展覧会概要

タイトル:gallery 176 メンバー展「回顧と展望 2018-2019」

出展作家名:gallery 176 運営メンバー

友長勇介松原豊布垣昌邦西川善康早川知芳坂東正沙子

会期

2019年3月29日(金)、30日(土)、4月5日(金)、6日(土)、7日(日) *今回は5日間のみの開催です

休廊日

3月31日(日)〜4日(木) *休廊日が通常と異なります

開廊時間

13:00〜19:00 *最終日4月7日(日)は16:30まで

企画

gallery 176 早川知芳

展示概要

 2016年9月より現体制で運営が始まったgallery 176。2年半が経過した2019年春、運営メンバーによる合同展を開催します。テーマは「回顧と展望」です。2019年の活動も更に活発になる予感がする中、各メンバーがそれぞれに抱く「回顧と展望」、「2019年へのメッセージ」を展示します。

 また、同時に2018年のgallery 176での展覧会やイベントを振り返ります。2018年のgallery 176の活動は、gallery176での展示やイベントの他、TAIWAN PHOTOへの出展や他ギャラリーでの展示活動(交流展)も行いました。

展示構成

 展示壁面を6分割し、各メンバーに割り当てられた展示スペース内にて、それぞれの回顧と展望を展示する。作品及び関連商品の販売も予定しています。

 

関連イベント

写真を観る会 #3

 gallery 176 運営メンバーの布垣が、作品作りをしているが作品発表の場が無い方、発表方法がわからない方等の作品を拝見し、作品作り、展覧会開催などのアドバイスをします。参加された方は、gallery 176での写真展開催(メンバー布垣の企画として、費用は別途必要)の可能性があります。

開催日

2019年3月31日(日) *当日は写真を観る会参加者のみ入廊可能です

開催時間

13:00〜/14:00〜/15:00〜/16:00〜(4回開催、各回30〜45分程度)

募集対象

個展開催未経験(グループ展参加はOK)の若手、中堅の写真作家(作家志望含む)、年齢不問、ただし自ら作品を制作している方

参加費

1,500円(要予約)

定員

各回 1名

参加者にご用意していただくもの

各自の作品、作品はキャビネ(2L)〜六つ切り(A4)サイズ程度で20〜25枚程度(個展が開催できる枚数)。作品はファイルに綴じていても構いませんが、机に作品を全てを並べて観る予定なので、すぐに取り出せるようにしておいてください。作品はデータは不可で必ずプリントで持参して下さい。作品は個展開催を想定してまとめたものが望ましいです。

担当

布垣昌邦+ギャラリー運営メンバー

申し込み方法

*3月23日(土)、24日(日)開催の講座「はじめての写真展示学」に参加される方は、このイベントに無料でご参加いただけます。

こちらのフォームからお申し込みください。

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関連イベント

中野智文ワークショップ:中国最大の写真祭「平遥国際写真祭」より「見る、展示する、つながる」

 中国最大の写真祭「平遥国際写真祭」は世界遺産の街、平遥 ( ピンヤオ ) で 2001 年から行われています。20 万人が来場すると知られる写真祭に 2018 年度に出展した写真家、中野智文氏が「日本よりとっくに先を行っている」写真祭の様子を解説するとともに、中国の著名なキュレーターとどうつながり、展覧会を実現したのかをポートフォリオの見せ方などの戦略を伝授いたします。

 最新のアート情報を知りたい方から、作家としてのチャンスをどうつかんでいくか知りたい方まで… 是非この貴重な話を聞ける機会をお見逃しなく!

開催日時

2019年4月7日(日) 17:00〜18:30

参加費

1,500円(要予約、1ドリンク付き)

定員

20名

講師

中野智文(写真家)

1978 年兵庫県出身。新聞編集者を経て EPA 通信社でプレスフォトグラファー。同社を通じてアメリカ、ニューヨーク・タイムズ紙、イギリス、ガーディアン紙などに写真が掲載される。その後ファインアート作品に取り組む。2018 年平遥国際写真祭(中国)、2017 年麗水写真祭(中国)出展。2017 年コルガ・トビリシ国際写真祭 ( ジョージア ) 展示。2017 年レンズカルチャー、エマージングタレントアワード(オランダ)受賞。2010 年コニカミノルタ・フォト プレミオ年度特別賞(日本)。

