展覧会概要

タイトル:「途切れぬ、」

作家名:金原 理梨香

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2022年4月8日(金)〜4月19日(火)

休廊日

4月13日(水)、14日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

開催概要

今回展示される金原理梨香さんですが、私のカラー作品のプリントをしていただいていました。ご自身も大阪ビジュアルアーツで写真を学ばれ、写真家として活動されています。

今回の写真展は、在日三世というご自身のルーツについて考えた作品ですが、在日というテーマと同時に父親と娘との関係性もこの作品から感じ取ってもらえたらと思います。

gallery 176 友長勇介

作品説明

祖母とは一緒に暮らしていたわけではないが年に数回会っていた

日本語とたまに混ざる韓国語が幼い私にはずっと面白かった

「韓国に帰りたい、早く死んでしまいたい」

と会う度、何度も口にしていた言葉を私はずっと気付かないふりをした

そんな祖母が2012年5月12日に他界した

昔のアルバムを見返していた時、ふと自分の中で存在しているルーツに対する違和感と向き合いたいと思い、父と祖母の母国釜山に向かった

その時、父と祖母はふたりで釜山に行く約束をしていたが喧嘩で中止になり

その半年後に祖母が亡くなったということを父から聞いた

「やっぱり韓国に連れてきてあげれば良かった」

「今ならいろんなところに連れて行ってあげられるのに」

と言った父が故郷の海雲台で

「でも、今こうして理梨香と来ることができてよかった」とつぶやいた

同時に私は涙をこらえた

子は親を選べないと言うが私はそうは思わない

私は自分でここを選んだ

展示構成

カラー写真 22点

 

会期中の作家在廊予定

作家金原さんの在廊予定は、4月9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

 

プロフィール

金原 理梨香(かねはら りりか)

2018年4月 ビジュアルアーツ専門学校 写真学科写真作家コース 入学
2020年3月 ビジュアルアーツ専門学校 写真学科写真作家コース 卒業

グループ展

2019年3月 グループ展「青展」
2019年10月 グループ展「OPEN EXHIBITION」
2021年3月 グループ展「オーロラのカーテン、あけて」