ミハエル・ニシュケ写真展「BELLA ITALIA 1987-1999」

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展覧会概要

GALERIE NISCHKE × gallery 176交流展

タイトル:「BELLA ITALIA 1987-1999」

作家名:ミハエル・ニシュケ(Michael Nischke)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年8月25日(金)〜9月12日(火17時まで) *3週間開催

休廊日

8月30日(水)、31日(木)、9月6日(水)、7日(木)

開廊時間

13:00〜19:00(最終日は17時まで)

企画

gallery 176 早川知芳

開催概要

ドイツ・ミュンヘンの写真ギャラリー、GALERIE NISCHKE Fine-Art-Photographyとgallery 176との交流展として、GALERIE NISCHKEのオーナーで写真家のミハエル・ニシュケ氏(Michael Nischke)の写真展を開催いたします。

ミハエル氏とgallery 176とは、2018年10月に開催された第8回 TAIWAN PHOTO(台北市)で共にギャラリーとして出展していた時に出会い、知己を得ました。2019年の4月にミハエル氏がgallery 176へ来訪されて交流を深め、お互いのギャラリーでの写真展の開催、すなわち交流展へと話が進み、今回の開催となりました。先ずはgallery 176でミハエル氏の写真展を開催し、次にGALERIE NISCHKEにてgallery 176メンバーの展示(参加メンバー及び開催時期は未定)を行う予定です。

gallery 176 早川知芳

作品説明

ドイツの詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)は、1786-1788年に旅したイタリアについて紀行文を残し、数世紀にも渡ってドイツの人々を感化し続けた。彼の日記には、イタリアの暮らしぶりが生き生きと綴られていた。1950~60年代に、人々が自家用車で旅をする時代になると、イタリアは人気の旅先のひとつとなり、訪れた人たちの多くがその虜となっていった。ピザ、ワイン、太陽の国といったイメージがドイツ人の脳裏に焼き付き、イタリアンレストランも数多くオープンしたことで、ドイツ人の日常生活にイタリアの生活様式が不動の地位を築いていった。とりわけ、イタリアまで車で数時間で行けるドイツ南部の人々は、イタリア国内のあちらこちらで長い時間を過ごすようになった。

私(ミハエル・ニシュケ)がイタリアを訪れるようになったのは1980年代初めのこと。ヴェネツィアの街を撮ったパノラマ写真で私は名を知られるようになり、いくつかの賞を受賞した。私が特に感銘を受けたのは、伝統が感じられる場所、独特な記念碑、風景など。ガルダ湖、ヴェルバーノ湖、コモ湖に大いに魅せられた一方で、トスカーナ、マッジョーレ湖、メタポント(南部の小さな町)、カプリ島、シチリア、ドロミーティ(北東部の山地)にも足を運んだ。南部の温かな雰囲気を楽しみながら、自身をより深く知る旅を重ねた。

今回、数々の評価を受けてきたこれまでの作品の中から、1986年から1999年に制作したオリジナルプリントをgallery 176で展示する運びとなりました。ゼラチンシルバープリントとカラープリントから構成され、プリントはすべて私、作家本人によるプリントです。展示作品は、景色、街の風景、静物、自然、人物を撮ったものなど様々です。大半はバライタ紙に焼いた作品で、着色写真、特殊なモノクロ印画紙に焼いたものなど。写真用紙の小さなメーカArgentaの印画紙を使い、カラーポジフイルムはチバクローム(イルフォクローム)の印画紙にプリントしました。
イタリアのよく知られた場所が持つ雰囲気を、ツーリスト目線ではない目線で見せてくれる今回の展示作品。私が大切にしたのは、イタリアが持つ魅力の穏やかさ。そのためにコダック社の赤外線フィルムを使い、風景を抽象化させたものなどもあります。そこに現れるのは、多的で刺激的なロードトリップの物語です。

ミハエル・ニシュケ(Michael Nischke)

展示構成

ゼラチンシルバープリントによるモノクロームとカラーの構成、点数は未定

 

会期中の作家在廊予定

作家ミハエルさんは、8月25日(金)のみ在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

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小松透写真展「Tree of life」

 

