早川知芳写真展「台湾疾風録 108/109」

(c) HAYAKAWA Tomoyoshi

展覧会概要

タイトル:「台湾疾風録 108/109」

作家名:早川 知芳

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年9月25日(金)〜10月6日(火)

休廊日

9月30日(水)、10月1日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 早川知芳

作品説明

2019年(中華民国108年)8月から2020年(中華民国109年)2月までの約半年間に6回台湾を訪問し、都合約6週間の滞在中に、主にiPhoneで撮影した、ありふれた台湾の「記録」です。

iPhoneというデバイスを使う事によって、傍観者、通過者、あるいは意識されない「誰か」となり、ふらふらと、人混みの中、地下鉄車内、街角などを歩いて擦過(撮影)し続けました。

誰しもが手にするデバイスで、誰しもが撮りえるような、ごくありふれた、ある意味「私のない写真」、詠み人知らずの「雑歌」的写真の集積を目指しました。

昨今の大量に撮影され大量に流通し大量に消費されて、すぐに忘れ去られるSNS写真(画像)と全く何の変わりも無い、もはや撮影者が誰であってもかまわない(Unknown)写真だと自覚しながらも、それこそが「記録」(或いは本態的な姿)としての写真なのでは?と思考し、その集積の先に何かが実体化するであろうと思いながら、ただ疾風の如くに台湾を擦過しました。

日本から毎年夥しい観光客が押し寄せ、経済的文化的交流も盛んな、日本と国交の無い「国」台湾の、ある日ある場所ある瞬間の「記録」です。

展示構成

インクジェットプリントによる展示、A3サイズ156点。

 

会期中の作家在廊予定

作家早川は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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KUAD Photography 2019 graduates 写真展「KUGIRI」

展覧会概要

タイトル:「KUGIRI」

出展作家名:KUAD Photography 2019 graduates

狩野明茂カルオマチコ児島貞仁児玉大輔下良隆彦高林直澄(京都造形芸術大学美術科写真コース 2019年度卒業生)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年9月12日(土)〜9月22日(火) *通常とは会期初日の曜日が異なります

休廊日

9月14日(月)〜17日(木) *通常とは休廊日が異なります

開廊時間

13:00〜19:00(初日 9月12日(土) は15:00〜/最終日 9月22日(火) は17:00まで)

企画

gallery 176 西川善康、友長勇介

展覧会概要

 この展覧会は京都芸術大学(当時京都造形芸術大学)通信写真コース2019年度卒業生50名ほどの中から集まった有志6名による展覧会です。

 COVID-19の感染リスクにより、卒業制作展ができなくなっている写真コースの卒業生たちに対して、仕方がない事態とはいえ、教員として申し訳ない気持ちでいっぱいになっていました。卒業制作の過程で、展示や額装などの具体的なプランの提出を課題とし、実際に発注し終わって展示を待つだけだった学生も多々いたためでもあります。そのような中、東京ではIG Photo Galleryが、そして大阪ではgallery 176からお声がけいただき、それぞれに展覧会の場をもつことができました。本当にありがたいことと感謝し申し上げます。

 彼らが最初の代表作として、また小さな作家としての第一歩を刻む、重要な展覧会でもあります。人生の途上にして様々な経験や背景をもった中で写真に取り組み始めた彼らには、写真を学ぶべき、また写真で作品をなすべき理由と衝動があったはずです。そののっぴきならない念慮や思考の過程から、彼ら自身でなければならないものを引き出せればと、助言する側も苦闘を続けてきました。彼らが彼ら自身の鉱脈を探り当てたかどうか、それはまだわからないかもしれません。ただ、それを探し続ける気概と忍耐力と問題意識だけは持ち続けてくれたものと思っていますし、そのことは何よりもそれぞれの作品に現れているものと信じます。彼らの始まりの目撃者となっていただけますよう。私も楽しみにしています。

勝又公仁彦(美術家/写真家・京都芸術大学准教授)

 

