展覧会概要

タイトル:「台湾疾風録 ver 2.01 112/113」

作家名:早川 知芳

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2024年9月20日(金)〜9月30日(月) *通常と会期最終日の曜日が異なります 

休廊日

9月25日(水)、26日(木)

開廊時間

13:00〜19:00(最終日は18:00まで)

企画

gallery 176 早川知芳

作品説明

2020年9月に開催した「台湾疾風録 108/109」から4年、今回その続編として「台湾疾風録 ver 2.01 112/113」開催します。

iPhoneを使い撮影し、詠み人知らずの「雑歌」的写真の集積を目指したコンセプトはそのままに、今回も傍観者として台湾を通過し擦過(撮影)した記録です。

昨今の大量に撮影され大量に流通し大量に消費され、そしてすぐに忘れ去られるSNS写真(画像)と全く何の変わりも無い、もはや撮影者が誰であってもかまわない(Unknown)写真だと自覚しながらも、それこそが「記録」(或いは本態的な姿)としての写真なのでは?と思考し、その集積の先に何かが実体化するであろうと思いながら、ただ疾風の如くに台湾を擦過(撮影)しました。

今回は、2024年1月12日に執行された台湾総統選挙・立法委員選挙(大選挙)の前後4日間の様子を中心に、2023(民国112)年5月から2024(民国113)年1月まで都合3回の渡台で撮影した写真で構成されています。日本では行われていない国家元首を有権者の直接投票で選出する総統選挙を、傍観者・通過者として現地で体感したことや、一般的に「親日」と言われている台湾に存在する「従軍慰安婦像」や「抗日戦争勝利記念碑」から単純ではない台湾の歴史(特に近現代史)を考察したり、かつて存在した「大日本帝国」を一種の憧憬として想起させられる建築物や遺構を訪ね歩いたりした記録です。

何とも言えぬ熱帯のねっとりとした空気と臭気、強烈な暑さと冬の冷たさ、活気ある男女が雑然と存在する街角、静かに浸透している「対岸」の影、そして大日本帝国の残滓と総統選挙と・・・

日本と国交のない「隣国」台湾の、ある日ある場所ある瞬間の記録です。

展示構成

インクジェットプリントによる展示、A3サイズ156点を予定

 

会期中の作家在廊予定やイベントなど

早川知芳は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、instagram、XなどのSNSでお知らせします。

イベント予定

「時局講演会 傍観者が見た台湾と台湾総統選挙」

早川知芳写真展「台湾疾風録 ver 2.01 112/113」のギャラリートークイベントです。
今回の展示に関すること(展示コンセプト・なぜスマートフォンを使って撮影するのか?)や、台湾総統選挙を始め現地で感じた事、また前回の「台湾疾風録 108/109」展との違いなどについてのトークを行います。
トークは1時間ほどを予定しています。当日ビールなどの飲み物(無料)を用意してお待ちしておりますので、飲み物片手に気楽にご参加ください。トーク終了後そのままミニパーティーを開催予定です。
*参加無料・予約不要   当日気楽にお越しください

プロフィール

早川 知芳(はやかわ ともよし)

gallery 176 運営メンバー

≫プロフィールは「運営メンバー紹介:早川知芳」をご覧ください。