鈴木祥浩写真展「Eastbeats(イーストビーツ)」

2023鈴木祥浩写真展『Eastbeats』webフロント画像

展覧会概要

タイトル:鈴木祥浩写真展『Eastbeats(イーストビーツ)』

作家名:鈴木 祥浩

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年11月4日(土)〜11月14日(火) *会期の初日の曜日が通常と異なります

休廊日

11月8日(水)〜9日(木) 

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 松原豊

展示概要

ドイツ在住の編集・出版企画担当の孫裕美と松原豊(gallery176運営メンバー)の共同企画として鈴木祥浩写真展『Eastbeats(イーストビーツ)』を開催致します。

本展示は2023年10月発刊の写真集『Eastbeats(イーストビーツ)/Spector Books』発刊に併せた写真展になり大阪万博を控え、高度成長期で活気ある大阪を活写したモノクローム写真を展示致します。なお10月中に発刊する写真集は会場にてお求めいただけます。是非足をお運びください。

本展企画担当:gallery 176 松原豊

作品説明

作者の鈴木祥浩(すずき・よしひろ)は昭和16年10月22日生まれ。孫裕美の義父に当たり自称アマチュア写真家。社会人として大阪で働き始めたことを機に、ミノルタSR-1で大阪万博を控えた昭和の大阪を切り取った写真を展示します。

編集・出版企画を担当した孫裕美からのメッセージ
“Eastbeats”

義父と義母が住む、大阪の実家。
ものを溜め込んでいる義父の部屋に
昔に彼が撮ったネガフィルムが溜め込んでありました。
いつかはなくなる両親の住む家、使われなくなったものの数々、
そしてネガフィルム……。
何が写っているものかとコンタクトシートに写してみました。
そこには私の知っている、知らない、でも懐かしい風景が写っていて
もっともっと、眺めていたいと思いました。
ひとつのストーリー、ちゃんと綴じた写真集として見てみたい。
それから約数年が経ち、カタチになります。

展示構成

モノクロームプリント(インクジェット出力)作品と写真集

 

会期中の在廊予定

編集・出版企画を担当した孫裕美は会期中10日〜13日は不在です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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本庄佑真写真展「光のまち」

展覧会概要

タイトル:「光のまち」

作家名:本庄 佑真

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年12月15日(金)〜12月24日(日) *会期の最終日の曜日が通常と異なります

休廊日

12月18日(月)〜21日(木) *休廊日の曜日が通常と異なります/金土日のみ開催

開廊時間

13:00〜19:00 *12月16日(土)は、イベント開催のため18:00まで

企画

gallery 176 鈴木郁子

展示概要

わたしと本庄さんは写真家・尾仲浩二氏が運営するギャラリー街道に2011年発足時からの同期メンバー。本庄さんが今年初めての写真集出版したので大阪でも展示をすればと尾仲さんに勧められた経緯があり、街道とgallery 176メンバーであるわたしのところに話がきました。尾仲さんは自分のギャラリーに留まることなく、広く写真をいろんなところで発表することをメンバーに言っておられ、皆もそれを実践しています。本庄さんは今回が大阪での初の展示になります。ぜひお越しください。

gallery 176 鈴木郁子

 

写真集「光のまち」は西日本を撮影したものです。今年は5月に東京で展示をし、6月に韓国で展示をして、今回12月に大阪のgallery 176で展示をできることを嬉しく思います。元々、2021年12月の本山周平さんの展示を見にきた際に、大阪で展示をするならここで展示をしたいと思っていました。そして今回、ギャラリー街道のメンバーでもある鈴木郁子さんにお願いをし、展示をすることとなりました。会場では写真集も販売いたします。少しでも多くの皆様に写真を見ていただけると幸いです。ぜひお越しください。

本庄佑真

作品説明

「光のまち」は、 2008年から2021年まで西日本で撮影し、まとめられた写真集である。 カラーネガで撮影され、強い光で照らされた地方の町並みや、人々を見るとき、どこか郷愁を 想起してしまう。

