内野氏の新作「車窓にて」の大阪ニコンサロンでの展示(5月22日〜28日)にあわせて、2会場で追悼展を友人有志によって開催いたします。
ナダール(5月20日〜25日)では彼の残したカラープリントより「ケータイと鏡」と「アイドル」のシリーズからセレクトして展示します。ギャラリー176では彼が住まいを移してまで没頭した京都のスナップを展示します。「我、上洛スル」というコメントとともに残されたモノクロームの未発表の六切プリントです。
東京開催中のお別れ会とは別の日程で、大阪でもギャラリー176にて追悼展初日にお別れ会をいたします。内野氏の早すぎる死を悼み、内野君と親交のあった方々に広くお集り頂き、氏の足跡と人となりに触れる機会になればと存じます。
−内野雅文さんお別れ会開催−
5月24日(土) 18:00〜
場所:gallery 176
会費:1,000円
内野氏と親交のあった方々約70名から募った追悼文集をお渡しします。事前の参加予約の必要はありません。どなたでもご参加頂けます。献花、御仏前等はご遠慮下さい。普段着でお越し下さい。
主催:内野雅文の会[友人有志] |
作家コメント:
「そうだ、京都へ行こう」
春の桜、秋の紅葉シーズン前、テレビCMから流れてくるフレーズだか、そのフレーズ位軽い気持ちで私は今年の初旬、京都へアトリエを移し日々、町を東西南北歩きまわっている。
新しく出会えた町は、新鮮で日々の生活がまるで旅をしてるかのようです。
毎週末のようにどこかで行われてるお祭りの数々、そんなひと時を私も同じ時間を共有させて頂いている。
路地から路地を抜け、そこから少しずつ見えてくる生活に興味があり、その自然体の姿を透明人間のようになって写せたらいいなあなんて子どものようなことを考えながら、日々写真に収めている。
ひとつ残念なのは、京都に居ると「そうだ京都へ行こう」のCMが見られないことだ。 京都に居るので京都へ行こうというCMが京都では流れないのは当たり前の話であり、京都に居るのだから必要では無いかと思われるかもしれないが、あのCMから、かき立てられイメージを膨らませていた私にとっては必要なスパイスなのだ。
今、そのような私にとってのスパイスは、KBS京都ラジオ。
放送中、生中継のレポートは、その一言一言が私の想像を膨らませる。魅力を感じるラジオ中継されたその場所をその日の撮影場所に決めて、出発前、ある程度地図を見て確認し、さあ出発。
迷いながらその場所に行くと、それはもう小さな旅なのだ。
これらの撮影散歩を日課にする私にとって京都の皆様にも見て頂きたいなあと思う。
まずは、あいさつの代わりの私の途中報告である。
私が訪ね歩く京都の皆々様へ・・・。
内野雅文
>> 内野雅文 1973-2008 Photo-Document
>>「車窓にて」大阪ニコンサロン
>>「ケータイと鏡/IDOL」NADAR/OSAKA
>>「内野雅文 photo works 1996-2006」gallery 176
□内野雅文プロフィール
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