中島博美写真展「春の滝に捧ぐ」

展覧会概要

タイトル:「春の滝に捧ぐ

作家名:中島 博美

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2026年3月27日(金)〜4月12日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

3月30日(月)〜4月2日(木)、6日(月)〜9日(木) *通常と休廊日が異なります/金土日のみの開催

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

協力

大田通貴

開催概要

中島博美写真展「春の滝に捧ぐ」を、gallery 176にて開催いたします。

中島さんとの出会いは、リクルートが運営していたギャラリー「ガーディアン・ガーデン」主催の「ひとつぼ展」でした。私は入選でしたが、中島さんはグランプリを受賞されました。お互いの住まいが離れていたこともあり、頻繁にお会いすることはかないませんでしたが、その後も折に触れて緩やかな交流が続いていました。

その後、ご主人様をがんで亡くされるという大きな出来事もあり、中島さんはしばらく写真家としての活動を休止されていましたが、先日、写真集を出版されるとのご連絡をいただきました。それを機に、写真集の刊行にあわせて写真展を開催する運びとなりました。

さまざまなご事情のなかで活動を離れておられたとうかがっておりますが、今回の写真展が、中島さんの今後の写真家活動にとって良い契機となることを願っています。

gallery 176 友長勇介

春の滝に捧ぐ

雪解け水で、春の短い間だけ見ることができる幻の滝があります。しかし、人が近づいてはいけない領域。病で旅立った夫は、ここで未曾有の体験をしました。夫との最後の夜、「私とミミーのこといつも守ってね。姿が見えなくなっても、ここにいるよ、っていうサインを今のうちに決めておこうよ」と言うと、彼は「博美、いっぱい写真撮りな。その時はいつも横にいるから」、と言いました。一番大切な人と、ある日を境に会えなくなるということは、想像を絶することでした。どう生きていったらいいのかわからなくなり、どうやったらいつも繋がることができるのだろう、そればかり考え続けました。随分時間が経った頃、山に向かうようになりました。家の前にある原生林の小さな山です。ここに身をおくと、潮の満ち引きも、星や月の運行も、本当は自分と無縁のところで起きているのではなく、出会う人も起きることも、旅立った人さえも、いつもすべてが、つながっていることを感じます。北の山々、そして、春の滝に祈りをこめて。

展示構成

Type-Cプリント 六切り 37点

会期中の在廊予定

作家の中島さんは、写真展開催期間中、全日在廊を予定しております。変更がありましたら、こちらのページ、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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元田敬三写真展「SHORT HOPE」

展覧会概要

タイトル:「SHORT HOPE」

作家名:元田 敬三

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2026年4月17日(金)〜4月28日(火)

休廊日

4月22日(水)、23日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

協力

展示概要

 元田敬三さんが、3月にふげん社から元田敬三写真集「SHORT HOPE」を出版されたのを受け、gallery 176で、元田敬三写真展「SHORT HOPE」を開催いたします。

 元田さんとは、私がビジュアルアーツアカデミー大阪校でアシスタントをしていた時に、元田さんが、一日体験入学に参加された時に出会いました。

 その後、元田さんは、ビジュアルアーツアカデミー大阪校に入学してからは、路上で人に声をかけて撮影するというスタイルを貫き通して、学生時代に準太陽賞を受賞します。東京に活動の拠点を移されてからも、精力的に数々の作品を発表されています。

 その元田さんが、大阪に帰ってきて、撮影を始めました。その場所は、大阪でも独特の空気と匂いが漂う大阪・西成・釜ヶ崎。元田さんが、この地でどんな一期一会を刻んだのか、私は、皆さんと一緒に体験してみたいと思います。

gallery 176 山下豊

SHORT HOPE

1995年、大阪の路上で写真行為を始めた。撮りたいのは理由なく人だった。

35ミリのフィルムカメラにモノクロフィルムを詰めて毎日街を歩いて人に声を掛けて撮らせてもらうスタイル。

1997年に上京し、東京の路上が撮影の舞台となった。

そして、大阪との再会。

2021年11月18日、前夜仕事の前のりで大阪・天王寺のホテル泊。AM5:00時に起床、思い立って隣町の釜ヶ崎まで朝の散歩をすことにした。大きな道路を渡り、路地へ入り、静まり返った飛田新地を抜けて20分程歩くと三角公園に到着。朝日が昇り始めた公園は黄金色に輝いており、黄金の公園には派手な服を着た2人の男が居たので「おはようございます」と話し掛けた。「うちら大切な人の為に毎朝公園の掃除してるのよ」というので、僕も手伝うことにした。何処からか運ばれてきたソファの周囲に落ちた主にタバコの吸い殻を拾ってゴミ袋へ捨てていく。15分ほどすると辺りはすっかり綺麗になった。

