gallery 176 ワークショップ2025春講座修了展

展覧会概要

タイトル:gallery 176 ワークショップ2025春講座修了展/個展開催権を獲得するのは誰だ!

作家名:雨月カラス、小川穂奈見、軽尾柾智子、木田和也、小谷慎太郎、佐々木寛、堀井和也、森中陽子、山下 豊(講師)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年11月28日(金)〜12月7日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

12月1日(月)〜4日(木) *通常と休廊日が異なります(金土日のみ開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 山下豊

展覧会概要

2025年3月から始まった「目指せ!個展開催!!ワークショップ2025」は、10回の講座を終了し、修了展を開催いたします。

1年間かけて作品と向き合って来た受講生の力作をどうぞご覧ください。

なお、個展開催権獲得の審査は、gallery 176運営メンバー+αで行い、一番得票数の多い受講生が来年度、gallery 176で個展を開催する権利を獲得いたします。

展示構成

受講生8名と講師1名(山下豊)の展示になります。

 

会期中の作家在廊予定

企画者 山下が、全日在廊予定です。在廊予定に変更がありましたら、こちらのページ、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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Showcase & Market

イベント: Showcase & Market

開催概要

 gallery 176の年内最後の展示イベントは、「Showcase & Market」と題して、ギャラリー運営メンバー有志が自身の作品、写真集、冊子等の販売会を開催します。

*販売物の詳細については、決まり次第、このページとSNSでお知らせする予定です。

出展者

齋藤広幸友長勇介西川善康山下豊

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

開催日

2025年12月13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)

*開催日は変更になる場合があります/土日のみの開催となります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 山下豊

会期中の作家在廊予定

出展者は、会期中交替で在廊予定です。在廊予定は、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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アンドレア・パラシュティ写真展「除虫菊:蚊虻牛羊を走らす」

展覧会概要

タイトル:「除虫菊:蚊虻牛羊(ぶんぼうぎゅうよう)を走らす」

The Killer Chrysanthemum: Mosquitoes and horseflies can make even cattle run

作家名: アンドレア・パラシュティ(共同制作 ダニエル・ポヴォヴィック)

Andrea Palasti in collaboration with Daniel Popović

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2026年1月16日(金)〜2月1日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

1月19日(月)〜22日(木)、26日(月)〜29日(水) *通常と休廊日が異なります(金土日のみ開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康・友長勇介

協力

EU・ジャパンフェスト日本委員会、菊田樹子

展示概要

 当展では、セルビアのアーティスト、アンドレア・パラシュティ(Andrea Palasti)が、2022年に大阪府で滞在制作した作品を展示します。

 パラシュティはセルビアと日本との繋がりを調べる中で、除虫菊の一種である「シロバナムシヨケギク」とその複雑な歴史を知ることになります。一見地味なこの小さな白い花が、ダルマチア(アドリア海沿岸地域一帯)で栽培されながら、なぜ日本に渡り「蚊取り線香」の原料になったのか、どのようにして19世紀に世界的な重要性を獲得したのか――パラシュティは、美術史家、詩人、アーティスト、科学者らなどとの対話を通して、その謎に迫りました。作品は長期間にわたる一大プロジェクトとなり、自然科学、社会科学、人文科学、芸術の分野を横断し、植物学者、生態学者、歴史家、人類学者、政治家、アーティスト、作家、花を栽培する地域の人びと、さらには昆虫、他の植物、土、太陽を巻き込みながら、この花を巡る物語を紡ぎ出すべく現在も進行中です。

 「蚊虻牛羊を走らす」という諺は、小さな存在であっても大きな出来事を引き起こし得ることを示します。今回の展示では「シロバナムシヨケギク」が、人間、そして植物や昆虫など多様な生命と交錯してきた軌跡を、生態系や経済から芸術・科学・文化などの視点から考察した作品で構成します。