 2月末からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、多くの学校で卒業式や入学式が中止となりました。京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)通信教育部芸術学部美術科写真コースでも、卒業制作展と卒業式が一旦8月に延期になり、その後、8月の卒業式はオンラインでの開催に変更、卒業制作展は開催中止となってしまいました(今後開催するかどうかは未定)。2019年度の卒業生は、準備していた卒業制作が発表できないまま半年が過ぎ、「卒業」という区切りをつけられず、次のステップに進めず立ち止まっている方も多いと聞きます。

 gallery 176でも、9月に予定していたドイツの写真家の展示が、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となってしまい、9月前半の展示予定が無くなってしまいました。コロナ禍で空いてしまった展示空間は、同じくコロナ禍で展示場所を失ってしまった方に使ってもらおうと考え、京都造形芸術大学の卒業生にギャラリーを使っていただくことにしました。京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)通信教育部芸術学部美術科写真コースは、私(西川)が2019年度から添削の一部をお手伝いしており、勝又公仁彦先生や2016年度卒業生の榎本八千代さんにも展示していただいた関係もあり、声を掛けた次第です。

 2019年度の卒業生の6人には、今回の展示で一旦作品制作に「区切り」をつけ、次にステップに進んで行って欲しいと思います。

西川善康(gallery 176 )

 

 令和初、そして京都造形芸術大学最後の卒業となった2019(令和元)年度卒業生である私たち。コロナ禍の中延期となった卒業式と卒業制作展。8月、再び感染者の増える中で卒業式はオンライン開催、そして卒業制作展は”8月の開催は”中止となってしまいました。延期が決まってからの約半年、時期をずらしても卒業式や展示ができる喜びと、8月本当に開催できるのかという不安の入り交じった時期を過ごした上での現状に、なかなか気持ちのけじめがつかない、やり場の無いもやもやの中で、あるはずだった区切りを付ける事が実はとても大切な意味を持つのではないかと考えました。

 幸いにしてgallery 176さんより、卒業生有志による写真展開催を提案していただき、この度6人による卒業制作を基にした写真展を開催することとなりました。展覧会のタイトルを考えるにあたり、卒業というタイミングについて考えました。卒業とはゴールであったりスタートであったり、人によってその意味や強さは様々です。そこで時間や所在を純粋に区切るということで、展覧会のタイトルを“KUGIRI”と名付けました。そして今、その区切りを付ける時がやってきました。

 こんな、私たちのKUGIRIに、しばしお付き合い下さい。

高林直澄(「KUGIRI」出展者幹事)

 

会期中の作家在廊予定

作家は、会期中交替で在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

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井上雄輔写真展「CONTAINERS」

©︎ INOUE Yusuke

展覧会概要

タイトル:「CONTAINERS」

作家名:井上 雄輔

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年8月28日(金)〜9月8日(火)

休廊日

9月2日(水)、3日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

開催概要

 井上雄輔さんと初めてお会いしたのは、昨年11月に gallery 176で開催された金村修さんの「voodoo doughnut」展の搬入の時でした。小松浩子さんと黙々と搬入作業を完成させていく井上さんの姿に圧倒された事を昨日のように思い出します。話をしていくうちに40歳の同い年という事が分かり、共に中堅作家として写真の世界の土台部分を支えていくべく踏ん張らなければならないという話をした事を覚えています。井上作品に触れるにつれ、物事に取り組む姿勢と熱量に狂気さえも感じるほどで、金村さんの次にその井上さんの展示を大阪で出来る事をとても嬉しく思います。

gallery 176 布垣昌邦

作品説明

 コンテナシリーズの写真は、すべて走行中のコンテナを側面から撮ったものだ。撮影地は主に東京都内。都心に張り巡らされた首都高道路を走る牽引されたコンテナを、高速シャッターで静止させて撮影する。都市の中に突如現れる巨大な箱。そんな非現実的な光景は、我々が普段意識していないだけで、日常的にありふれた、当たり前の風景である。

 現代のコンテナによる物流は1950年代にアメリカで生まれた。58個のコンテナからスタートし、規格の標準化、ベトナム戦争での特需などを経て、2018年には2億TEU(TEUはコンテナを数えるための単位。1TEU=20フィートコンテナ1個分)を超えた。コンテナが運用される以前は、商品の材料の調達から製造までの距離を短くして、運送コストを抑えることが優先させていたが、コンテナによる輸送が誕生してからは世界のどこでも安価で正確な輸送が可能になり、流通システムは大きく変化した。東京の街にも、世界中の運送会社のロゴが描かれたコンテナが日々行き来し、現代の流通を支えている。