さてと、「お二人の写真を撮ってもいいですか?」。「ええよ!うちらカップルやねん!チュウしよか!」と頼んでいないのにチュウしてくれた。

この写真を撮ったことをきっかけに、この街・釜ヶ崎を撮ろうと決意した。それから月に一度、神奈川県から大阪まで夜行バスで通い、安宿に泊まって撮影を続けている。

展示構成

すべて印画紙によるモノクロプリント。サイズは1) 11×14inch、2) 16×20inch、3) 107センチ×150センチの3種類。

 

会期中の作家在廊予定

作家元田さんの在廊予定は、未定です。在廊日時が分かりましたら、こちらのページ、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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ポートフォリオ・レビュー

イベント:ポートフォリオ・レビュー

*今回はイベントのため、写真の展示はありません。

開催概要

東京にあるギャラリーPOETIC SCAPEの代表・ディレクターの柿島貴志さんをお招きしてポー トフォリオ・レビューを開催いたします。

gallery 176では森山大道さん、野村佐紀子さんの写真展を開催してきましたが、開催にあたり 多くの方々の協力のおかげで開催することができました。その中でも柿島さんは中心的な存在として写真展実現に向けてご尽力いただきました。またいつか柿島さんと何かできればと考えていましたが、この度、ポートフォリオ・レビュー という形で再びお力添えをいただくことになりました。

このような機会は多くはないと思いますのでぜひご参加ください。 皆さまのご参加お持ちしております。

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

開催日

2026年3月15日(日)

開催時間

15:00〜18:30(一人20分)

企画

gallery 176 友長勇介

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写真を観る会#11

イベント:写真を観る会 #11

*今回はイベントのため、写真の展示はありません。

開催概要

 gallery 176 運営メンバーが作品作りをしているが作品発表の場が無い方、発表方法がわからない方等の作品を拝見し、作品作り、展覧会開催などのアドバイスをします。参加された方は、gallery 176 での写真展開催(メンバーの企画として、費用は別途必要)の可能性があり参加者をgallery 176のメンバーに推薦する事もあり、運営メンバーとなって個展を開催したメンバーも何人もいます。2026年に向けて制作から個展、グループ展など興味があるという方は、是非持って頂けると光栄に思います!

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

開催日

2026年3月8日(日)

開催時間

13:00〜、14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜、18:00〜(各回50分程度)

企画

gallery 176 布垣昌邦

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写真展「showcase 2026」

展覧会概要

タイトル:「showcase 2026」

出展作家

城野知佐齋藤広幸山下豊木村孝鈴木郁子早川知芳西川善康布垣昌邦友長勇介

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2026年2月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)、23日(月・祝)、28日(土)、3月1日(日) *通常と会期初日・最終日の曜日が異なります/土曜、日曜、祝日(2月11日は除く)のみの開催

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

開催概要

2016年9月17日にリボーンしたgallery 176。

10周年にあたる2026年最初の展示はgallery 176 のメンバーが一堂に会した企画展「showcase 2026」を開催します。今回は、新たに加入した城野知佐が運営メンバーとして初参加します。

2025年を振り返りつつ、2026年に向けた新たな創作のプレ公開を目的としています。10周年の節目、過去と未来を結ぶこの機会は訪れる皆様にとっても刺激的な体験となることを願っています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

展示構成

展示内容調整中

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アンドレア・パラシュティ展「除虫菊:蚊虻牛羊を走らす」

展覧会概要

タイトル:「除虫菊:蚊虻牛羊(ぶんぼうぎゅうよう)を走らす」

The Killer Chrysanthemum: Mosquitoes and horseflies can make even cattle run

作家名: アンドレア・パラシュティ(共同制作 ダニエル・ポポヴィッチ)

