176より出展(台湾・台北市)

出版

2015年 写真集「あと乃あと」(冬青社)
2013年 月刊総合誌「世界」(岩波書店)にてグラビア&エッセイ掲載