小松透写真展「Tree of life」
展覧会概要
RED Photo Gallery × gallery 176 交流展
タイトル:「Tree of life」
作家名:小松 透
会場
大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分
会期
2023年8月11日(金)〜8月22日(火)
休廊日
8月16日(水)、17日(木)
開廊時間
13:00〜19:00
企画
gallery 176 西川善康
展示概要
RED Photo Gallery × gallery 176 交流展企画第一弾 小松透写真展「Tree of life」を、gallery 176で開催します。今年2023年10月末には、RED Photo Galleryにて、西川善康が写真展「マチハニワ」を開催予定です。
小松さんと初めて会ったのは、2017年に台湾・台北市で開催された、Taiwan Photo fairの会場です。確か、会場では写真集「遠い渚 – a distant shore –」の作品を展示されていたと思います。丸くくり抜かれたマットに収められたモノクロの岩山の写真が印象的でした。
今回の写真展は、写真集「nature morte -après 311-」の作品を中心に展示されます。この写真集には、震災後の東北の太平洋沿岸に残された樹木が納められています。かろうじて生き残った木々、倒れてしまった木々など、様々な木々を正面から静かに切り取っています。私(西川)も街中の樹木を撮影していますが、樹木に向ける視線、捉え方が、小松さんと少し似ている気がします。
「Tree of life」の作品が、gallery 176の壁面にどう展開されるのか、とても楽しみです。
gallery 176 西川善康
作品説明
2011年3月11日、実家の古い家は倒壊した。あれから東北の太平洋沿岸に足を運ぶ度に息子をアシスタントとして連れて行った。海岸沿いには裾野の広い防潮堤がどんどん築かれ、遠くからは海が望めず以前の面影はなくなっていくけれど、防潮堤を越えれば以前と変わらない広い海が広がっている。驚くことに一本松は本当の意味で静物となったが、希望の象徴であることにかわりはない。小学3年生だった静は成人した。静と一緒に一本松の前で写っている父親はもういない。その写真を褒めてくれた母親も。世界中の人が外に出る際にマスクをするようになるとは。そう考えると10年という時間は長く感じるが、僕にとっては、あの日が昨日のことのように思えてならない。だけど、じっとしてはいられない。ただ先へ進め。
本展は、写真集『nature morte -après 311-』(2021年)を中心とした写真展を開催する。
展示構成
写真集25cm角(表紙プリント違い)12点、25cm角プリント12点、50cm角プリント5 点(予定)
臨時休廊
8月15日(火)は、台風7号接近のため、臨時休廊とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いします。なお、16日(水)、17日(木)は予定通り休廊となり、展示は18日(金)より再開となります。
会期中の作家在廊予定
作家小松さんは、8月11日(金)〜13日(日)、20日(日)〜22日(火)に在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。