1839當代藝廊(台湾)× gallery 176(日本)交流展 in 台北
タイトル:「写真家5人|それぞれの視点、それぞれの世界」
出展作家名:gallery 176 運営メンバー
友長勇介、松原豊、布垣昌邦、西川善康、早川知芳、友長勇介+西川善康
会場
1839當代藝廊/1839 Contemporary Gallery
10696 台北市大安區延吉街120號地下樓 (請由126巷進入)
B1, No. 120, Yanji Street, Da-an District, Taipei 10696, Taiwan, ROC
会期
2023年5月20日(土)〜6月18日(日)
休廊日
月曜
開廊時間
11:00〜19:00
企画
1839當代藝廊、gallery 176
展覧会概要
1839當代藝廊(台湾)× gallery 176 交流展として、台湾・台北の1839當代藝廊にて、gallery 176の5名の作家の写真展を開催します。コロナ禍前の2019年8月〜9月に1839當代藝廊で最初の交流展を開催し、今回は2回目の交流展となります。2023年6月〜7月には、大阪のgallery 176にて、1839當代藝廊の作家の写真展を開催する予定です。
写真家5人が、それぞれの視点で、日本国内、台湾及び中国で撮影した作品を展示します。5人のそれぞれの世界を感じ取ってください。
5名のうち3名(友長、布垣、西川)は、同時期(2023年5月20日〜6月18日)に、台湾・高雄のOn The Road 影像空間でも展示予定です。
コロナ禍も明けつつあり、台湾に行かれる方も多いと思います。もし、この時期に台湾に行かれる方、台湾に在住の方は、ぜひ、1839當代藝廊にお立ち寄りください。
会期中の作家在廊予定
作家布垣、西川、早川は、初日5月20日(土)に在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。
関連イベント
オープニングパーティー
開催日時
2023年5月20日(土) 14:30〜
料金
無料
トークイベント
開催日時
2023年5月20日(土) 15:00〜
会場
1839當代藝廊(台北)
司会
邱奕堅(1839當代藝廊オーナー)
出席者(出展作家)
布垣昌邦、西川善康、早川知芳
会場案内
1839當代藝廊/1839 Contemporary Gallery
10696 台北市大安區延吉街120號地下樓 (請由126巷進入)
B1, No. 120, Yanji Street, Da-an District, Taipei 10696, Taiwan, ROC
出展作家紹介
友長 勇介「北京COLOR」
作品説明
仕事を辞め写真家を志し、東京工芸大学芸術別科に入学した年の夏休み、以前留学していた北京を撮ろうと、北京に赴きカラーフィルムで撮影した作品です。
私が写真を始めてまだ半年、23年前の北京の風景です。
略歴
大阪府豊中市在住、gallery 176 オーナー、写真家、映像作家
1994年 中国北京電影学院漢語科修了
1996~97年 映画監督原一男作品「映画監督浦山桐郎の肖像」に助監督として参加
1998~99年 (株)サウンドデザインユルタ 録音技師弦巻裕、滝澤修の録音助手
2000年 東京工芸大学芸術別科写真専攻修了
2000年 コニカフォト·プレミオ「北京溶解」コニカプラザ(東京)
2000年「からだの学校·コルプス16期展」the deep(監修森山大道)(渋谷)
2001年 第17回3.3坪(ひとつぼ)展「終焉」ガーディアン·ガーデン(東京)
2005~09年 写真専門ギャラリー「gallery 176」運営
2006年「new visions of japanese photography」展 巣雅gallery (上海)
2010年「占領期雑誌フォトスvs現代若者の眼力(めぢから)」展 早稲田大学(東京)
2011年 映画「新世界の夜明け」(監督リムカーワイ)プロデューサー担当(東京)
