波多野祐貴写真展「undercurrent」
展覧会概要
タイトル:「undercurrent」
作家名:波多野 祐貴
会場
大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分
会期
2021年6月19日(土)〜6月27日(日) 7月11日(日) *会期延長/通常と会期初日と最終日の曜日が異なります
休廊日
月曜〜金曜 *通常と休廊日が異なります(土日のみの開催)
開廊時間
13:00〜19:00 *7月4日(日)のみ 16:00〜19:00
企画
gallery 176 波多野祐貴
作品説明
昨年からある小さな池のことが気になるようになり、たびたび歩いて訪れた。
郊外にありがちな住宅街を通り抜け、くたびれた団地を横目に坂道を登ると、
山の入口に差し掛かる。急な階段を登りきると目の前に千年以上続く神社が現れ、
さらに進んだ境内の奥の仄暗く湿った場所に、ようやくその池はある。
隠されるために存在しているような池は、誰かの秘密の場所のようにも思えた。
木々の葉から零れ落ちる光の密度。昨日降った雨が川に還る勢い。光を吸収する月蝕の時。
一つとして同じ条件のない空間のもとで、池は訪れるたびに姿を変える。
その総てや、現象を剥いだ実体を、写真機は捉えないと分かっていながら
自らイメージに翻弄されたその過程を展示でなぞらえてみる。
見ることばかりに囚われた撮影者が、同時に見られる存在でもあることに気づくとき、
両者のあいだに横たわる境界への問いヘ繋がっていく。
展示構成
インクジェットプリント他
会期中の作家在廊予定
作家波多野は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。
gallery 176の感染防止対策に関して
*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。