今回は、その中からセレクトした写真と、今まで発表した中から選んで展示いたします。

展示構成

カラーネガ タイプCプリント

 

会期中の作家在廊予定

作家本庄さんは、全日在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

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山下豊写真展「439 ROUTE3」

展覧会概要

タイトル:「439 ROUTE3」

作家名:山下 豊

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年9月22日(金)〜10月10日(火) *会期を10月10日(火)まで延長しています

休廊日

9月27日(水)、28日(木)、10月4日(水)、5日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 山下豊

作品説明

 国道439号線は、別名「酷道ヨサク」と呼ばれ、徳島県徳島市から四国の中央部を横断して高知県四万十市まで347kmの道のりがあり、実態は一部の他国道との重複区間や改良区間を除く大部分の区間が、対面通行不可能な隘路(あいろ)区間が多い。酷道の代名詞として知られている。私は、この道に偶然出会い、後日放送されたテレビ番組を見て、私ならこの道で何に出会い、何を知ることができるか確かめたくなって、気づけば旅の計画を立てていた。

 ROUTE3では、高知県吾川郡仁淀川町大植から終点高知県四万十市右山で出逢った人や景色を撮影した。私は、人がこの道を通してどのように関わっているのか。また道がどのように人と関わってきたのかを見ている。

≫ 山下豊写真展「439 ROUTE2」
≫ 山下豊写真展「439 ROUTE1」

展示構成

写真(14×17) 28点展示

 

会期中の作家在廊予定

作家山下は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

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ワークショップ「デジタルプリント制作」

イベント:ワークショップ「デジタルプリント制作」

*今回はイベントのため、写真の展示はありません。

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

開催日

2023年7月1日(土)、7月2日(日)

*7月1日(土)、2日(日)共に開催決定

開催時間

13:00〜/15:00〜/17:00〜/19:00〜の1日4回(1回 約90分)

企画

gallery 176 西川善康

機材協力

galerie SPUR 高林直澄

開催内容

作品制作および展示を目標とした、デジタルプリント制作のワークショップを開催します。ワークショップは、各回1名のみの参加ですので、参加者のご希望に沿った内容で行います。

例えば、

  • デジタルプリント初心者の方:ソフトの使い方、デジタルカメラのデータ整理方法、RAW現像の基礎、インクジェットプリンターでのプリントなど
  • 自分が求める色をプリントで出したい方:モニターのキャリブレーション、用紙プロファイルの設定、環境光の調整、RAW現像での微調整など
  • ZINEなど印刷物(オフセット印刷、オンデマンド印刷)で自分の意図する色を出したい方:カラーマネージメント、キャリブレーション、用紙に合わせた調整など

ワークショップで使用するソフト、機材

  • Adobe Lightroom Classic(事前のご自身のパソコンにインストールしてください。体験版でも可)
  • キャリブレーションセンサー i1Display Pro
  • プリンター EPSON SC-PX3V
  • 用紙 ハーネミューレ、イルフォード、ピクトリコなど

ご用意いただくもの

写真データ(RAWファイル)、ノートパソコン、パソコンの電源アダプタ、プリント持ち帰り用のファイル(A4)

*電源、WiFi環境はこちらでご用意します。

*ご使用のパソコンがデスクトップで持参が難しい場合は、RAWファイルをUSBメモリ、またはSDカードにコピーして持参してください。

参加費

5,000円(税込)/A4プリント1枚込み

定員

各回1名(約90分)

講師

西川善康(gallery 176運営メンバー)

申し込み方法

PassMarketのページからお申し込みください。ワークショップ準備の都合上、6月30日(金) 23:59までにお申し込みください(締切日を延長しました/6月28日 追記)。ワークショップの内容に関するお問い合わせは、お問い合わせのページ、または info@null176.photos までメールでお願いします。

≫ お申し込みページ(PassMarket

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ミハエル・ニシュケ写真展「BELLA ITALIA 1987-1999」