2013年「Landscape of Particle 粒子の景色」展 新潟絵屋(企画石井仁志)(新潟)
松原 豊 Local public bath “Sento”
作品説明
日本には独特の庶民文化「銭湯=公衆浴場」という場所が存在しています。私は在住地三重県(伊勢神宮や鈴鹿サーキットのあるところです)に在る銭湯の記録撮影を続けています。施設と経営者の高齢化などで減少の一途をたどっている銭湯ですが、そこは男風呂、女風呂で壁面の絵柄が違っていることも多くデザインとしても面白く楽しい。また古い銭湯には使い続けられた場所特有の(例えば壁面に入ったひび割れたタイルのように)時間経過や生活感を感じさせてくれる部分が多く残っていて施設固有の歴史が刻み込まれています。まもなく消え去ろうとしている日本庶民生活文化「銭湯」の姿を細密描写で記録した写真でお届けします。
撮影4×5inch大型カメラ、アナログネガカラーフィルム、デジタルタイプCプリント(ラムダプリント)
略歴
1967年三重県生まれ、写真専門学校(名古屋ビジュアルアーツ)卒業後カメラマンアシスタントなどを経てフリーランスになる。現在、三重県津市に在住しながら作品制作をしている。
2013年第62回伊勢神宮式年遷宮(御遷宮対策委員会)記録撮影担当
gallery 176(大阪)運営メンバー
国立鈴鹿工業高等専門学校非常勤講師
写真好学研究所所長(三重県津市美里町)
gallery0369(三重県津市美里町)オーナー
webサイト
布垣 昌邦「洛中洛外観察日記」
作品説明
19年前から、京都の街を日記を付けるように歩き続けながら、「この瞬間止めたら面白い写真になるのでは」と思う瞬間にシャッターを切っています。視点としては、自分の面白いと思う笑いを軸とする写真です。求めているのは、客観的で被写体との距離を突き放し、単純な写真としての面白さかもしれません。それは、笑いのあるフォルムであったり動きで、「この人ここで何をしているのか?」と疑問を感じた時に反応します。軸にしている笑いと京都の街の日常的風景の中で、少し笑える空間を創り続け、日記を綴っていきたいです。
略歴
大阪府茨木市在住
写真家
2003年 ビジュアルアーツ写真学科夜間部卒業
2007年 コニカミノルタフォトプレミオ受賞
2008年 洛中洛外観察日記 個展(gallery 176)
2012年 生と志(How are you photography展·同時代ギャラリー)
2014年 noah(ギャラリー10:06)
2015年 route_31(How are you photography展·同時代ギャラリー)
その他、現在までコンスタンスに個展開催
西川 善康「マチハニワ」
作品説明
ここ数年頻繁に訪れている台湾は、亜熱帯・熱帯性気候のためか、ガジュマルやホウオウボクなど、大きな樹木を至るところで見かけ、街中に緑があふれています。街を歩いて撮影していると、突然建物の影から樹木が現れたり、軒下の大量の鉢植えに行く手を阻まれます。人工構造物(建築物、看板、道路、歩道橋など)と自然素材(樹木)が絡み合う様は、観る角度、切り取り方によっては、庭園の一風景に見える場合があります。
日本庭園は、自然素材(樹木や石、苔など)を用いて、人が意識的に創り出した自然を模した空間です。これに対し、台湾の街中の緑が織り成す光景は、人が無意識に創り上げた「庭園」ではないでしょうか。台湾の「マチハニワ」。私はそう思います。
略歴
大阪府枚方市在住
デザイナー、写真家
1967年 福井県鯖江市生まれ
1990年 千葉大学園芸学部造園学科卒業
1990〜1996年 総合建設コンサルタント、造園設計事務所等にて、公園や屋外空間の計画、設計等を行う
1996〜1999年 青年海外協力隊員としてフィリピンに赴任:ダバオ市のUniversity of Southeastern Philippines にて造園(大学のキャンパス拡張計画)に関する指導を行う
2000〜2001年 インターメディウム研究所(IMI)にて写真、デザインを学ぶ
2000年〜 フリーで主に写真撮影、ビデオ撮影及び編集、web及び印刷物デザイン等を行う