Andrea Palasti in collaboration with Daniel Popovic

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2026年1月16日(金)〜2月1日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

1月19日(月)〜22日(木)、26日(月)〜29日(木) *通常と休廊日が異なります(金土日のみ開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康・友長勇介

協力

EU・ジャパンフェスト日本委員会、Novi Sad 2022、菊田樹子

展覧会紹介

 2022年6月、菊田樹子さんの紹介で、写真プロジェクト「日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイ」で大阪にて滞在制作中だったアンドレア・パラシュティさんが、gallery 176を訪れました。その際、お互いの作品・プロジェクトを紹介し合い、交流を深めました。アンドレアさんの作品は、セルビアの除虫菊が日本に渡り、蚊取り線香の原料となった経緯を追うプロジェクトで、私たちが普段制作している作品とは異なるアプローチを取っており、とても印象に残りました。

 今回、その滞在制作によって生まれた作品が、大阪・豊中のgallery 176で展示されることとなり、とてもうれしく思っています。会期中には、アンドレアさんの来阪に合わせ、大阪在住で2022年にアンドレアさんと交流された写真家・渡邉耕一さんとのトークイベントも開催予定です。ぜひ、会場にお越しください。

gallery 176 西川善康

展示概要

 当展では、セルビアのアーティスト、アンドレア・パラシュティ(Andrea Palasti)が、2022年に大阪府で滞在制作した作品を展示します。

 パラシュティはセルビアと日本との繋がりを調べる中で、除虫菊の一種である「シロバナムシヨケギク」とその複雑な歴史を知ることになります。一見地味なこの小さな白い花が、ダルマチア(アドリア海沿岸地域一帯)で栽培されながら、なぜ日本に渡り「蚊取り線香」の原料になったのか、どのようにして19世紀に世界的な重要性を獲得したのか――パラシュティは、美術史家、詩人、アーティスト、科学者らなどとの対話を通して、その謎に迫りました。作品は長期間にわたる一大プロジェクトとなり、自然科学、社会科学、人文科学、芸術の分野を横断し、植物学者、生態学者、歴史家、人類学者、政治家、アーティスト、作家、花を栽培する地域の人びと、さらには昆虫、他の植物、土、太陽を巻き込みながら、この花を巡る物語を紡ぎ出すべく現在も進行中です。

 「蚊虻牛羊を走らす」という諺は、小さな存在であっても大きな出来事を引き起こし得ることを示します。今回の展示では、素朴な小さな花が、人間、そして植物や昆虫など多様な生命と交錯してきた軌跡を、生態系や経済・芸術・科学・文化などの視点から考察した作品で構成します。

*パラシュティは、現在(2025年12月〜2026年5月)、東京藝術大学の研究員として、キヤノン財団ヨーロッパの支援を受け、ダルマチアン・ピレトロン(除虫菊)に関する研究を継続中です。

展示構成

インクジェットプリント 23点、映像作品 1点

会期中の作家在廊予定

作家 アンドレア・パラシュティさんは、1月17日(土) 15〜18時ごろと18日(日)に在廊予定です。変更がありましたら、こちらのページ、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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SHOWCASE & MARKET

イベント: SHOWCASE & MARKET

開催概要

 gallery 176の年内最後の展示イベントは、「SHOWCASE & MARKET」と題して、ギャラリー運営メンバー有志が自身の作品、写真集、冊子等の販売会を開催します。

*販売物の詳細については、決まり次第、このページとSNSでお知らせする予定です。

出展者

齋藤広幸友長勇介西川善康山下豊

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

開催日

2025年12月13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)

*開催日は変更になる場合があります/土日のみの開催となります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 山下豊

会期中の作家在廊予定

出展者は、会期中交替で在廊予定です。在廊予定は、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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gallery 176 ワークショップ2025春講座修了展

展覧会概要

タイトル:gallery 176 ワークショップ2025春講座修了展/個展開催権を獲得するのは誰だ!