≫ English

展覧会概要

GALERIE NISCHKE × gallery 176交流展

タイトル:「BELLA ITALIA 1987-1999」

作家名:ミハエル・ニシュケ(Michael Nischke)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年8月25日(金)〜9月12日(火17時まで) *3週間開催

休廊日

8月30日(水)、31日(木)、9月6日(水)、7日(木)

開廊時間

13:00〜19:00(最終日は17時まで)

企画

gallery 176 早川知芳

開催概要

ドイツ・ミュンヘンの写真ギャラリー、GALERIE NISCHKE Fine-Art-Photographyとgallery 176との交流展として、GALERIE NISCHKEのオーナーで写真家のミハエル・ニシュケ氏(Michael Nischke)の写真展を開催いたします。

ミハエル氏とgallery 176とは、2018年10月に開催された第8回 TAIWAN PHOTO(台北市)で共にギャラリーとして出展していた時に出会い、知己を得ました。2019年の4月にミハエル氏がgallery 176へ来訪されて交流を深め、お互いのギャラリーでの写真展の開催、すなわち交流展へと話が進み、今回の開催となりました。先ずはgallery 176でミハエル氏の写真展を開催し、次にGALERIE NISCHKEにてgallery 176メンバーの展示(参加メンバー及び開催時期は未定)を行う予定です。

gallery 176 早川知芳

作品説明

ドイツの詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)は、1786-1788年に旅したイタリアについて紀行文を残し、数世紀にも渡ってドイツの人々を感化し続けた。彼の日記には、イタリアの暮らしぶりが生き生きと綴られていた。1950~60年代に、人々が自家用車で旅をする時代になると、イタリアは人気の旅先のひとつとなり、訪れた人たちの多くがその虜となっていった。ピザ、ワイン、太陽の国といったイメージがドイツ人の脳裏に焼き付き、イタリアンレストランも数多くオープンしたことで、ドイツ人の日常生活にイタリアの生活様式が不動の地位を築いていった。とりわけ、イタリアまで車で数時間で行けるドイツ南部の人々は、イタリア国内のあちらこちらで長い時間を過ごすようになった。

私(ミハエル・ニシュケ)がイタリアを訪れるようになったのは1980年代初めのこと。ヴェネツィアの街を撮ったパノラマ写真で私は名を知られるようになり、いくつかの賞を受賞した。私が特に感銘を受けたのは、伝統が感じられる場所、独特な記念碑、風景など。ガルダ湖、ヴェルバーノ湖、コモ湖に大いに魅せられた一方で、トスカーナ、マッジョーレ湖、メタポント(南部の小さな町)、カプリ島、シチリア、ドロミーティ(北東部の山地)にも足を運んだ。南部の温かな雰囲気を楽しみながら、自身をより深く知る旅を重ねた。

今回、数々の評価を受けてきたこれまでの作品の中から、1986年から1999年に制作したオリジナルプリントをgallery 176で展示する運びとなりました。ゼラチンシルバープリントとカラープリントから構成され、プリントはすべて私、作家本人によるプリントです。展示作品は、景色、街の風景、静物、自然、人物を撮ったものなど様々です。大半はバライタ紙に焼いた作品で、着色写真、特殊なモノクロ印画紙に焼いたものなど。写真用紙の小さなメーカArgentaの印画紙を使い、カラーポジフイルムはチバクローム(イルフォクローム)の印画紙にプリントしました。
イタリアのよく知られた場所が持つ雰囲気を、ツーリスト目線ではない目線で見せてくれる今回の展示作品。私が大切にしたのは、イタリアが持つ魅力の穏やかさ。そのためにコダック社の赤外線フィルムを使い、風景を抽象化させたものなどもあります。そこに現れるのは、多的で刺激的なロードトリップの物語です。

ミハエル・ニシュケ(Michael Nischke)

展示構成

ゼラチンシルバープリントによるモノクロームとカラーの構成、点数は未定

 

