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タイトル:「文明新景觀 New civilization landscape」「農村新景觀・農舍 FARMHOUSE」
作家名:趙炳文 Chao Bin-Wen
会場
gallery 176(ギャラリー イナロク)
大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分
会期
2019年8月16日(金)〜8月27日(火)
休廊日
会期中無休
開廊時間
13:00〜19:00
企画
gallery 176、1839當代藝廊
キュレーション
邱奕堅(1839當代藝廊)
作品説明
趙炳文は、2018年に東京藝術大学大学美術館陳列館で開催された「台湾写真表現の今〈Inside/Outside〉」(共同キュレーター:邱奕堅)に出展した、台湾の新鋭写真家8人のうちの一人です。
「文明新景觀 New civilization landscape」
現代の産業文明の発達によって、短期間で大量生産された複合遊具(すべり台など複数の遊具を組み合わせたもの)は、今日、どこでも見られるようになりました。それは、私たちの日常生活空間、公園に出現し、新しい都市風景を創出し、同時に人々の生活の中に深く溶け込んでいます。
カラフルな複合遊具は、コミュニティの建物や公園、子供たちの楽しい遊び場に囲まれています。時代の変化とともに、過去と現代では、遊び場の形式や建設方法、素材が異なります。複合遊具は多種多様に見えますが、多くは同じ種類の色違いであったり、同じ色で違う種類であったりと、大量生産された工業製品であるということを隠すことは出来ません。
したがって、様々な時代の複合遊具は、我々の異なる子供時代の記憶を思い出させる一つの新文明景観ではないでしょうか。
素早く組み立て、分解でき、取り扱いが簡単であるこれら複合遊具は、まさに現代産業の急速な発展を象徴しています。これら産業の発展は、人々の文明を変化させ、私たちの生活様式も変化させ、ファーストフード文化、ボーダーレス化、経済統合など、今日の世界を後戻りの出来ないグローバリゼーション時代に導いています。
「農村新景觀・農舍 FARMHOUSE」
2001年から、台湾では農業用地の農舎建設法の施行に伴い、農民は自分用の農舎を建設することができるようになり、農村地域の各所に急速に農舎が建てられました。これらの農舎は、この僅かの十年の間の、台湾の農村社会の変容と経済構造の変革の特徴を示しています。
趙炳文は、8x10の大型カメラを使い、タイポロジーの技法を工夫し、様々な個性的な農舎を同じ視覚効果、完全に統一されたセッティングで撮影しています。そして、農地の中に建てられている美しいバロック様式、モダン様式、現代的様式など、様々な異なるスタイルの農舎の、豪華で誇張された特別な「異相」を写し取り、新しい台湾の農村新景観としてまとめています。
展示構成
タイプCプリント 17点(予定)
会期中の作家在廊予定
作家趙さんは、8月16日(金)〜18日(日)に来日予定で、8月17日(土)にトークイベントを開催します。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。
8月17日(土)の開廊時間について
8月17日(土)は有料イベント開催のため、14:30〜16:30はイベント参加者以外の方は入廊することが出来ません。大変申し訳ございませんが、作品を鑑賞される場合は、14:30まで、または16:30以降にお越しください。
*当日は、14:30に一旦ギャラリーをクローズし、14:50から有料イベントの受付・入場を開始します。
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