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展覧会概要

タイトル:「劇団日本維新派(気色ばむ風景)」

作家名:川口 和之、北川 幸三

会期

2018年525()65()

休廊日

530()31()

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

作品説明

松本雄吉さん。自身の芝居を求めて半世紀。69歳で旅立たれた。
大学在学時キャンパス内の木の上に小屋を作ったと聞いた。
1970年、同士と日本維新派を立ち上げた。
展示は日本維新派、結成から8年を過ぎた頃より10年余りを記録した写真展示です。写真90点程、その他撮り貯めたコンタクトプリントを展示します。

劇団日本維新派。維新派は派と教えられた。幾つも個が集まり派を作る。作り出す芝居は言葉に表現できず、見る人の心に止まり続けた。二度繰り返す芝居はやらないと劇団員より聞いた。

腰に番線を吊るし丸太を繋ぎ、組んで舞台を作る。昼間見る彼らは鳶職だった。天王寺野外音楽堂、野外に作られた劇場に合唱曲、埴生の宿、Home, Sweet, Homeが流れて、訪れる観客はそれを聴き維新派の場に立ち入った事を知った。
音は天王寺公園の木立に。夕暮れの風は、それを街中へも運んでいた。

いま維新派、解散の知らせを聞く。公演に足を運ばなくなって久しいけれど、心の中にはいつも、あのメロディーと維新派の芝居はあった。雄吉さんとも再会できる日が来ると思っていた。感謝の気持ちを込めて写真の展示を行いたい。

展示内容

川口和之:モノクロピグメントプリント(B全額4枚、全紙額5枚、半切額2枚、四切額5枚、六切額4枚)合計20点
北川幸三:半切額30枚、写真60点。その他コンタクトプリントを展示

 

会期中の作家在廊予定

作家川口は、5月26日(土)、27日(日)、6月2日(土)、3日(日)に在廊予定です。作家北川は、6月2日(土)、3日(日)は不在で、それ以外の日の15時以降に在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

5月26日(土) の開廊時間について

5月26日(土)はイベント開催のため、16:30以降はイベント準備〜上映会開催でゆっくり作品を鑑賞することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、16:30までにお越しください。
*5月26日(土)のイベント(上映会)は参加費無料、予約不要ですので、お気軽にご参加ください。

5月27日(日) の開廊時間について

5月27日(日)はイベント開催のため、15:30〜18:00はイベント準備〜トーク開催でゆっくり作品を鑑賞することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、15:30まで、または18:00以降にお越しください。
*5月27日(日)のイベント(トーク)は参加費無料、予約不要ですので、お気軽にご参加ください。

6月3日(日) の開廊時間について

6月3日(日)は有料イベント開催のため、16:30以降はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、16:30までにお越しください。
*当日は、16:30に一旦ギャラリーをクローズし、16:50から有料イベントの受付・入場を開始します。18:30からの宴(うたげ)は参加費無料・予約不要でご参加いただけます

関連イベント

日本維新派公演「ドガジャガドンドン」上映会(1987年上演)

上映後、高岡茂監督解説及びトークあり

開催日時

2018年526() 17:0019:00

料金

無料、予約不要

 

川口和之トークイベント「70年代後半の写真動向・西からの光」

40年以上前に、写真国の立ち上げや自主ギャラリー誕生など今の日本の写真状況を形作る兆しが芽生えました。その当時に国内各地で写真活動のネットワークを構築しようとした当時の写真家たちの様々な活動の一端をご紹介致します。これは2012年の写真研究会で、金子隆一さんと共に発表した内容を基にしていますが、関西ゆかりの原資料を掘り下げて更に深くお話致します。

開催日時

2018年527() 16:0018:00

出席者

川口和之

料金

無料、予約不要

 

荒木菫の踊り

踊りの後、劇団日本維新派の習わしに従い宴を開きます。

開催日時

2018年63()

17:00〜18:00 踊り
18:30〜20:00 宴(うたげ) *宴は無料・予約不要でご参加いただけます

出演

荒木 菫 (dance) × 山本公成 (sax, flute)

料金

1,000円(踊りのみ)