会期中の作家在廊予定

作家ミハエルさんは、8月25日(金)のみ在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

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写真を観る会 #8

イベント:写真を観る会 #8

*今回はイベントのため、写真の展示はありません。

開催概要

 gallery 176運営メンバーの布垣、松原、山下が、作品作りをしているが作品発表の場が無い方、発表方法がわからない方等の作品を拝見し、作品作り、展覧会開催などのアドバイスをします。参加された方は、gallery 176での写真展開催(メンバー布垣の企画として、費用は別途必要)の可能性があります。

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

開催日

2023年5月7日(日)

開催時間

13:00〜、14:00〜、15:00〜、16:00〜、17:00〜、18:00〜(各回50分程度)

企画

gallery 176 布垣昌邦

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写真雑談「yutaka ×2/Wユタカ」会

230423 Wユタカ会

イベント:写真雑談「yutaka ×2/Wユタカ」会

*今回はイベントのため、写真の展示はありません。

開催概要

 4月22日土曜日の午後からgallery176の運営メンバー松原豊と山下豊の2名が下の名前がたまたま「豊」で同じ、ただそれだけのことを開催理由として写真雑談「yutaka×2/Wユタカ」会を開催することにします。(2人が大判カメラで撮影した写真集を発刊しているということも共通点だったりします。)

この日は写真展が開催されていない時期ですので、写真の飾られていない白い空間の中で、写真に関係あること無いことをギャラリーという空間のなかで色々と話してみましょう。。ご自分で写真集など出しました!写真展開催します!というお知らせに来ていただいてもOK。どこかに行くついでに少しお立ち寄りいただく感じでもOK。

雑談会ですので、二人の豊に興味のある方(居るのか??)
gallery176ってどんなところ?
176の運営メンバーってどうしたらなれるの?
そんな質問にもお答えさせていただきます。

参加申込不要です。
春の土曜日
参加無料!
写真持ち込みOK!
写真集持ち込みOK!
ノンアル、オンアル持ち込みOK!
差し入れ歓迎(待ってます)!

なお、今回の雑談会は当日の配信などはございません。176という空間に身体を運んでご参加ください。遠方から参加してみたい!という奇特な方は公共交通機関などで足をお運びください。なお交通費補助はございません。

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

開催日

2023年4月22日(土)

開催時間

14:00〜夕方頃まで

企画

gallery 176  松原豊/山下豊

開催内容(進行)

14時頃〜二人の写真との関わりや発刊している写真集のこと、これまでの写真展など活動のはなし、お互いの共通点の4インチ×5インチの大型カメラのおはなし。せっかくだから「大型カメラでのぞいてみますか?体験会」なども行う予定。gallery176との関わり、三重のgallery0369のことなどについても話します。2人で約2時間ほど話をしてそれからゆっくりと雑談会に入って夕暮れ頃まで開催します。18時頃まで開催予定。

またゴールデンウィークの最終日5月7日にはメンバー布垣昌邦が不定期で開催している「写真を見る会」を開催します。今回の雑談会ではその案内と見る会をしながら運営メンバーがどんなことを伝えようとしているのか、についてもお話をさせていただきます。

コロナ前に考えていたことを一度やってみますので興味ある方は足をお運びください。

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小松透写真展「Tree of life」

 

展覧会概要

RED Photo Gallery × gallery 176 交流展

タイトル:「Tree of life」

作家名:小松 透

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年8月11日(金)〜8月22日(火)

休廊日

8月16日(水)、17日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康

展示概要

 RED Photo Gallery × gallery 176 交流展企画第一弾 小松透写真展「Tree of life」を、gallery 176で開催します。今年2023年10月末には、RED Photo Galleryにて、西川善康が写真展「マチハニワ」を開催予定です。

 小松さんと初めて会ったのは、2017年に台湾・台北市で開催された、Taiwan Photo fairの会場です。確か、会場では写真集「遠い渚 – a distant shore –」の作品を展示されていたと思います。丸くくり抜かれたマットに収められたモノクロの岩山の写真が印象的でした。

