木村孝写真展「泳ぐセミ」

展覧会概要

タイトル:「泳ぐセミ」

作家名:木村 孝

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2022年11月4日(金)〜11月13日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

11月9日(水)、11月10日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 木村孝

作品説明

川面にセミを見た。あしを動かし、泳いでいた。
ふと、思った。セミは泳ぐのだろうか。
そんなセミは、いなかったのかもしれない。
うつした影をさかのぼってみる。

二年前に泳ぐセミを見た川へ、今年の夏、再び訪れました。
川は変わらずあるようにも見えますが、少なからず水の流れなどは私の記憶とは異なっているように感じました。

2020年に制作の「泳ぐセミ」をベースに今年撮影したものを加えて、目にすること、見ること、認識すること、そして時が経つことなどについて考えながら構成して展示します。

展示構成

インクジェットプリント

 

会期中の作家在廊予定

作家木村は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

» 続きはこちら

山下豊写真展「439 ROUTE2」

展覧会概要

タイトル:「439 ROUTE2」

作家名:山下 豊

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2022年10月21日(金)〜11月1日(火)

休廊日

10月26日(水)、27日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

山下豊

作品説明

 国道439号線は、別名「酷道ヨサク」と呼ばれ、徳島県徳島市から四国の中央部を横断して高知県四万十市まで347kmの道のりがあり、実態は一部の他国道との重複区間や改良区間を除く大部分の区間が、対面通行不可能な隘路(あいろ)区間が多い。酷道の代名詞として知られている。私は、この道に偶然出会い、後日放送されたテレビ番組を見て、私ならこの道で何に出会い、何を知ることができるか確かめたくなって、気づけば旅の計画を立てていた。

 ROUTE2では、高知県長岡郡大豊町穴内から高知県吾川郡仁淀川町長者で出逢った人や景色を撮影した。私は、人がこの道を通してどのように関わっているのか。また道がどのように人と関わってきたのかを見ている。

≫ 山下豊写真展「439 ROUTE1」

展示構成

写真(14×17) 28点展示

 

会期中の作家在廊予定

作家山下は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

» 続きはこちら

gallery 176 写真相談会

イベント:gallery 176 写真相談会

*今回はイベントのため、写真の展示はありません。

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

開催日

2022年9月4日(日)

開催時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 早川知芳

開催概要

gallery 176 メンバーによる写真相談会です。相談内容は写真に関する事(作品制作に関する事・展示の方法に関する事・その他写真に関した相談)です。

開催内容

gallery 176では、主に作家志向の方へ向けた「写真を観る会」というポートフォリオレビューを定期的に開催しています。どちらかと言えばある程度方向性を持たれたシリアスな作家志向あるいは作家志望の方の参加が主で、レビュー自体も参加者一人に付き1時間じっくり行うという内容です。 今回初の試みとなる「写真相談会」は、写真を観る会への参加はちょっと敷居が高いな・・・という方へ向けた相談イベントです。

  • 「写真を観る会」への参加準備として相談したい
  • 写真は撮ってはいるけれどもイマイチ何を撮りたいのかわからない
  • 個展開催やグループ展に参加したいけれどもどうしていいのかわからない
  • その他写真に関する相談(内容によっては対応できない場合もあります)

など、写真に関する相談を受け付けます(今回は作品のレビューや批評は原則行いません)。 当日はgallery 176 メンバー数人が待機し相談内容に応じて個別に対応します。

» 続きはこちら

坂東正沙子写真展「成」

展覧会概要

タイトル:「成」

作家名:坂東 正沙子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2022年9月23日(金・祝)〜10月2日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

9月26日(月)〜29日(木) *通常と休廊日が異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 坂東正沙子

開催概要

4月にニコンサロンで展示しました「成」を開催致します。

この作品は2018年から2021年の西成あいりん地区を撮影したものです。日雇い労働者の街から観光地へと変わりつつある中で、かろうじて残存する街と人の姿を記録しました。これから西成がどうなってゆくのか、ここに生きる人々はどうなるのか。

展示をきっかけに実際に西成へ足を運んでいただけると幸いです。

作品説明

かつては暴動が絶えず、激しい街だった西成は新たな時代へと向かっている。
インバウンド需要やリゾート化、再開発によりドヤ街は綺麗に整備されつつある。
それによりここで暮らす労働者や貧困層は今でさえ行き場を奪われている上に、観光地として認知されれば安宿もなくなり野宿もできなくなる可能性がある。
私は学生の頃に初めてこの地を訪れ、ぼろぼろになりながらも生きていくたくましい姿、弱さや優しさ、不器用さが滲み出た人間臭さに強く惹かれた。
そして何度も通った。
生きるということを彼らから学んだ気がした。