作家名:雨月カラス、小川穂奈見、軽尾柾智子、木田和也、小谷慎太郎、佐々木寛、堀井和也、森中陽子、山下 豊(講師)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年11月28日(金)〜12月7日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

12月1日(月)〜4日(木) *通常と休廊日が異なります(金土日のみ開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 山下豊

展覧会概要

2025年3月から始まった「目指せ!個展開催!!ワークショップ2025」は、10回の講座を終了し、修了展を開催いたします。

1年間かけて作品と向き合って来た受講生の力作をどうぞご覧ください。

なお、個展開催権獲得の審査は、gallery 176運営メンバー+αで行い、一番得票数の多い受講生が来年度、gallery 176で個展を開催する権利を獲得いたします。

展示構成

受講生8名と講師1名(山下豊)の展示になります。

 

会期中の作家在廊予定

企画者 山下が、全日在廊予定です。在廊予定に変更がありましたら、こちらのページ、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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裵陳姬写真展「What a Wonderful Day! Echoes of Another Decade」

 ≫ 한국어

展覧会概要

mug × gallery the C × gallery 176 交流展

タイトル:「What a Wonderful Day! Echoes of Another Decade」

作家名: 裵陳姬( べ・ジンヒ / 배진희 / Bae, Jinhee)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年11月14日(金)〜11月25日(火)

休廊日

11月19日(水)、20日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康・友長勇介・木村孝

協力

姜美善

展示概要

TOTEM POLE PHOTO GALLERYのメンバー 姜美善(カン・ミソン)さんに紹介・仲介いただき、韓国・ソウルのmug(写真専門出版社 )、gallery the C(ギャラリー)との交流展を始めます。その第一弾として、mug 代表の裵陳姬(べ・ジンヒ)さんの写真展「What a Wonderful Day! Echoes of Another Decade」をgallery 176で開催します。

裵陳姬(べ・ジンヒ)さんは、2023年2月に開催した、姜在求写真展「入隊前夜 -soldier」の際、gallery 176にお越しいただいています。姜在求(カン・ジェグ)さんの写真集も、mug から出版されています。

また、mug が企画・運営し、2023年4月に韓国・済州島で開催されたフォトフェア「Check in Hotel Photo 2023」に、gallery 176から、西川と友長が参加しました。2023年7月にタイ・バンコクで開催された写真展「What a Wonderful Day! After 10 Years」には、タイ在住のメンバー木村も会場を訪れ、裵陳姬(べ・ジンヒ)さんと交流しています。

今回は、バンコクでの展示をベースにアレンジして展示予定ですが、どのような展示になるか楽しみです。裵陳姬(べ・ジンヒ)さんも来日され、会期中にトークイベントを開催予定です。ぜひ、お越しください。

gallery 176 西川善康

 

私(木村)がタイ・バンコクへ移った2023年、中心地トンローにあるギャラリーで開催された、裵陳姬(べ・ジンヒ)さんの個展「What a Wonderfull Day! After 10 Years」を訪れました。トンローは日本人も多く暮らす活気あるエリア。展示されていたギャラリーはBTS(高架鉄道)駅からも見える好立地で、屋外に向けて掛けられた印象的なポートレート2点が行き交う人々の視線を集めていました。

作者はかつてロンドンで学生生活を送っており、展示では、その当時撮影された友人たちのポートレートと、約10年後に再び彼らを訪れて撮影されたポートレートとが並べて構成されていました。シンプルな展示から、作者と被写体との関係性、そして時の経過がもたらす物語へと自然に思いをめぐらせました。家族を持つなど大きく変化した者もいれば、変わらず自分の道を歩み続けているように見える者もいる。彼らの個性、10年間の歩み、交わされたであろう会話の数々…さまざまなことに想像をかき立てられます。個人的でありながらも広がりのある余白を持つ作品に引き込まれていったのを覚えています。

また、同名の写真集には「この10年を振り返ってどうですか。」「当時なぜロンドンを選んだの。」といった友人たちへのインタビューや、「I am still missing you」と記された、10年後に撮影できなかった人々のポートレートも収録されています。