 コンテナによる流通は合理的である。輸送元でコンテナに物資を詰め込み、封をする。木材、中古家電、小麦粉、鉄くず。コンテナは識別番号のついた規格サイズの箱として扱われ、中身の差異による手間を省き、スムーズに目的地まで運ばれる。 だが、そのコスト優先の合理性には、欠点もある。例えば、放射性物質を仕込んだ爆弾や、違法薬物が積まれたり、不法入国のために人間が潜り込むこともあるだろう(もちろん、それらのリスクは港で検査されているが)。日本では、ヒアリという危険な外来生物がコンテナによって運び込まれるという問題が話題になった。コンテナの合理性はグローバリゼーションに多大な恩恵を与えたが、国家、地域間の防衛網を素通りしてしまうリスクも孕む。コンテナは中身の見えない、ブラックボックスである。当然、撮影している私自身も、そのコンテナに何が入っているかはわからない。撮影によって写るのは、コンテナという現代社会における流通のシンボル。そして、利便性とトレードオフになっている、物流の隠蔽性や不透明さである。

 私がコンテナの撮影を始めたときは、単なる造形的な魅力に惹かれただけで、コンテナというものがどのような役割を担っているものなのかすら知らなかった。だが、制作を続けていくと、今まで見えなかったものが見えてくる。同じ場所で一日撮影していれば、何時頃に多くのコンテナが走るのかがわかる。コンテナを撮影した場所を地図に点として書き込んでいけば、それはやがて線になり、コンテナの経路が可視化できる。

 写真は、絶対的なルールを用いて撮影を続けていくと、相対的に変化していくものが写り込んでくる。私がコンテナの撮影を始めて5年ほどだが、たった数年前の写真でも、撮影当時とは背景が変わり、同じ写真は撮れない場所が生まれている。コンテナを撮っていたはずなのに、変化する都市が勝手に写り込んでくる。これは、撮影のターゲットはコンテナという「物体」だが、実際に写り込んでいるものは、街の中をコンテナが走っている「状況」あるいは「状態」だからである。

 コンテナという箱を撮影し続ける行為により、変容していく都市が写り、それを下支えする、世界を繋ぐ流通の軌跡が写る。「CONTAINERS」の写真群は、ミクロの視点からマクロな都市像を写すのである。

井上雄輔

展示構成

B0パネル、A2ブック展示

 

会期中の作家在廊予定

作家井上さんは、8月28日(金)、29日(土)、30日(日)、9月8日(火)に在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

8月29日(土)の開廊時間について

8月29日(土)は、トークイベント開催のため、17:30以降はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、17:30までにお越しください。

*当日は、17:30に一旦ギャラリーをクローズし、17:50からトークイベントの受付・入場を開始します。

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マイケル・ニッケ写真展「BELLA ITALIA 1987-1999」

©︎ Michael Nischke

マイケル・ニッケ 写真展 「BELLA ITALIA 1987-1999」延期について

9月11日より開催を予定しておりました、マイケル・ニッケ写真展「BELLA ITALIA 1987-1999」は、新型コロナウイルス感染症の影響により、延期となりました。新たな開催日時に関しては、2021年中を予定しておりますが、現在調整中です。新たな開催日時が決まりましたら改めてお知らせいたします。

早川知芳

≫ English

展覧会概要

GALERIE NISCHKE × gallery 176交流展

タイトル:「BELLA ITALIA 1987-1999」

作家名:マイケル・ニッケ(Michael Nischke)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年9月11日(金)〜9月29日(火) *2021年に延期・日程調整中

休廊日

9月16日(水)、17日(木)、23日(水)、24日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 早川知芳

開催概要

ドイツ・ミュンヘンの写真ギャラリー、GALERIE NISCHKE Fine-Art-Photographyとgallery176との交流展として、GALERIE NISCHKEのオーナーで写真家のマイケル・ニッケ氏(Michael Nischke)の写真展を開催いたします。