申し込み方法

*3月23日(土)、24日(日)開催の講座「はじめての写真展示学」に参加される方は、このイベントに無料でご参加いただけます。

こちらのフォームからお申し込みください。

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出展作家紹介

友長勇介松原豊布垣昌邦西川善康早川知芳坂東正沙子

友長 勇介「猫」

作品説明

野良猫の写真です。

精悍な顔つき、力強い眼差しに惹かれ撮影しています。

略歴

大阪府豊中市在住、gallery 176 オーナー、写真家、映像作家
1994年 中国北京電影学院漢語科修了
1996~97年 映画監督原一男作品「映画監督浦山桐郎の肖像」に助監督として参加
1998~99年 (株)サウンドデザインユルタ 録音技師弦巻裕、滝澤修の録音助手
2000年 東京工芸大学芸術別科写真専攻修了
2000年 コニカフォト·プレミオ「北京溶解」コニカプラザ(東京)
2000年「からだの学校·コルプス16期展」the deep(監修森山大道)(渋谷)
2001年 第17回3.3坪(ひとつぼ)展「終焉」ガーディアン·ガーデン(東京)
2005~09年 写真専門ギャラリー「gallery 176」運営
2006年「new visions of japanese photography」展 巣雅gallery (上海)
2010年「占領期雑誌フォトスvs現代若者の眼力(めぢから)」展 早稲田大学(東京)
2011年 映画「新世界の夜明け」(監督リムカーワイ)プロデューサー担当(東京)
2013年「Landscape of Particle 粒子の景色」展 新潟絵屋(企画石井仁志)(新潟)

コレクション

清里フォトアートミュージアム(2000年、2001年、2003年)
東京工芸大学写大ギャラリー/上海視覚芸術大学/延辺大学芸術学院

gallery 176関連展示

2016年 gallery 176 再開企画「176 reborn」(gallery 176)
2017年 よしとみフォトフェスティバル(吉富ノ庄、京都府南丹市)、写真展「写真素志」(gallery 176)、TAIWAN PHOTO 2017「複眼凝視」(新光三越、台北市、台湾)
2018年 よしとみフォトフェスティバル(吉富ノ庄、京都府南丹市)、TAIWAN PHOTO 2018「猫」(新光三越、台北市、台湾)

松原 豊 “Area Mie”

作品説明

今回自分が三重県生まれで現在も在住している「三重」という場所で撮影してきた写真を “Area Mie” と呼ぶことにして数点展示することにした。

山も海もある、
コンビナートもある、
神宮もある、
認知度の薄い県庁所在地もある、
伊勢湾もある、
熊野灘もある、
リアス式海岸もある、
鈴鹿サーキットもある、
JRも私鉄もある、
イオンもある、

そんな三重に住みながら
時には村の葬式を撮影し、
時には開店前の風呂屋を撮影し、
時には神宮の祭典を撮影している。
まるで支離滅裂である。

しかいその支離滅裂さが私の日常撮影行為であり写真制作の根っこなのだ。
今回はその根っこの部分をダイジェストとして見てもらいたい。

略歴

三重県津市在住、写真家、gallery0369(三重県津市美里町)主宰
名古屋ビジュアルアーツ卒業、名古屋ビジュアルアーツ非常勤講師
公益社団法人日本写真家協会会員、写真好学研究所所長
2011年 写真集「村の記憶」(月兎舎)発刊
2011年 写真展「村の記憶」(新宿、大阪ニコンサロン)
2012年 三重県津市文化奨励賞受賞
2013年 第62回伊勢神宮式年遷宮記録写真担当(御遷宮対策委員会)
2014年~ 日本のランドスケープを様々な視線で捉えた新しい写真グループNODEに参加
2015年 写真展「三重の銭湯」(Gallery Volvox、三重県津市)
2015年 植島啓司氏との共著「伊勢神宮とはなにか日本の神は海からやってきた」(集英社ビジュアル新書、撮影担当)
2019年 台北で写真展開催予定

連載

ムロウノクニ(KUMANO JOURNAL)

gallery 176関連展示

2016年 gallery 176 再開企画「176 reborn」(gallery 176)
2017年 よしとみフォトフェスティバル(吉富ノ庄、京都府南丹市)、TAIWAN PHOTO 2017「Local public bath」(新光三越、台北市、台湾)、写真展「Local public bath」(gallery 176)
2018年 よしとみフォトフェスティバル(吉富ノ庄、京都府南丹市)、写真展「青森」・幻灯会「青森」(gallery176)、TAIWAN PHOTO 2018「Local public bath」(新光三越、台北市、台湾)

webサイト

https://www.matsubara-yutaka.com/

 

布垣 昌邦「洛中洛外観察日記 其の弐」

作品説明

15年前から、京都の街を日記を付けるように歩き続けながら、「この瞬間止めたら面白い写真になるのでは」と思う瞬間にシャッターを切っています。視点としては、自分の面白いと思う笑いを軸とする写真です。求めているのは、客観的で被写体との距離を突き放し、単純な写真としての面白さかもしれません。それは、笑いのあるフォルムであったり動きで、「この人ここで何をしているのか?」と疑問を感じた時に反応します。軸にしている笑いと京都の街の日常的風景の中で、少し笑える空間を創り続け、日記を綴っていきたいです。