展覧会概要

RED Photo Gallery × gallery 176 交流展

タイトル:「Tree of life」

作家名:小松 透

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年8月11日(金)〜8月22日(火)

休廊日

8月16日(水)、17日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康

展示概要

 RED Photo Gallery × gallery 176 交流展企画第一弾 小松透写真展「Tree of life」を、gallery 176で開催します。今年2023年10月末には、RED Photo Galleryにて、西川善康が写真展「マチハニワ」を開催予定です。

 小松さんと初めて会ったのは、2017年に台湾・台北市で開催された、Taiwan Photo fairの会場です。確か、会場では写真集「遠い渚 – a distant shore –」の作品を展示されていたと思います。丸くくり抜かれたマットに収められたモノクロの岩山の写真が印象的でした。

 今回の写真展は、写真集「nature morte -après 311-」の作品を中心に展示されます。この写真集には、震災後の東北の太平洋沿岸に残された樹木が納められています。かろうじて生き残った木々、倒れてしまった木々など、様々な木々を正面から静かに切り取っています。私(西川)も街中の樹木を撮影していますが、樹木に向ける視線、捉え方が、小松さんと少し似ている気がします。

 「Tree of life」の作品が、gallery 176の壁面にどう展開されるのか、とても楽しみです。

gallery 176 西川善康

作品説明

2011年3月11日、実家の古い家は倒壊した。あれから東北の太平洋沿岸に足を運ぶ度に息子をアシスタントとして連れて行った。海岸沿いには裾野の広い防潮堤がどんどん築かれ、遠くからは海が望めず以前の面影はなくなっていくけれど、防潮堤を越えれば以前と変わらない広い海が広がっている。驚くことに一本松は本当の意味で静物となったが、希望の象徴であることにかわりはない。小学3年生だった静は成人した。静と一緒に一本松の前で写っている父親はもういない。その写真を褒めてくれた母親も。世界中の人が外に出る際にマスクをするようになるとは。そう考えると10年という時間は長く感じるが、僕にとっては、あの日が昨日のことのように思えてならない。だけど、じっとしてはいられない。ただ先へ進め。

本展は、写真集『nature morte -après 311-』(2021年)を中心とした写真展を開催する。

展示構成

写真集25cm角(表紙プリント違い)12点、25cm角プリント12点、50cm角プリント5 点(予定)

 

臨時休廊

8月15日(火)は、台風7号接近のため、臨時休廊とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いします。なお、16日(水)、17日(木)は予定通り休廊となり、展示は18日(金)より再開となります。

会期中の作家在廊予定

作家小松さんは、8月11日(金)〜13日(日)、20日(日)〜22日(火)に在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

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橋本照嵩 傑作写真展「長岡瞽女」「西山温泉」

 

展覧会概要

服部天神駅前写真ロード in 豊中

タイトル:橋本照嵩 傑作写真展「長岡瞽女」「西山温泉」

作家名:橋本 照嵩

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年7月14日(金)〜8月8日(火)

休廊日

7月19日(水)、20日(木)、26日(水)、27日(木)、8月2日(水)、3日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

G&S 根雨 石井仁志

協力

gallery 176 友長勇介、galerie SPUR 高林直澄

展覧会紹介

記憶の底に、『アサヒカメラ』の写真ページが、浮かび上がる。橋本照嵩さんの写真を、10代の後半に見つめていた。同郷(宮城県出身)の写真家と知ったのは、随分と後になってからだったが、不思議なことに、写真の肌合いから、強烈な泥臭さを感じ取っていた。しかも、強く惹かれ、雑誌のスクラップまで作ったのである。ちなみに、そのころ進行中だった、北井一夫さんの「村へ」もファイルしていた。お二人が、のら社で、それぞれの仕事をまとめられ、時代から、置いてけぼりを食らう日本の端々を、拾い上げる視座に、歴史好きで、小生意気な反抗期の少年は、ひそかに喝采を送っていたのである。照嵩さんの写真には、東北人のドショッポネが写り込んでいる。

石井仁志(G&S根雨主宰、20世紀メディア評論)

 

