展覧会概要

タイトル:「garden」

作家名:西川 善康

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年7月3日(金)〜7月14日(火)

休廊日

7月8日(水)、9日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康

展示概要

 作者西川は、写真を本格的に始める前は、造園を学び、造園設計(公園、屋外空間等)に従事していました。gallery 176 に運営メンバーとして参加後、自らの原点である造園、庭園に関連する作品をグループ展(gallery 176 再開企画「176 reborn」台北交流展 gallery 176 写真家6人|それぞれの視点、それぞれの世界 等)及びフォトフェア(TAIWAN PHOTO 2017、TAIWAN PHOTO 2018TAIWAN PHOTO 2019)で発表してきました。今回、これら庭園に関する作品群を、初めて個展として発表します。

作品説明

 英語の“garden”という言葉の語源は、古代ヘブライ語の防御するという意味の“gan”と、悦び(よろこび)、愉しみ(たのしみ)という意味の“eden”です。いわば、庭園(garden)とは、「安全で快適な場所」であり、「人間にとっての理想世界」をイメージさせるものです。(参考文献:進士五十八(しんじ・いそや)著「日本の庭園 」)

 私は、その庭園(主に日本庭園)で、歩き回りながら写真を撮り続けています。園路をひたすら歩き、立ち止まり、再び歩く、それを繰り返します。歩くにつれて視線が移動し、視野が変わり、新たな風景が見えてきます。その途中で、見え隠れする樹々や石、苔、突然現れる水の流れなど、その場その場の風景を切り取っています。

 この作品は、理想世界である庭園で、私が自らの内なる美意識を信じ、美しい、心地良いと感じて切り取った、理想的な風景の断片です。

展示構成

archival pigment print(インクジェットプリント) 43点

 

会期中の作家在廊予定

作家西川は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

 

“garden” 図録

*会場で販売していた図録(展示作品全43点を掲載)は、引き続きオンラインで販売しています。≫ gallery 176 Online Store
*こちらで図録の全ページが確認いただけます ≫ “garden” 図録

仕様

A5横 210×148mm|中綴じ製本|用紙 Mr.B スーパーホワイト110kg|32ページ|写真43点|カラー|テキスト 日本語・英語・中国語(繁体字)|限定50部|2020年7月発行

価格

1,000円(税込)

 

作品販売価格

17×25 inch 50,000円(税込)
17×17 inch 35,000円(税込)

*竹和紙(インクジェットプリント)/プリントのみ/エディション3/正面の作品「窓」のみ

A3 297×420mm 18,000円(税込)
A4 210×297mm 12,000円(税込)

*アーカイバル・ピグメント・プリント(インクジェットプリント)/各サイズ オープンエディション/プリントのみ/すべての展示作品をA3またはA4サイズで購入可能です/マット・フレームは 16x20 10,000円、14x17 8,000円、11x14 7,000円(すべて税込)

プロフィール

西川 善康(にしかわ よしやす)

略歴

大阪府枚方市在住
デザイナー、写真家
1967年 福井県鯖江市生まれ
1990年 千葉大学園芸学部造園学科卒業
1990〜1996年 総合建設コンサルタント、造園設計事務所等にて、公園や屋外空間の計画、設計等を行う
1996〜1999年 青年海外協力隊員としてフィリピンに赴任:ダバオ市のUniversity of Southeastern Philippines にて造園(大学のキャンパス拡張計画)に関する指導を行う
2000〜2001年 インターメディウム研究所(IMI)にて写真、デザインを学ぶ
2000年〜 フリーで主に写真撮影、ビデオ撮影及び編集、web及び印刷物デザイン等を行う
2002〜2005年 写真専門ギャラリー NADARにスタッフとして参加
2010年〜 京都の造園会社の依頼により、日本庭園の写真及び映像撮影を行う
2016年〜 写真専門ギャラリー gallery 176(大阪府豊中市)に運営メンバーとして参加

個展

2002年 二人展「融解/昇華」(NADAR、大阪)
2017年 個展「こどもかるた」(gallery 176、大阪)
2018年 個展「DAVAO 1996-1999」(gallery 176、大阪)
2019年 個展「DAVAO 2019」(gallery 176、大阪)

グループ展

2001年 Photo Exhibition Horie 2001「見えない街 -sense of place」(堀江地区、大阪)
2016年 gallery 176 再開企画「176 reborn」(gallery 176、大阪)
2017年 よしとみフォトフェスティバル(吉富ノ庄、京都府南丹市)
2017年 TAIWAN PHOTO 2017「garden materials」(新光三越、台北市、台湾)
2018年 よしとみフォトフェスティバル(吉富ノ庄、京都府南丹市)
2018年 TAIWAN PHOTO 2018「植物 plants」(新光三越、台北市、台湾)
2019年 よしとみフォトフェスティバル「DAVAO 1996-1999」吉富ノ庄(京都府南丹市)
2019年 友長勇介・西川善康 写真展「時代の対角線」新潟絵屋(新潟県新潟市)
2019年 台北交流展 gallery 176 写真家6人|それぞれの視点、それぞれの世界「in the garden」1839當代藝廊(台北市、台湾)
2019年 TAIWAN PHOTO 2019「in the garden」(新光三越、台北市、台湾)
2020年 よしとみフォトフェスティバル「南の人々−ダバオと高雄」吉富ノ庄(京都府南丹市)

webサイト

https://mitikusa.net/

 

展覧会記録

全展示作品

garden 2020

展示壁面

パノラマ写真

動画

*展示会用の様子を早回しで紹介しています。