 今回の写真展は、写真集「nature morte -après 311-」の作品を中心に展示されます。この写真集には、震災後の東北の太平洋沿岸に残された樹木が納められています。かろうじて生き残った木々、倒れてしまった木々など、様々な木々を正面から静かに切り取っています。私(西川)も街中の樹木を撮影していますが、樹木に向ける視線、捉え方が、小松さんと少し似ている気がします。

 「Tree of life」の作品が、gallery 176の壁面にどう展開されるのか、とても楽しみです。

gallery 176 西川善康

作品説明

2011年3月11日、実家の古い家は倒壊した。あれから東北の太平洋沿岸に足を運ぶ度に息子をアシスタントとして連れて行った。海岸沿いには裾野の広い防潮堤がどんどん築かれ、遠くからは海が望めず以前の面影はなくなっていくけれど、防潮堤を越えれば以前と変わらない広い海が広がっている。驚くことに一本松は本当の意味で静物となったが、希望の象徴であることにかわりはない。小学3年生だった静は成人した。静と一緒に一本松の前で写っている父親はもういない。その写真を褒めてくれた母親も。世界中の人が外に出る際にマスクをするようになるとは。そう考えると10年という時間は長く感じるが、僕にとっては、あの日が昨日のことのように思えてならない。だけど、じっとしてはいられない。ただ先へ進め。

本展は、写真集『nature morte -après 311-』(2021年)を中心とした写真展を開催する。

展示構成

写真集25cm角(表紙プリント違い)12点、25cm角プリント12点、50cm角プリント5 点(予定)

 

臨時休廊

8月15日(火)は、台風7号接近のため、臨時休廊とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いします。なお、16日(水)、17日(木)は予定通り休廊となり、展示は18日(金)より再開となります。

会期中の作家在廊予定

作家小松さんは、8月11日(金)〜13日(日)、20日(日)〜22日(火)に在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

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橋本照嵩 傑作写真展「長岡瞽女」「西山温泉」

 

展覧会概要

服部天神駅前写真ロード in 豊中

タイトル:橋本照嵩 傑作写真展「長岡瞽女」「西山温泉」

作家名:橋本 照嵩

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年7月14日(金)〜8月8日(火)

休廊日

7月19日(水)、20日(木)、26日(水)、27日(木)、8月2日(水)、3日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

G&S 根雨 石井仁志

協力

gallery 176 友長勇介、galerie SPUR 高林直澄

展覧会紹介

記憶の底に、『アサヒカメラ』の写真ページが、浮かび上がる。橋本照嵩さんの写真を、10代の後半に見つめていた。同郷(宮城県出身)の写真家と知ったのは、随分と後になってからだったが、不思議なことに、写真の肌合いから、強烈な泥臭さを感じ取っていた。しかも、強く惹かれ、雑誌のスクラップまで作ったのである。ちなみに、そのころ進行中だった、北井一夫さんの「村へ」もファイルしていた。お二人が、のら社で、それぞれの仕事をまとめられ、時代から、置いてけぼりを食らう日本の端々を、拾い上げる視座に、歴史好きで、小生意気な反抗期の少年は、ひそかに喝采を送っていたのである。照嵩さんの写真には、東北人のドショッポネが写り込んでいる。

石井仁志(G&S根雨主宰、20世紀メディア評論)

 

今回の橋本照嵩傑作写真展は、「服部天神駅前写真ロード in 豊中」として、gallery 176の他、G&S 根雨galerie SPUR でも同時に開催します。

「百聞は一見に如かず」服部天神駅前の3つのギャラリーで、ほぼ同時に開催の、橋本照嵩 傑作写真展は、橋本さんの写真作家としての全体像を映し出す試みとなっています。ぜひ、何度も足を運んで御覧ください。

関連展示

橋本照嵩傑作写真展「虹の十字架」「ヘビ売りおいち婆」他

会場:G&S根雨 
会期:2023年7月14日(金)〜8月29日(火)
*8月11日(金)より一部作品を入れ替え

橋本照嵩傑作写真展 「子守唄のふる里」他

会場:galerie SPUR
会期:2023年7月14日(金)〜8月29日(火)
*8月11日(金)より一部作品を入れ替え

 