展示構成

インクジェットプリント 23点、映像作品 1点

会期中の作家在廊予定

作家 パラシュティさんの在廊予定は、調整中です。決まり次第、こちらのページ、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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裵陳姬写真展「What a Wonderful Day! Echoes of Another Decade」

 ≫ 한국어

展覧会概要

mug × gallery the C × gallery 176 交流展

タイトル:「What a Wonderful Day! Echoes of Another Decade」

作家名: 裵陳姬( べ・ジンヒ / 배진희 / Bae, Jinhee)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年11月14日(金)〜11月25日(火)

休廊日

11月19日(水)、20日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康・友長勇介・木村孝

協力

姜美善

展示概要

TOTEM POLE PHOTO GALLERYのメンバー 姜美善(カン・ミソン)さんに紹介・仲介いただき、韓国・ソウルのmug(写真専門出版社 )、gallery the C(ギャラリー)との交流展を始めます。その第一弾として、mug 代表の裵陳姬(べ・ジンヒ)さんの写真展「What a Wonderful Day! Echoes of Another Decade」をgallery 176で開催します。

裵陳姬(べ・ジンヒ)さんは、2023年2月に開催した、姜在求写真展「入隊前夜 -soldier」の際、gallery 176にお越しいただいています。姜在求(カン・ジェグ)さんの写真集も、mug から出版されています。

また、mug が企画・運営し、2023年4月に韓国・済州島で開催されたフォトフェア「Check in Hotel Photo 2023」に、gallery 176から、西川と友長が参加しました。2023年7月にタイ・バンコクで開催された写真展「What a Wonderful Day! After 10 Years」には、タイ在住のメンバー木村も会場を訪れ、裵陳姬(べ・ジンヒ)さんと交流しています。

今回は、バンコクでの展示をベースにアレンジして展示予定ですが、どのような展示になるか楽しみです。裵陳姬(べ・ジンヒ)さんも来日され、会期中にトークイベントを開催予定です。ぜひ、お越しください。

gallery 176 西川善康

 

私(木村)がタイ・バンコクへ移った2023年、中心地トンローにあるギャラリーで開催された、裵陳姬(べ・ジンヒ)さんの個展「What a Wonderfull Day! After 10 Years」を訪れました。トンローは日本人も多く暮らす活気あるエリア。展示されていたギャラリーはBTS(高架鉄道)駅からも見える好立地で、屋外に向けて掛けられた印象的なポートレート2点が行き交う人々の視線を集めていました。

作者はかつてロンドンで学生生活を送っており、展示では、その当時撮影された友人たちのポートレートと、約10年後に再び彼らを訪れて撮影されたポートレートとが並べて構成されていました。シンプルな展示から、作者と被写体との関係性、そして時の経過がもたらす物語へと自然に思いをめぐらせました。家族を持つなど大きく変化した者もいれば、変わらず自分の道を歩み続けているように見える者もいる。彼らの個性、10年間の歩み、交わされたであろう会話の数々…さまざまなことに想像をかき立てられます。個人的でありながらも広がりのある余白を持つ作品に引き込まれていったのを覚えています。

また、同名の写真集には「この10年を振り返ってどうですか。」「当時なぜロンドンを選んだの。」といった友人たちへのインタビューや、「I am still missing you」と記された、10年後に撮影できなかった人々のポートレートも収録されています。

今回のgallery 176での展示では、上述の「I am still missing you」という言葉から始まる新たな旅がテーマとのこと。どのような展示になるのか楽しみです。

gallery 176 木村孝

作品説明

20年前、慣れないロンドンで私たちはお互いの日常の中でアイデンティティを共有した。やがてそれぞれの母国に戻って10年が経ち、再会して再び日常を共有した。さらに10年が流れた今、その記憶は残響のように現在に響き渡っている。「What a Wonderful Day! Echoes of Another Decade」は、前作「What a Wonderful Day! After 10 Years」に繋がるもう一つの出発点であり、未完の物語としての「プリクエル(前日譚)」と言える。

