
(c) HAYAKAWA Tomoyoshi
展覧会概要
タイトル:「静かの海 Mare Tranquillitatis」巡回展 in すさみ町
作家名:早川 知芳
会期
2018年11月9日(金)〜2019年4月末ごろまで
休廊日
不定休
*イベントや天候により休廊する場合あり。遠方よりお越しの際は必ず事前にご連絡ください。
*2月以降は、ギャラリーは常時開廊していませんので、事前に問い合わせ(TEL 090-3847-7423)ください。
開廊時間
13:00〜19:00
会場
gallery2299
648-2621 和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見2299 ゲストハウスMarinBase内
TEL 090-3847-7423 (お問い合わせ)
*本展示の会場は gallery 176 ではありませんので、ご注意ください。
企画
gallery 176 早川知芳
概要
2018年5月に gallery 176 にて開催した運営メンバー早川知芳の初の個展「静かの海MareTranquillitatis」の巡回展が、11月9日より、和歌山県すさみ町に新しく出来たギャラリー・gallery2299にて始まりました。
作品説明
荒涼とした磯に立ち海に対峙する釣り人のドキュメントです。
釣り人の追っている魚は、ヒラスズキ。
季節は冬、穏やかな海には姿を現さないヒラスズキが、釣り人が手の届く磯際に姿を現すのは、人を拒絶するような荒れた海。その時を待っていた釣り人は、波風が逆巻く磯際に立ち海に対峙し、ヒラスズキを狙う。その環境は苛酷で、海に引きずり込まれたり断崖から落ちて命を落とす事もある・・・
私自身ヒラスズキを追う釣り人として磯際を歩き続けいる中で、容赦なく叩きつける波風に翻弄され身体を磯に叩き付けられたり波に飲み込まれて海の底に引きずり込まれかけたりと幾度か命を落としそうになりながら、何故ここまでしてヒラスズキを追うのか?という自問が湧き上がりました。その自問を認識した時から、磯際の風景がそれまでのものと全く違って見えるようになりました。
何故釣り人はそこまでしてヒラスズキを追うのか?
ただヒラスズキを釣るためだけではない、釣り人が海に対峙する本当の理由は何なのか?それを探るために、釣竿をカメラに持ち替えて、冬の紀伊半島の荒涼な原始が剥き出しの磯でヒラスズキを追う釣り人を撮影し始めました。撮影を始めて12年、問いに対して未だ海は沈黙したままで、ただ釣り人の眼前に広がるのは「静かの海」そのものです。
Mare Tranquillitatis(ラテン語 静かの海)
展示構成
大型インクジェットプリント(モノクロ・カラー混在)を中心に展示。
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