皆それぞれの人生を背負い、ここへ流れ着く。
新参者もひと月もすれば肌は黒くなり薄汚れ、次第に佇まいも街に同化していく。
そこら中に生活の残骸が散らばり、混ざり合う様々な匂い。
時折聞こえてくる怒号や酒を囲んだ大勢の陽気な声。
彼らの存在が独特なこの街の雰囲気を成り立たせていた。
街が彼らを染めてゆき、彼らがまた街を形成する。
何十年と続いた相互関係が完全に切り離された時、両者はどうなってしまうのだろう。

労働者は減り、静かで平凡な日々が続いている。
退屈とも言える転換期だが、そこにも様々な生活や息遣いがある。
いずれ消えてしまうかもしれない今の姿を、この隙間の時代を私は保存したいと思った。

展示構成

インクジェットプリント

 

会期中の作家在廊予定

作家坂東は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

» 続きはこちら

友長勇介・西川善康写真展「input x output」

展覧会概要

タイトル:「input x output」

作家名:友長 勇介、西川 善康

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2022年8月19日(金)〜8月30日(火)、9月9日(金)〜9月20日(火) *会期を追加(延長)しました

休廊日

8月24日(水)、8月25日(木)、9月14日(水)、9月15日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介、西川善康

展示概要

 友長は、通常、モノクロフィルムで撮影し、暗室でプリント作業を行って作品を仕上げています。これに対し、西川は、デジタルカメラで撮影し、パソコンでRAW現像を行い、インクジェットプリンターでカラー作品を制作しています。

 今回、この二人が撮影方法(input=入力)を入れ替え(eXchange=交換)、お互いが撮影したフィルム、データから、自分の解釈で作品を選び、自分なりの制作方法で作品を仕上げる(output=出力)試みを行います。友長がデジタルカメラで撮影したデータを西川が受け取り、インクジェットプリンターで作品を仕上げ、西川がフィルムカメラで撮影したモノクロフィルムを友長が受け取り、モノクロプリントとして作品を仕上げます。

 果たして、出来上がった作品は、撮影者の意図したものに仕上がるのでしょうか。それとも、全く異なる作品として仕上がるのでしょうか。

展示構成

会期前半:archival pigment print(インクジェットプリント)A3 9点、ゼラチンシルバープリント 11×14 9点

会期後半:archival pigment print(インクジェットプリント)A3 9点+A4 11点、ゼラチンシルバープリント 11×14 9点

*会期後半(9月9日〜20日)は、作品を入れ替え(18点中17点入れ替え)、追加(11点追加)しています。会期前半(8月19日〜30日)の作品は、プリントを手に取ってご覧いただけます。また、会期前半の作品を納めた冊子を会場で販売しています。

 

会期中の作家在廊予定

作家友長・西川は交替で全日在廊予定です(主に友長が日月火、西川が金土日に在廊予定)。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

» 続きはこちら

川井ケンゾー写真展「なにげなくをさりげなく」

展覧会概要

タイトル:「なにげなくをさりげなく」

作家名:川井 ケンゾー

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2022年7月29日(金)〜8月7日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

8月1日(月)〜4日(木) *通常と休廊日が異なります(金土日のみ開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 松原豊

開催概要

川井さんは兵庫県在住の写真家。一年に3冊のペースで自作の写真冊子を制作している方です。gallery176での展示にも足繁く通ってくれると共に、gallery176で開催する「写真を観る会」への参加者でもあります。運営メンバーに写真を見てもらう中で川井さんの写真展を開催することになりました。今回は国内各地の変わりゆく地方を記録撮影したシリーズの白黒写真作品を展示します。休日写真家として歩んできた川井さんの写真軌跡を会場でご覧いただければと思います。


gallery 176 川井ケンゾー展担当  松原豊

作品説明

私は、スナップショットが好きで、休日の限られた時間に街頭へ繰り出しては、シャッターを押すことを繰り返してきました。

近年は、人口減少時代を迎えて急激に変わりつつある日本の姿を少しでも記録しておきたいという思いも重なり、地方へも足を伸ばしています。

それぞれの現場では、予めイメージしていたその土地を象徴する景色のほかに、無名のなにげないシーンに数多く出会います。私は、ごく自然体で、時には無意識のままに、さりげなく、それらをカメラに収めます。