この新たな旅は、前作の最後に残した「I am still missing you」という言葉から始まる。この10年間、私は連絡が途絶えた当時の友人たちを探し続けた。ほとんどの友人の消息は知ることができたものの、日本人の友人とはまだ一人も再会を果たせずにいる。今回の展示は、まさに「まだ再会できていない友人たち」の国から始まる。この地から始める理由はただ一つ。いずれ彼らに再会できてこそ次の旅に進むことができるからである。

私はこの展示を通じて、誰かが私と私の日本人の友達とを繋げてくれることを心から願っている。また、私たちが再び会える日を待ち望みながら、過去から続く人生の道のりを記録し、過去と現在が交差する場として新たな文化交流と出逢いの可能性を切り拓きたい。これこそが「Unfinished Journeys — 終わらない旅」の意味である。

展示構成

準備中

会期中の作家在廊予定

作家 裵陳姬( べ・ジンヒ)さんの在廊予定は、11月14日(金)夕方、15日(土)、16日(日)です。変更がありましたら、こちらのページ、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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鵜川真由子写真展「PORTRAITS」

展覧会概要

タイトル:「PORTRAITS」

作家名:鵜川 真由子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1

阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年10月31日(金)~11月11日(火)

休廊日

11月5日(水)、6日(木)

開廊時間

13:00~19:00

企画

gallery 176  齋藤 広幸

 

展示概要

鵜川真由子による「PORTRAITS」をご紹介します。本作は2023年に東京・Place Mで発表され、大阪では今回が初めての展示となります。

 鵜川さんはコロナ禍を機に海辺へ移り住み、日々の暮らしを写真で記録してきました。なかでも特徴的なのが、ビーチクリーン活動をきっかけに生まれたシリーズです。砂浜に打ち上げられた日用品を大判カメラを用いて一つひとつを肖像のように撮影し、暗室でプリントを行っています。日常に潜む小さな物語を、ぜひご覧ください。

gallery 176  齋藤 広幸

作品説明

数年前に茅ヶ崎に引っ越して、 海から徒歩数分の場所で暮らしている。

 私はそれなりに都会で生まれ育ったため生活の中に大自然が存在するというのはとても新鮮であり、 驚きの連続でもありました。

 引っ越してすぐ、たまたま近くに住んでいた友人に誘われてビーチクリーン活動を始めました。流れ着く海洋ゴミのほとんどは私たちの生活から生まれて川を下って海へと流れ出た物だそうで、砂浜には波跡に沿って様々な日用品が転がっています。どれも取るに足らない物だけど、ほんの束の間、それらは誰かの暮らしの一部でした。

 今ではゴミと呼ばれるようになった物たちから漂う人間の残り香に惹かれ、私は部屋の片隅で写真を撮り始めました。写真愛好家だった父から譲り受けた4×5のリンホフを使ったのは、“ゴミ”たちの佇まいを往年の肖像写真のように残そうと思ったからです。そしてカラーフィルムで撮って暗室で(自分で)プリントをするまでの作業の過程が、形を変えながら長い時間をかけて海岸にたどり着いたゴミたちの旅路と重なるようにも思います。

 ビーチクリーン自体は清掃の後に仲間とランチをしたりおしゃべりをするのが楽しくて続けていたようなものですが、 そのくらいの気軽さでつき合えるほど身近な問題でもあります。 環境の問題は、私たち人間の問題でもあると改めて思いました。

 

展示構成

Type-Cプリント 18点

 

関連イベント/ギャラリートーク

開催日時

11月1日(土)  18:30~19:30

出席者

鵜川真由子 × 山下豊(gallery 176 運営メンバー プロフィール

参加費

無料/申し込み不要

トークイベント終了後は、懇親会を行います。

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城野知佐 写真展 in a pocket

展覧会概要

gallery 176 ワークショップ2024個展開催獲得者による展示

城野知佐 写真展 in a pocket

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年10月17日(金)〜10月26日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

10月20日(月)〜23日(木) *通常と休廊日が異なります(金土日のみ開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 山下豊