マイケル氏とgallery176とは、2018年10月に開催された第8回 TAIWAN PHOTO(台北市)で共にギャラリーとして出展していた時に出会い、知己を得ました。2019年の4月に、マイケル氏がgallery 176へ来訪されて交流を深め、お互いのギャラリーでの写真展の開催、すなわち交流展へと話が進み、今回の開催となりました。先ずはgallery 176でマイケル氏の写真展を開催し、次にGALERIE NISCHKEにて176メンバーの展示(参加メンバー及び開催時期は未定)を行う予定です。

gallery 176 早川知芳

作品説明

ドイツの詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)は、1786-1788年に旅したイタリアについて紀行文を残し、数世紀にも渡ってドイツの人々を感化し続けた。彼の日記には、イタリアの暮らしぶりが生き生きと綴られていた。1950~60年代に、人々が自家用車で旅をする時代になると、イタリアは人気の旅先のひとつとなり、訪れた人たちの多くがその虜となっていった。ピザ、ワイン、太陽の国といったイメージがドイツ人の脳裏に焼き付き、イタリアンレストランも数多くオープンしたことで、ドイツ人の日常生活にイタリアの生活様式が不動の地位を築いていった。とりわけ、イタリアまで車で数時間で行けるドイツ南部の人々は、イタリア国内のあちらこちらで長い時間を過ごすようになった。

私(マイケル・ニッケ)がイタリアを訪れるようになったのは1980年代初めのこと。ヴェネツィアの街を撮ったパノラマ写真で私は名を知られるようになり、いくつかの賞を受賞した。私が特に感銘を受けたのは、伝統が感じられる場所、独特な記念碑、風景など。ガルダ湖、ヴェルバーノ湖、コモ湖に大いに魅せられた一方で、トスカーナ、マッジョーレ湖、メタポント(南部の小さな町)、カプリ島、シチリア、ドロミーティ(北東部の山地)にも足を運んだ。南部の温かな雰囲気を楽しみながら、自身をより深く知る旅を重ねた。

今回、数々の評価を受けてきたこれまでの作品の中から、1986年から1996年に制作したオリジナルプリントをgallery 176で展示する運びとなりました。ゼラチンシルバープリントとカラープリントから構成され、プリントはすべて私、作家本人によるプリントです。展示作品は、景色、街の風景、静物、自然、人物を撮ったものなど様々です。大半はバライタ紙に焼いた作品で、着色写真、特殊なモノクロ印画紙に焼いたものなど。写真用紙の小さなメーカArgentaの印画紙を使い、カラーポジフイルムはチバクローム(イルフォクローム)の印画紙にプリントしました。
イタリアのよく知られた場所が持つ雰囲気を、ツーリスト目線ではない目線で見せてくれる今回の展示作品。私が大切にしたのは、イタリアが持つ魅力の穏やかさ。そのためにコダック社の赤外線フィルムを使い、風景を抽象化させたものなどもあります。そこに現れるのは、多的で刺激的なロードトリップの物語です。

マイケル・ニッケ(Michael Nischke)

展示構成

ゼラチンシルバープリントによるモノクロームとカラーの構成、点数は未定

 

開催に関して

開催日時や会期日程等については、コロナウイルス感染症の影響等により、スケジュール変更(会期短縮や開催延期)の可能性があります。7月10日時点では、9月11日より開催の予定ですが、作家本人及び作品が開催日までに日本に到着しない場合も考えられます。今後内容等に変更がある場合はこちらでお知らせしますので、予めご了承ください

会期中の作家在廊予定

作家マイケルさんの在廊予定は未定です。決まり次第こちらでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

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鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」

©︎ IKUKO SUZUKI

お知らせ

4月10日より予定しておりました鈴木郁子写真展はコロナ感染拡大による外出自粛の要請、ならびにご来場の皆様の安全のために延期いたします。

新たな日程が決まりましたら、こちらでお知らせいたします。

皆さまの、ご健康と1日も早い事態収束を願い、gallery 176でお会いできる日をお待ち申し上げます。

鈴木郁子

*延期していた鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」を、6月19日(金)〜6月30日(火)に開催します。