定員

15名

申し込み方法

こちらのフォームからお申し込みください。

*料金は当日会場にてお支払いください/当日は16:50からイベントの受付を開始します。

≫ お申し込みフォーム

荒木菫(あらきすみれ)

元日本維新派劇団員、現在「スミレ座」座長として活動
近作:「冥府の月は永遠の華を夢みる夜に……。」(Gallery Hommage/瓢箪山)、「KAHUN」(KCスタジオ/神戸)、「噴水の上に眠るものの声」(座・九条/大阪)

 

山本公成(やまもとこうせい)

2003年バルト三国を訪れました。その旅の中、エストニア、タリンの野外コンサート会場を訪れ、1991年ソ連邦の支配下にありながら30万人の民衆が歌いその魂の力で平和に独立した逸話をその場で聞き感動する。その後ラトビア、リトアニアを訪れこの三国の200万人の人々が手を繋ぎ殆ど無血で独立。リトアニアで民族楽器(フレーテ、カンクレス)に出会い、作品『ふるさと』のメロディーをえる。最近作品、アルバム『It’s in the Future月ゆめ』に歌曲、ふるさとを収録。野外コンサート、映画音楽、舞踏音楽、NHK音楽番組など多彩な活動を行っている。

 

プロフィール

川口和之(かわぐちかずゆき)

1958年兵庫県姫路市生まれ、新宿区在住

1977年「Photo Street」創設メンバー
2016年「Photographers’ Gallery」メンバー

主な個展

2018年「PROSPECTS」岡山市Gallery 722
2017年「PROSPECTS1・Ⅱ」新宿区Photographers’ Gallery
2016年「Street Lives」岡山市Gallery 722
2015年「沖縄行」新宿区Photographers’ Gallery
2015年「沖縄幻視行」岡山市Gallery 722
2012年「Actors」大阪市Gallery 10:06
2011年「PLATINUM FOREST」新宿区コニカミノルタプラザ
2010年「ONLY YESTERDAY」新宿区蒼穹舎ギャラリー
2010年「DISTANCEⅢ」新宿区PLACE M
2006年「DISTANCEⅡ」新宿区PLACE M
2004年「DISTANCE」大阪市Early Gallery
1994年「沖縄幻視行」さいたま市ギャラリー温温
1979年「街へ」新宿区フォトギャラリーPUT
他多数

主なグループ展

2015年写真の会賞授賞記念フォトストリート展新宿区PLACE M
2015年TAIWAN Photo 2015  台北市新光三越
2014年TAIWAN Photo 2014  台北市新光三越
2013年Seoul Photo 2014  Seoul Coex
2013年Seoul Photo 2013  Seoul Coex
2007年PHOTO STREET 30周年記念写真展兵庫県立美術館
1997年PHOTO STREET 20周年記念写真展姫路市立美術館
1984年写真の現在、展大阪府立現代美術センター
1980年Photo Street in Tokyo  新宿文化センター
1979年ぬじゅんin 沖縄・大和那覇市ダイナハ
1978年視覚の現在・姫路展姫路市民会館
1978年~2017年PHOTO STREET SUPER SESSION 1~38 姫路市
他多数                          

写真集

2017年「PROSPECTS Vol.2」PHOTO STREET
2017年「沖縄幻視行+」PHOTO STREET
2017年「PROSPECTS」PHOTO STREET
2016年「Street Views」PHOTO STREET
2015年「沖縄幻視行」蒼穹舎
2014年「気色ばむ風景」PHOTO STREET
2014年「COUNTRY ROAD」PHOTO STREET
2010年「ONLY YESTERDAY」蒼穹舎

写真集編集・出版

2017年飯田幸次郎「写真・飯田幸次郎」飯田幸次郎写真集刊行委員会
2017年石川竜一「amis de france」PHOTO STREET
2015年石川竜一「天竺の肖像」PHOTO STREET
2014年石川竜一「OKINAWAN PORTRAITS」PHOTO STREET
他多数

受賞歴

2015年「PHOTO STREETの活動」により第27回「写真の会賞」受賞

作品収蔵 

サンフランシスコ近代美術館

 

北川幸三(きたがわこうぞう)

大阪府茨木市在住
1947年金沢市生まれ
1975年個展、人形の寺を発表後、雑誌、新聞などを中心に写真家として活動。

プレスリリース