展示作品

「長岡瞽女(ごぜ)」

新潟県、1972年 撮影

三味線にのせて、瞽女唄や物語を語る盲目の女性旅芸人(瞽女さん)と同道し、その貴重な旅路を活写した。

「西山温泉」

山梨県、1976年 撮影

昭和の温泉(湯治場)の情緒が写り込んでいる。自由闊達な風呂場の風情は、庶民の憩いだった。

展示構成

調整中

 

会期中の作家在廊予定

作家橋本さんは、7月16日(日)、17日(月・祝)に在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

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黄弘川写真展「客家ソナタ」

展覧会概要

1839當代藝廊(台湾)×gallery 176(日本)交流展 in 大阪

タイトル:「客家ソナタ」

作家名:黄 弘川

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年6月16日(金)〜6月27日(火)

休廊日

6月21日(水)、22日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176、1839當代藝廊

キュレーション

邱奕堅(1839當代藝廊)

展示概要

 1839當代藝廊(台湾)× gallery 176 交流展として、gallery 176にて、香港出身台湾在住の作家黄弘川(ウォン・ウァン・チュン)さんの写真展「客家ソナタ」を開催します。

 コロナ禍前の2019年8月〜9月に、gallery 176で台湾作家による最初の交流展を開催し、今回は2回目の交流展となります。2023年5月〜6月には、台湾・台北の1839當代藝廊にて、gallery 176の作家の写真展を開催しています。

 6月17日(土)には、作家 黄弘川さんと、本展キュレーターの邱奕堅さん(1839當代藝廊オーナー)をお迎えして、トークイベントを開催します。お時間ありましたら、ぜひお立ち寄りください。

作品説明

 長期に渡り撮り続けられている本シリーズのテーマは、“移動する民族”と言われる「客家」の人々の現実感と郷愁感である。「客家」は、中国大陸南部の広東省、福建省、江西省などへ北部から移住した人々がつくった独特の生活様式を持つコミュニティであり、土着民からは“外来の人”として差別の対象となった。しかし彼らは反骨心や自立心が強く、太平天国の乱を率いた洪秀全、辛亥革命の孫文、現代中国の最初の実力者となった鄧小平等の革命家や革新者を多数輩出している。

 客家はもともとは華北(中国北部)をモンゴルなどの北方系遊牧民族に征服された北宋時代に南へ移住した漢民族の子孫とされる。その言語である客家語は、現在の公用語である北京語が北方民族の影響で大きく変化してきたのに対し、古い中国語の発音を正確に残す。円形土楼と呼ばれる独自の集団住居に住み、団結心が強く、教育熱心で、行動力に富み、海峡を超えて台湾にも多数の人々が移り住み、あちこちに客家集落を形成してきた。

 「客家ソナタ」の撮影地である北埔は台湾の客家移住地として最大規模の地域であり、写真家は8年近く継続して客家の生活と住人たちを凝視してきた。特に客家の人々の儀礼や葬儀に惹きつけられ、そのプロセスを丹念に撮影している。

 「ここで暮らすようになり、私は週に一度は必ず葬儀に出くわすようになり、たくさんの葬列を目撃してきた。死と生の力がぶつかり、混じり合い、新たな何かへ再生してゆく。目の前のものすべてが一度、崩壊し、再び立ち上がってゆくかのようなこの周期的循環は私の意識に沁みわたり、この独特の感覚と折り合いをつけるために写真撮影を始めた。私は人生の切り離された要素と要素の間の隠された関係を見出すかのようにして撮影を続けている。」

 今なお古くからの習慣や伝統を守り続ける客家の人々の日常と現実を、自ら“外来の人”として写真家は匂い立つような、力漲るスタイルで記録している。

伊藤俊治(美術史家/東京藝術大学名誉教授)

展示構成

ゼラチンシルバープリント、20x24inch及び16x20inch、計30点(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家黄さんは、6月16日(金)、17日(土)に在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

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