*作家の都合により、鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」を、8月14日(金)〜8月25日(火) 8月23日(日) に再延期します。

展覧会概要

タイトル:「奄美 1/2 (half)」

作家名:鈴木 郁子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年8月14日(金)〜8月23日(日) *会期最終日が通常とは異なります

*4月10日(金)〜4月21日(火)から開催日を変更
*6月19日(金)〜6月30日(火)から開催日を再変更

休廊日

8月17日(月)〜20日(木) *休廊日が通常とは異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 鈴木郁子

作品説明

「フィルムカメラ・旅写真」がこれまで1番多く展示にまとめた方法だった。

今回、約3年ぶりに展示を見据えた旅計画を立て、行き先を奄美に決めた。

初めて訪れる地で感じた物・事を一瞬に収めるにはと考え、コニカFT-1プロハーフというハーフサイズカメラで撮影した。

36枚撮フィルムの頭から最後まで撮ると72カット。

コンタクトシートをみると至極個人的選択によって集合した奄美が現れた。

展示構成

タイプC カラープリント プリントサイズ 11×14
インクジェット出力 A0

関連展示

鈴木郁子写真展「奄美 1/2 (half)」

会場:Gallery街道|東京都中野区中野5-14-5 ハウスポートB1
会期:2020年3月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)
開廊時間:13:00〜19:00

 

会期中の作家在廊予定

作家鈴木の在廊予定は、8月14日(金)〜16日(日)、23日(日)です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

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甲斐啓二郎写真展「Charanga」

© Keijiro Kai

展覧会概要

TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176交流展

タイトル:「Charanga」

作家名:甲斐 啓二郎

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年7月31日(金)〜8月11日(火)

休廊日

8月5日(水)、6日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

展示概要

 TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176交流展企画第三弾として、TOTEM POLE PHOTO GALLERY運営メンバー甲斐啓二郎さんをお招きして写真展を開催します。来年にはgallery 176運営メンバー友長勇介がTOTEM POLE PHOTO GALLERYで展⽰を予定しています。

 甲斐さんとは、TOTEM POLE PHOTO GALLERYメンバーの広瀬さんのgallery 176での展示の時に、初めてお会いしました。その晩、TOTEM POLE PHOTO GALLERYメンバーの淵上さんも合流し、写真について終電が無くなるまで語り合った日から2年。甲斐さんの写真展を開催する事ができて嬉しく思います。

gallery176 友長勇介

作品説明

 毎年5月3日、聖十字祭の日にボリビアのマチャで行われるTinkuを撮影したものである。Tinkuとはケチュア語で「出会い」を意味し、各集落の男達が力を競い合うケンカ祭りであり、男女の出会いの場でもあった。地元の老人によると、インカ帝国以前にはすでに行われていたとのことだ。

 マチャ周辺の各集落が、ケーナやチャランゴといった民族楽器で音楽を奏で、歌い、踊る。「僕らは醜くなんかない」と歌っていた時、彼らが味わった歴史を考えずにはいられない。そうして、広場を練り歩き、他の集落とぶつかった時、素手での殴り合いが始まる。死者が出ることもあるという程の激しいケンカ祭りである。血が流れるまで殴り合い、その血を母なる大地の神パチャママ(Pachamama)に捧げ、豊作を祈るのである。

 今まで撮影した「格闘の祭事」で、偶発的におこる素手での殴り合いは目にしてきた。素手で顔面を殴るという行為は、祭事のルールとして禁止されていなくても、人の倫理としてそうそう起こるものではなかった。ただ、Tinkuに関しては「殴る」という行為がルールである。また、殴られることによって血を流す事が良しとされる。血を流す事が目的のひとつであるために、血が出やすい顔面を殴るという事をしているのかとさえ思う。