2002〜2005年 写真専門ギャラリー NADARにスタッフとして参加
2010年〜 京都の造園会社の依頼により、日本庭園の写真及び映像撮影を行う
2016年〜 写真専門ギャラリー gallery 176(大阪府豊中市)に運営メンバーとして参加
2019年〜 京都芸術大学(旧 京都造形芸術大学)非常勤講師
webサイト
早川 知芳「出雲 IZUMO」
作品説明
略歴
大阪府河内長野市在住
釣人
大阪芸術大学中退
公益社団法人日本写真協会(PSJ)会員
1995年に大学を休学し、パリ、テルアビブ、エルサレム、ヨルダン川西岸地区と渡り歩く。旅費と生活費と帰国費用はテルアビブの日本料理店で2ヶ月無休で働き得る。帰国後、大学を退学する。
2000年に約1年間、南米に滞在する。ブラジルに拠点を置きアマゾン河で釣りをしたりアンデス山脈をバスで越えたり、イースター島へ渡ったりして過ごす。
帰国後、広告写真家の助手になり後に独立し現在に至る。
2012年より京都写真クラブ主宰How are you, PHOTOGRAPHY?展に参加
2013年より大阪写真月間150人一坪展に参加
2016年 宝号山稱念寺の平成大修理の記録撮影·竣工撮影·落慶法要撮影·記念写真集作成を担当する。
2016年 APAアワード 入選
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)会報誌の表紙担当など
友長 勇介+西川 善康「input x output」
作品説明
友長は、通常、モノクロフィルムで撮影し、暗室でプリント作業を行って作品を仕上げています。これに対し、西川は、デジタルカメラで撮影し、パソコンでRAW現像を行い、インクジェットプリンターでカラー作品を制作しています。
今回、この二人が撮影方法(input=入力)を入れ替え(eXchange=交換)、お互いが撮影したフィルム、データから、自分の解釈で作品を選び、自分なりの制作方法で作品を仕上げる(output=出力)試みを行いました。
西川がフィルムカメラで撮影したモノクロフィルムを友長が受け取り、モノクロプリントとして作品を仕上げ、友長がデジタルカメラで撮影したRAWデータを西川が受け取り、パソコンで作品を仕上げました。
果たして、出来上がった作品は、撮影者の意図したものに仕上がったのでしょうか。それとも、全く異なる作品となったのでしょうか。
1839當代藝廊/1839 Contemporary Gallery(台湾台北市)
1839當代藝廊は、2009年4月に台湾の台北市で開設されたギャラリーで、現在、台湾で唯一の写真メディアを専門に扱うギャラリーです。
「1839當代」は、「写真が発明された1839年(ダゲレオタイプ/銀板写真の発明)から現在まで(from photography invention in 1839 to now)」を意味しています。
1839當代藝廊は、多くの人々が写真に興味を持ち、写真作品に対する理解と評価を深めることを目的とし、台湾を拠点に、国内外の作家の写真作品を国内及び海外に紹介、展示しています。
gallery 176(ギャラリーイナロク、大阪府豊中市)
gallery 176は、自主独立を旨とした、運営メンバー自身の発表の場です。しかしながら、運営メンバーの「自己満足」の場とはせず、積極的に外とのかかわりを模索し、交流を深め、「写真」に向き合う「場所」として運営しています。
gallery 176では、運営メンバーの個展やグループ展はもとより、外部作家を招聘しての企画展や、他のギャラリーとの交流展(国内外問わず)も積極的に行っています。また写真展以外にも、映画上映会、写真販売会、写真を観る会等のイベント・ワークショップも開催してます。
我々の活動の場は、gallery 176内に留まらず、日本国内、アジアなど、積極的に外へ展開しています。また、運営メンバー個々に於いても、gallery 176を離れて、独自ギャラリーや教室運営といった活動を行っています。