今回のgallery 176での展示では、上述の「I am still missing you」という言葉から始まる新たな旅がテーマとのこと。どのような展示になるのか楽しみです。

gallery 176 木村孝

作品説明

20年前、慣れないロンドンで私たちはお互いの日常の中でアイデンティティを共有した。やがてそれぞれの母国に戻って10年が経ち、再会して再び日常を共有した。さらに10年が流れた今、その記憶は残響のように現在に響き渡っている。「What a Wonderful Day! Echoes of Another Decade」は、前作「What a Wonderful Day! After 10 Years」に繋がるもう一つの出発点であり、未完の物語としての「プリクエル(前日譚)」と言える。

この新たな旅は、前作の最後に残した「I am still missing you」という言葉から始まる。この10年間、私は連絡が途絶えた当時の友人たちを探し続けた。ほとんどの友人の消息は知ることができたものの、日本人の友人とはまだ一人も再会を果たせずにいる。今回の展示は、まさに「まだ再会できていない友人たち」の国から始まる。この地から始める理由はただ一つ。いずれ彼らに再会できてこそ次の旅に進むことができるからである。

私はこの展示を通じて、誰かが私と私の日本人の友達とを繋げてくれることを心から願っている。また、私たちが再び会える日を待ち望みながら、過去から続く人生の道のりを記録し、過去と現在が交差する場として新たな文化交流と出逢いの可能性を切り拓きたい。これこそが「Unfinished Journeys — 終わらない旅」の意味である。

展示構成

準備中

会期中の作家在廊予定

作家 裵陳姬( べ・ジンヒ)さんの在廊予定は、11月14日(金)夕方、15日(土)、16日(日)です。変更がありましたら、こちらのページ、facebook、X(旧twitter)、Instagram等でお知らせします。

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鵜川真由子写真展「PORTRAITS」

展覧会概要

タイトル:「PORTRAITS」

作家名:鵜川 真由子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1

阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2025年10月31日(金)~11月11日(火)

休廊日

11月5日(水)、6日(木)

開廊時間

13:00~19:00

企画

gallery 176  齋藤 広幸

 

展示概要

鵜川真由子による「PORTRAITS」をご紹介します。本作は2023年に東京・Place Mで発表され、大阪では今回が初めての展示となります。

 鵜川さんはコロナ禍を機に海辺へ移り住み、日々の暮らしを写真で記録してきました。なかでも特徴的なのが、ビーチクリーン活動をきっかけに生まれたシリーズです。砂浜に打ち上げられた日用品を大判カメラを用いて一つひとつを肖像のように撮影し、暗室でプリントを行っています。日常に潜む小さな物語を、ぜひご覧ください。

gallery 176  齋藤 広幸

作品説明

数年前に茅ヶ崎に引っ越して、 海から徒歩数分の場所で暮らしている。

 私はそれなりに都会で生まれ育ったため生活の中に大自然が存在するというのはとても新鮮であり、 驚きの連続でもありました。

 引っ越してすぐ、たまたま近くに住んでいた友人に誘われてビーチクリーン活動を始めました。流れ着く海洋ゴミのほとんどは私たちの生活から生まれて川を下って海へと流れ出た物だそうで、砂浜には波跡に沿って様々な日用品が転がっています。どれも取るに足らない物だけど、ほんの束の間、それらは誰かの暮らしの一部でした。

 今ではゴミと呼ばれるようになった物たちから漂う人間の残り香に惹かれ、私は部屋の片隅で写真を撮り始めました。写真愛好家だった父から譲り受けた4×5のリンホフを使ったのは、“ゴミ”たちの佇まいを往年の肖像写真のように残そうと思ったからです。そしてカラーフィルムで撮って暗室で(自分で)プリントをするまでの作業の過程が、形を変えながら長い時間をかけて海岸にたどり着いたゴミたちの旅路と重なるようにも思います。

 ビーチクリーン自体は清掃の後に仲間とランチをしたりおしゃべりをするのが楽しくて続けていたようなものですが、 そのくらいの気軽さでつき合えるほど身近な問題でもあります。 環境の問題は、私たち人間の問題でもあると改めて思いました。

 

展示構成

Type-Cプリント 18点

 

関連イベント/ギャラリートーク

開催日時

11月1日(土)  18:30~19:30

出席者

鵜川真由子 × 山下豊(gallery 176 運営メンバー プロフィール

参加費

無料/申し込み不要

トークイベント終了後は、懇親会を行います。

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