略歴

大阪府茨木市在住
写真家
2003年 ビジュアルアーツ写真学科夜間部卒業
2007年 コニカミノルタフォトプレミオ受賞
2008年 洛中洛外観察日記 個展(gallery 176)
2012年 生と志(How are you photography展·同時代ギャラリー)
2014年 noah(ギャラリー10:06)
2015年 route_31(How are you photography展·同時代ギャラリー)
その他、現在までコンスタンスに個展開催

gallery 176関連展示

2016年 gallery 176 再開企画「176 reborn」(gallery 176)
2017年 写真展「青の時代」(gallery 176)
2018年 交流展「洛中洛外観察日記 其の弐」(TOTEM POLE PHOTO GALLERY、東京)

西川 善康「in the garden」

作品説明

英語の“garden”という言葉の語源は、古代ヘブライ語の防御するという意味の“gan”と、悦び(よろこび)、愉しみ(たのしみ)という意味の“eden”です。いわば、庭園(garden)とは、「安全で快適な場所」であり、「人間にとっての理想世界」をイメージさせるものです。(参考文献:進士五十八(しんじ・いそや)著「日本の庭園 」)

私は、その庭園(主に日本庭園)で、歩き回りながら写真を撮り続けています。園路をひたすら歩き、立ち止まり、再び歩く、それを繰り返します。歩くにつれて視線が移動し、視野が変わり、新たな風景が見えてきます。その途中で、見え隠れする樹々や石、苔、突然現れる水の流れなど、その場その場の風景を切り取っています。

この作品は、理想世界である庭園で、私が自らの内なる美意識を信じ、美しい、心地良いと感じて切り取った、理想的な風景の断片です。

略歴

大阪府枚方市在住
デザイナー、写真家
千葉大学園芸学部造園学科卒業
2000~2001年 インターメディウム研究所(IMI)にて写真、デザインを学ぶ
2000年~ フリーで写真撮影、ビデオ撮影及び編集、web及び印刷物デザイン等を行う
2001年 グループ展 Photo Exhibition Horie 2001「見えない街 -sense of place」(堀江、大阪)
2002~2005年 写真専門ギャラリー「NADAR」にスタッフとして参加
2002年 二人展「融解/昇華」(NADAR、大阪)
2010年~ 京都の造園会社の依頼により、日本庭園の写真及び映像撮影を行う

gallery 176関連展示

2016年 gallery 176 再開企画「176 reborn」(gallery 176)
2017年 よしとみフォトフェスティバル(吉富ノ庄、京都府南丹市)、写真展「こどもかるた」(gallery 176)、TAIWAN PHOTO 2017「garden materials」(新光三越、台北市、台湾)
2018年 よしとみフォトフェスティバル(吉富ノ庄、京都府南丹市)、TAIWAN PHOTO 2018「植物 plants」(新光三越、台北市、台湾)、写真展「DAVAO 1996-1999」(gallery 176)

webサイト

https://mitikusa.net/

早川 知芳「静かの海 Mare Tranquillitatis」

作品説明

海に対峙する釣人のドキュメント。

釣人は何故、海に対峙し続けるのか?

「釣り」から人間を考察する。

略歴

大阪府河内長野市在住
釣人 
大阪芸術大学中退
公益社団法人日本写真協会(PSJ)会員
1995年に大学を休学し、パリ、テルアビブ、エルサレム、ヨルダン川西岸地区と渡り歩く。旅費と生活費と帰国費用はテルアビブの日本料理店で2ヶ月無休で働き得る。帰国後、大学を退学する。
2000年に約1年間、南米に滞在する。ブラジルに拠点を置きアマゾン河で釣りをしたりアンデス山脈をバスで越えたり、イースター島へ渡ったりして過ごす。
帰国後、広告写真家の助手になり後に独立し現在に至る。
2012年より京都写真クラブ主宰How are you, PHOTOGRAPHY?展に参加
2013年より大阪写真月間150人一坪展に参加
2016年 宝号山稱念寺の平成大修理の記録撮影·竣工撮影·落慶法要撮影·記念写真集作成を担当する。
2016年 APAアワード 入選
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)会報誌の表紙担当など

gallery 176関連展示

2018年 よしとみフォトフェスティバル(吉富ノ庄、京都府南丹市)、写真展「静かの海 Mare Tranquillitatis」(gallery 176、gallery2299 和歌山県すさみ町)

坂東 正沙子「Invisible mass」

作品説明

現像過多により失われかけた像は辛うじて粒子の屑となってとどまった。

その屑には私の思念や感情が含まれており、どんなに形が変わろうと消滅しようとそこにエネルギーは在り続けると信じている。

質量保存の法則に従い「見えざる質量」の視覚化をすべく、錬金術の様にモノクロ印画紙から黄金色を生み出した。

略歴

大阪府寝屋川市在住
写真家
2008年 個展「sublimate」 galleria-punto(岡山)
2009年 グループ展「同時代展」 同時代ギャラリー(京都)

webサイト

http://masakobando.com/

プレスリリース