 それは倫理以前の人間の姿を見るようで、今まで撮影してきた「格闘の祭事」の中で、Tinkuは最も恐怖を感じた。

 どの祭事においても、参加する者に何故闘うのか?と問うてもあまり意味がない。「それがそこにあるから」という様な答えが返ってくるだけだ。他の祭事での話になるが、会話の中で興味深い言葉があった。季節感(風向きや日差しなど)や街の喧騒などの情感で、そろそろ祭りが来るなと思うそうである。まるで祭りの方から向かってくる様な言い回しで。

 祭事は、先人たちの霊魂、神そして自然の様々な精霊たちとの対話の場である。「祭事」を「自然」もしくは「神」と置き換えて、「向かってくるもの」と考えると、「格闘の祭事」は「自然の猛威」とみる事も出来る。「自然の猛威」が差し迫った時、我々人間はその困難に立ち向かい必死に生きようとするだろう。何しろ自分の生死、実存の問題であるのだから。

 先に「倫理以前の人間」と書いたが、この困難や恐怖を乗り越えた時、まさにその瞬間、我々人間は倫理や道徳を手に入れてきたのではないか。もしそうであるならば、「格闘の祭事」は、“人間たらしめる生きるための闘い”である。

 Tinkuの中で歌われていた「僕らは醜くなんかない」という歌は、スペイン占領時代を歌ったものと考えられるが、彼らは流れる血をみて、自己の生を実感したに違いない。

 それが得られる場、その実践的経験の場が、これらの祭事であり、先人達の知であり、自然や神からの恵みなのかも知れない。

展示構成

ピグメントプリント約 15点(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家甲斐さんの在廊予定は8月1日(土)〜3日(月)、8日(土)〜11日(火)です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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波多野祐貴写真展「Call」

©︎ Yuki Hatano

お知らせ

新型コロナウィルス感染拡大のため、波多野祐貴写真展「Call」の開催を延期いたします。新たな日程が決まりましたら、こちらでお知らせいたします。

*延期していた波多野祐貴写真展「Call」を、7月18日(土)〜7月28日(火)に開催します。

展覧会概要

タイトル:「Call」

作家名:波多野 祐貴

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年7月18日(土)〜7月28日(火) *会期初日の曜日が通常と異なります

*4月25日(土)〜5月5日(火・祝)から開催日を変更

休廊日

7月22日(水) *休廊日が通常と異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 波多野祐貴

作品説明

にぎやかな都市の光景はその裏側を意識させる。

色彩と陰影のベールをはらりとめくったら、

そこが台湾であるかないか、男と女、あなたとわたし、生き物とそうでないもの、

一切合切が綯い交ぜになった世界が広がっているのではないだろうか。

その人その物の奥底からほのかに匂い立つ微光のようなものに、

呼びかけるように、呼ばれるように、撮ってみようと思った。

展示構成

インクジェットプリント他  約40点(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家波多野は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

関連情報

期間中、タシロ ユウキ氏 (写真ブロガー&写真作家) によるインタビュー映像を公開予定。

 

   タシロユウキ プロフィール

写真ブログ「写遊百珍」(https://www.hyperneko.com/)主催。
日本カメラ「写真界隈スコープ」偶数月号(2019)、写真雑誌「FOUR-D」(2020)でも執筆。

 

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西川善康展「prototypes」

展覧会概要

タイトル:「prototypes」

作家名:西川 善康

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2021年10月8日(金)〜10月19日(火)

休廊日

10月13日(水)、14日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康

展示概要

 今回の展示は、「prototypes(試作品)」と題して、制作中の作品を展示します。

 一つめは、都市の風景写真から、植物や緑を抜き出し、緑を強調することを試みる作品「draw out a green / 緑の抽出(仮)」(archival pigment print + トレーシングペーパー)。これは、前回の写真展「マチハニワ」で試みようと考えていましたが、時間的に間に合わず断念していました。今回は、新たな素材(写真)も加え制作した作品を展示します。

 二つめは、2019年のフィリピン・ダバオ滞在時に撮影した短い映像作品「DAVAO 2019」。これも、2019年の写真展「DAVAO 2019」で上映を考えていた作品です。写真は一瞬の時間を切り取りますが、映像は一つの時間をまとまりとして記録します。今回は、移動する視点を中心にまとめています。