展覧会概要

 昨年開催された、「gallery 176ワークショップ2024修了展」において、個展開催権を獲得した城野知佐の写真展を開始します。

作品説明

 地面の近くに生きていたこどもの頃、私にとって世界は大きく険しくそれでいてとても豊かでした。多分、敵なんて言葉はなく、全てが共に生きる仲間だっただと思います。

展示構成

 18×22サイズ22枚展示

 デジタルカラープリント

 

会期中の作家在廊予定

企画者 山下が、全日在廊予定です。

作家の城野の在廊詳細は、

17日(金)と18日(土)と24日(金)は18時から終了の19時まで在廊。

19日(日)と25日(土)と26日(日)は1日在廊。

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尾仲浩二・鈴木郁子写真展「山懐 ヤマフトコロ」

展覧会概要

タイトル:「山懐 ヤマフトコロ

作家名:尾仲 浩二・鈴木 郁子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年10月4日(土)〜10月12日(日) *通常と会期初日・最終日の曜日が異なります

休廊日

10月6日(月)〜10日(金) *休廊日が通常とは異なります(土曜、日曜のみの開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 鈴木郁子

作品説明

ふたり共通のフランス人の友人が長野県湯田中にレストランを開いたことでこの地を訪れた。周囲を山に囲まれた盆地で集落は穏やかな傾斜地に位置している。駅前から出るバスで10分もすると志賀高原を源とする横湯川の渓谷に地獄谷野猿公苑がある。自然と人と動物の共生がここではしっかり息づいている。

今回の二人展では、それぞれが幾度か訪れた湯田中と、その周辺で撮影したスナップを展示する。

本展は、2025年7月に東京・ギャラリー街道で開催した展示の巡回展となる。

展示構成

Type-Cプリント

 

会期中の作家在廊予定

作家尾仲浩二は10/4(土)、10/5(日)在廊予定です。

作家鈴木は全日在廊予定です。

変更がある場合は、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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布垣昌邦写真展「彼岸_02」

展覧会概要

タイトル:「彼岸_02」

作家名:布垣 昌邦

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年9月19日(金)〜9月28日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

9月24日(水)、25日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 布垣昌邦

作品説明

1995年阪神大震災が起こった時は、15歳の中学生でした。今から改めて考えると、自分の記憶の範囲では、ここから地震災害など始まったような気がします。2002年の学生の頃、妹尾豊孝さんの「神戸西へ東へ」を見てから神戸を撮り始めました。妹尾さんの神戸は、震災当時の日常が写真に写っていて、学生時代影響を受けた事を覚えています。しばらくは、京都、大阪をとる事に集中していましたが、2025年の令和になり、阿部淳さんの「こうべ」を見て、改めて神戸の写真を見直すきっかけになり今に到ります。大阪で生まれ育った45歳の自分から見る神戸は、震災復興のイメージというよりは、子供や女の子が元気な街のイメージの方が、自分にとっては現実的な神戸に感じます。写真を始めて23年撮り続ける事で見えてくる、京都、大阪、神戸の都市の循環、人のめぐり。生まれは、兵庫(父系)で、(母系)が京都になり、育ったのは大阪です。血の濃い街を撮影し、住んでる者が住んでる距離感で写真に残す事で、自分の存在を記録する意味を感じて撮り続けていきたいです。

 

展示構成

ゼラチンシルバープリント 大四切 20点

 

会期中の作家在廊予定

作家布垣は全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、X(旧Twitter)でお知らせします。

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早川知芳写真展「バイバイ沖縄・本島編」

展覧会概要

タイトル:「バイバイ沖縄・本島編」

作家名:早川 知芳

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年8月22日(金)〜9月2日(火) 

休廊日

8月27日(水)、28日(木)

開廊時間

13:00〜19:00(最終日は18:00まで)