写真になることが全く予期されていなかったものが写真となって眼の前に再び立ち現れたとき、私は、何よりも強固なリアリティと醍醐味を感じるのです。

シリーズ「日本の地方」としてこれまでに編んだ写真集は16冊を数えます。展示プリントは、冊子に収録した写真に未発表のものを交えて構成しました。

川井ケンゾー

展示構成

インクジェットモノクロプリント28点(予定)、210×297mm。
冊子16点、A4判、40ページ。
会場内にて動画(5分)上映予定

川井さんに松原がインタビューを掲載した季刊誌「NAGI-84号」(月兎舎)を会場にて販売予定。

 

会期中の作家在廊予定

作家川井さんは会期中在廊予定です。在廊予定の詳細は、後日Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

» 続きはこちら

佐藤春菜写真展「since I was 25」

 

展覧会概要

ギャラリー街道 × gallery 176 交流展

タイトル:「since I was 25」

作家名:佐藤 春菜

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年2月10日(金)〜2月21日(火)

休廊日

2月15日(水)、16日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 布垣昌邦

展示概要

ギャラリー街道 × gallery 176交流展企画第一弾 佐藤春菜写真展「since I was 25」を開催します。

《街道交流展が始まったきっかけ》

コロナの影響でいくつかの企画展が延期になったときに、gallery 176のメンバー松原さんが街道ギャラリーの主宰である尾仲浩二氏に展示のオファーをされ、gallery 176と松原さんのgallery0369で巡回展が開かれました(尾仲浩二写真展「すこし色あせた旅 Little Faded Trip」)。

その経験から、関西であまり展示することのない街道メンバーにも、gallery 176とgallery0369での巡回展を勧められたのがきっかけです。

gallery 176/ギャラリー街道 鈴木郁子

 

ギャラリー街道を知ったのは、学生時代の講演会で尾仲さんが来られた時にギャラリー街道の事を話されていて、そこで知りました。いつか尾仲さんと飲める日は来るのだろうか?と思いながらひたすら京都の街で写真を撮り歩いていた事を昨日の事のように思い出します。街道交流展の話が来た時には、是非にという思いでした。佐藤春菜さんは、会った事はなかったのですが、名前と作品は知っているという感じで、彼女の作品の魅力は女性視点の強みを生かしたスナップショットの表現を10年やり続けている事のように思います。

関西の方々にも是非ギャラリーに足を運んで頂けたら光栄です。

gallery 176 布垣昌邦

作品説明

毎月1日の出来事を日記のように撮影してきた「いちのひ」を始めて、10年以上が経ちました。今回gallery 176で展示をする「since I was 25」は「いちのひ」を撮影し始めた25歳から、10年分の写真を振り返り、構成した作品です。

毎日のように通る駅前の道、母親のポートレート、職場の窓から見える風景、帰りの電車内。ドキドキするような、刺激的なものは写っていないと思います。 静かにたんたんと過ぎていく日常の出来事。私にとってはそれらが魅力的で、見ている人にそっと寄り添う様な写真を届け続けたいと思っています。

今回が大阪での初個展です。会場では同名写真集も販売いたします。 少しでも多くの方にご覧いただけたら嬉しいです。ぜひお越しください。

佐藤春菜

展示構成

ゼラチンシルバープリント

 

会期中の作家在廊予定

作家佐藤さんの在廊予定は10日(金)、11日(土)、12日(日)、17日(金)、18日(土)、19日(日)になります。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

» 続きはこちら

鈴木郁子写真展「遥遥【はろばろ】」

©︎ IKUKO suzuki

展覧会概要

タイトル:「遥遥【はろばろ】」

作家名:鈴木 郁子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2022年7月16日(土)〜7月24日(日) *通常と会期初日・最終日の曜日が異なります

休廊日

7月19日(火)〜22日(金) *休廊日が通常とは異なります(土曜、日曜、祝日のみの開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 鈴木郁子

作品説明

旅写真。今回は秋田県角館、象潟と九州大分県別府を訪れた。時期はそんなに離れておらず、秋田ではもうすぐ雪の降る季節だったのに対し別府は撮影していると汗の出る暖かさ。象潟は松尾芭蕉の奥の細道最北の地ということもあり、いつもの旅人気分が一層深まった。タイトル・遥遥【はろばろ】は遠くから、また、遠方へという意味でこの展示がまさにそれだと、つけた。

展示構成

カラーネガ タイプCプリント

 