 三つめは、2020年の写真展「garden」の庭を素材とした作品から(展示していない作品も含む)、素材の質感を重視した作品を、「襖(ふすま)」に見立てて展示します。

 最後に、作家自身の三人もこどもの成長を並列にまとめた作品を展示します。これは、2017年の写真展「こどもかるた」から派生した作品です。

 その他、これまで制作した冊子「plants」、「garden」、「マチハニワ」、「DAVAO 2019」を展示販売します。コロナ禍の中、なかなかギャラリーで展示を観ていただくのが難しい状況ですので、今後は、積極的に印刷物を制作し、時間(会期)や場所(会場)の制限を超えて、作品を届けていきたいと考えています。

展示構成

archival pigment print(インクジェットプリント)、archival pigment print + トレーシングペーパー、映像、冊子

 

会期中の作家在廊予定

作家西川は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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松原豊写真展「知立」

展覧会概要

タイトル:「知立」

作家名:松原 豊

会期

2020年6月5日(金)〜6月14日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

6月8日(月)〜11日(木) *通常と休廊日が異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 松原豊

作品説明

私が愛知県知立市に演劇の記録撮影のためはじめて訪れたのが2013年。駅前では再開発が緩やかにはじまっていた。「まもなく無くなる風景だな」と少し意識しながら1年間ほど主に駅前での撮影を進めた。酒を呑むために入ったスナック「函館」では北島サブちゃんの肖像画が飾ってあった。初めて入ったその店で私は調子にのりカラオケを歌い呑んだ。そして酔った。あれから7年ほどの月日が流れ電車越しに見る駅前の風景は随分と変わっていた。

展示構成

インクジェットカラー作品、撮影年 2013年

関連展示

2020 Spring Photo Exhibition 松原豊写真展「知立」

会場:gallery0369|514-2113 三重県津市美里町三郷369番地
会期:2020年4月10日(金)~13日(月)、17日(金)~20日(月)
開廊時間:13:00〜18:00

 

会期中の作家在廊予定

作家松原は全日在廊予定です。在廊予定が変更になる場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

来場される方へのご協力依頼について

 緊急事態宣言は解除されましたがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)が治まったわけではありませんのでお客様をはじめ、gallery運営関係者の健康に配慮し、以下の感染防止対策について注意をしながら写真展を開催させていただきます。

  • ご来廊の際はマスクの着用をお願い致します。
  • ギャラリー入口にて手指消毒用の消毒液をご用意しておりますので来場者は消毒をお願い致します。
  • 発熱や咳、咽頭痛、だるさや息苦しさなどの症状があるお客様はご来場をご遠慮ください。
  • スペース内の利用に関して、1度にご来場いただける人数を5名程度とさせて頂きます。混雑が発生した場合は入場制限をすることがございますのでご了承ください。
  • 万が一関係者などから新型コロナウイルス発症があった場合、連絡を差し上げられるよう、来場者の方にはご連絡先の記入をお願い致します。(ご記入いただく連絡先、氏名などの個人情報については各展示来場者としての記録以外には使用することはありません)
  • 人と人との間隔を充分に開けながら作品鑑賞をおこなってください。
  • オープニングパーティー、トークイベントなどは、今回展示再開する松原展では行いません。以後の展示に関連したイベントなどについては今後の状況により判断させていただきます。詳細についてはgallery176のwebサイト、SNSで随時ご確認をお願い致します。
  • スクーリングなど大人数でのご来場は当面の間お断り申し上げます。
  • ギャラリーでは換気をしながら展示を行います。在廊担当者は手洗いや消毒、マスクの着用、スペースの清掃などをしっかりと行います。

 皆様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。ご来場を心よりお待ちしております。 

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友長勇介写真展「写真素志Ⅱ」

©︎ TOMONAGA Yusuke

展覧会概要

タイトル:「写真素志Ⅱ」

作家名:友長 勇介

会期

2020年3月13日(金)〜3月24日(火)

休廊日

3月18日(水)、19日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

作品説明

街を歩き、気になる人、物、風景、出来事に出会った瞬間にシャッターを切った写真群です。

展示構成

ゼラチンシルバープリント、点数未定

 

会期中の作家在廊予定

作家友長は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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