企画

gallery 176 早川知芳

作品説明

台北から東に650キロ、東京から南西に1560キロの紺碧の海に浮かぶ沖縄本島。コロナ禍の2020年11月、私は初めて沖縄を訪れた。以来今日まで頻繁に沖縄を訪れている。

どこまでも碧い海と空、太陽の近さ、どうしようもない湿気、突然の雨、寒い冬、何となく陽気な雰囲気、農連市場、アーケードの商店街、観光客、ガイジン、米兵、戦闘機の轟音、オスプレー、夜の街、Yナンバー、辺野古、普天間、嘉手納、日米地位協定、ライカム、やんばるの森、磨文仁、前田高地、首里城、拝所、嶽、聖域、ユタ、ノロ、久高島、A&W、ポーク缶、ヤギ汁、オリオンビール、ルートビア、ナイチャー、シマンチュウ、三線の音、カチャーシー、指笛、エイサー、旗頭、大綱引き、ハーリー、旧正月、ウンケーにウークイ、ヒヌカン、不発弾、6月23日、そして80年前の記憶・・・

多くの写真家が撮ってきた沖縄。今も多くの写真家が沖縄を撮っている。写真家あるいは写真を志向する者を惹きつける要素が尽きない。

基地問題から日本を考察したり、本土とは異なった歴史に魅力を感じたり、失われた風景を再発見したり、昔からの風俗風習や今のカルチャーを論じたり、いまだ終わらぬ「いくさ世」など、あらゆる切り口で写真家は沖縄を撮り続けてきた。そしてこれからも撮り続けられてゆく。

さらに写真家だけに限らずあらゆる人々が手にした撮影機器で沖縄を撮り瞬時に発信し、それらが氾濫し続けている・・・

今展は傍観者として私が記録(撮影)した沖縄本島を展示します。
何かの当事者でもなくテーマもなくどこにも視座をおかないで、ただ「今」を記録してゆく「私の沖縄ノート」。

※「バイバイ沖縄」知名定男作詞作曲の歌

展示構成

インクジェットカラープリントによる構成

 

会期中の作家在廊予定やイベントなど

早川知芳は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、instagram、XなどのSNSでお知らせします。

イベント予定

8月23日土曜日午後6時ぐらいより、オープニング企画として「雑談」をします。飲み物と軽い食べ物などを手に取り雑談をしようという趣向です。オープニングトークや作品解説などは特にありませんので、その場の流れで自由に参加してください(無料)。差し入れ歓迎です。

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齋藤広幸写真展「Silent Current」

展覧会概要

タイトル:「Silent Current」

作家名:齋藤 広幸

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年8月8日(金)〜8月17日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

8月13日(水)〜14日(木)

開廊時間

13:00〜19:00 最終日のみ 13:00~16:00

企画

gallery 176 齋藤広幸

作品説明

― 春の福島、記憶と風のなかで ―

2023年4月1日、福島県富岡町・夜ノ森地区の避難指示が一部解除されました。かつて多くの人々が花見に訪れた桜並木は、長い静寂の時を経て、再び春を迎えています。

本展では、桜の季節に歩いた福島の風景を辿ります。主に浜通りで撮影した写真に、私の暮らす中通りの春の光景も織り交ぜながら構成しました。

夜ノ森の桜は、何事もなかったかのように、今年も静かに咲き誇っていました。しかしその背景には、誰も住まなくなった家々、除染で更地となった土地、そして少しずつ戻り始めた人々の暮らしがあります。

桜の花びらは、時の流れを語るように風に揺れ、私のレンズの前に現れては消えていきました。

「Silent Current」――それは、目には見えない時間の流れ、声なき記憶のうねり、そして春の風にそっと揺れる福島の現在(いま)です。

未だ復興の途上にある土地も多くあります。けれども、静けさのなかにたしかに芽吹いていくものを、希望という言葉の前に、ひとつひとつ見つめていきたいと思います。

 

展示構成

gelatin silver print 31点

 

会期中の作家在廊予定

全日在廊予定です。在廊予定に変更がありましたら、こちらのページ、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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