会期中の作家在廊予定

作家鈴木は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

» 続きはこちら

写真を観る会 #7

イベント:写真を観る会 #7

*今回はイベントのため、写真の展示はありません。

開催概要

 gallery 176運営メンバーの布垣、山下、坂東が、作品作りをしているが作品発表の場が無い方、発表方法がわからない方等の作品を拝見し、作品作り、展覧会開催などのアドバイスをします。参加された方は、gallery 176での写真展開催(メンバー布垣の企画として、費用は別途必要)の可能性があります。

開催日

2022年6月12日(日)

企画

gallery 176 布垣昌邦

 

「写真を観る会 #7」募集内容

開催日

2022年6月12日(日)

開催時間

*写真を観る会#7は定員に達したため、申し込みを締め切りに致します。お申し込みの方どうもありがとうございました。 (各回30〜45分程度)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)
大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

募集対象

個展開催未経験(グループ展参加はOK)の若手、中堅の写真作家(作家志望含む)、年齢不問、ただし自ら作品を制作している方

*「写真を観る会」開催中は、記録及び今後の広報のために写真、ビデオ撮影を行います。その際、参加者及び参加者の作品が写り込む場合があります。もし、写り込みを希望されない方は、開始前にお申し出ください。

参加費

1,500円(要予約)

*30歳未満の方は参加費を1,000円に割り引きさせていただきます。

定員

各回 1名

参加者にご用意していただくもの

各自の作品、作品はキャビネ(2L)〜六つ切り(A4)サイズ程度で20〜25枚程度(個展が開催できる枚数)。作品はファイルに綴じていても構いませんが、机に作品を全てを並べて観る予定なので、すぐに取り出せるようにしておいてください。作品はデータは不可で必ずプリントで持参して下さい。作品は個展開催を想定してまとめたものが望ましいです。

担当

布垣昌邦、山下豊、坂東正沙子

申込み方法

info@null176.photos 宛に、件名を「写真を観る会申し込み 布垣宛」として、本文に参加者氏名、参加希望時間、連絡先電話番号をご記入の上、お送りください。

 

» 続きはこちら

村中修写真展「Still Lifes on slow life 2020-2022」

展覧会概要

タイトル:「Still Lifes on slow life 2020-2022」

作家名:村中 修

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2022年6月17日(金)〜6月28日(火)

休廊日

6月22日(水)、23日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

開催概要

2020年にビジュアルアーツ大阪の学校長を退任された村中修(むらなかおさむ)氏のgallery 176企画展「Still Lifes on slow life 2020-2022」。

長年に亘って写真教育の現場に立ち、多くの作家やフォトグラファーを送り出してきた氏の「今」を捉えた展覧会です。

作品説明

 2020年3月に40年務めた学校を退職した。校長として多いときは月に二度、三度と東京に出張し、毎日朝9時に出勤し、夜9時に退社するような生活から、いきなり「Slow Life」になった。そしてそれは奇しくもコロナの感染による「新しい生活」と共に始まった。

 時間はできたが、コロナで旅行に行くことはもちろん、出歩くこともさえも制限された。そこでステイホームでも撮影できる「Still Life(静物写真)」の撮影を始めることになった。今まで学校で使っていたような高級な機材や充実した設備はないが、幸い最小限の機材と自然光の入る部屋があった。手元にあった「もの(被写体)」に加えて、新たにインスピレーションを喚起してくれる「もの」を捜した。そして「もの」が集まると部屋にセットを組み、あるいは窓からの光を使い撮影した。今回ギャラリー176のご理解を得て、2年間の「Slow Life」で制作した「Souvenir」、「flowers」、「Window Light」、「Red line」と言う四つのStill Lifeのシリーズを展示させていただくことになった。

「Souvenir」:記憶をテーマにした従来からのコンストラクテッドな作品「Recollection」シリーズからの発展的継続。日記をイメージして紙の上に被写体を置き、砂やホコリなどで時間を表現した。

「flowers」:敬愛する写真家アーヴィング・ペンの名作「flowers」へのオマージュ。白の背景に生命としての花を象徴的にではなく植物図鑑のように即物的に写し込むことを考えた。

「Window Light」:窓からの光で撮影したシリーズ。時間経過で光の方向が変わり、色も変化する。変化する光をアクリルのプリズムや立体で表現し、刻を感じる古びたものと組み合わせた。

「Red line」:構成要素として画面に赤い線を入れ込むことで生まれる異化作用を狙った。古くから持っていたアイデアだったが、赤い線だけを残してモノクロ化できたのはデジタル時代だからこそ可能になった。

展示構成

インクジェットプリント 22点 額装(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家在廊予定日 

6月17日・18日・19日・21日・24日・25日・26日・27日・28日

尚、急な変更がある場合などはSNS等でお知らせいたします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

» 続きはこちら