今回の橋本照嵩傑作写真展は、「服部天神駅前写真ロード in 豊中」として、gallery 176の他、G&S 根雨galerie SPUR でも同時に開催します。

「百聞は一見に如かず」服部天神駅前の3つのギャラリーで、ほぼ同時に開催の、橋本照嵩 傑作写真展は、橋本さんの写真作家としての全体像を映し出す試みとなっています。ぜひ、何度も足を運んで御覧ください。

関連展示

橋本照嵩傑作写真展「虹の十字架」「ヘビ売りおいち婆」他

会場:G&S根雨 
会期:2023年7月14日(金)〜8月29日(火)
*8月11日(金)より一部作品を入れ替え

橋本照嵩傑作写真展 「子守唄のふる里」他

会場:galerie SPUR
会期:2023年7月14日(金)〜8月29日(火)
*8月11日(金)より一部作品を入れ替え

 

展示作品

「長岡瞽女(ごぜ)」

新潟県、1972年 撮影

三味線にのせて、瞽女唄や物語を語る盲目の女性旅芸人(瞽女さん)と同道し、その貴重な旅路を活写した。

「西山温泉」

山梨県、1976年 撮影

昭和の温泉(湯治場)の情緒が写り込んでいる。自由闊達な風呂場の風情は、庶民の憩いだった。

展示構成

調整中

 

会期中の作家在廊予定

作家橋本さんは、7月16日(日)、17日(月・祝)に在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

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黄弘川写真展「客家ソナタ」

展覧会概要

1839當代藝廊(台湾)×gallery 176(日本)交流展 in 大阪

タイトル:「客家ソナタ」

作家名:黄 弘川

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年6月16日(金)〜6月27日(火)

休廊日

6月21日(水)、22日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176、1839當代藝廊

キュレーション

邱奕堅(1839當代藝廊)

展示概要

 1839當代藝廊(台湾)× gallery 176 交流展として、gallery 176にて、香港出身台湾在住の作家黄弘川(ウォン・ウァン・チュン)さんの写真展「客家ソナタ」を開催します。

 コロナ禍前の2019年8月〜9月に、gallery 176で台湾作家による最初の交流展を開催し、今回は2回目の交流展となります。2023年5月〜6月には、台湾・台北の1839當代藝廊にて、gallery 176の作家の写真展を開催しています。

 6月17日(土)には、作家 黄弘川さんと、本展キュレーターの邱奕堅さん(1839當代藝廊オーナー)をお迎えして、トークイベントを開催します。お時間ありましたら、ぜひお立ち寄りください。

作品説明

 長期に渡り撮り続けられている本シリーズのテーマは、“移動する民族”と言われる「客家」の人々の現実感と郷愁感である。「客家」は、中国大陸南部の広東省、福建省、江西省などへ北部から移住した人々がつくった独特の生活様式を持つコミュニティであり、土着民からは“外来の人”として差別の対象となった。しかし彼らは反骨心や自立心が強く、太平天国の乱を率いた洪秀全、辛亥革命の孫文、現代中国の最初の実力者となった鄧小平等の革命家や革新者を多数輩出している。

 客家はもともとは華北(中国北部)をモンゴルなどの北方系遊牧民族に征服された北宋時代に南へ移住した漢民族の子孫とされる。その言語である客家語は、現在の公用語である北京語が北方民族の影響で大きく変化してきたのに対し、古い中国語の発音を正確に残す。円形土楼と呼ばれる独自の集団住居に住み、団結心が強く、教育熱心で、行動力に富み、海峡を超えて台湾にも多数の人々が移り住み、あちこちに客家集落を形成してきた。

 「客家ソナタ」の撮影地である北埔は台湾の客家移住地として最大規模の地域であり、写真家は8年近く継続して客家の生活と住人たちを凝視してきた。特に客家の人々の儀礼や葬儀に惹きつけられ、そのプロセスを丹念に撮影している。

 「ここで暮らすようになり、私は週に一度は必ず葬儀に出くわすようになり、たくさんの葬列を目撃してきた。死と生の力がぶつかり、混じり合い、新たな何かへ再生してゆく。目の前のものすべてが一度、崩壊し、再び立ち上がってゆくかのようなこの周期的循環は私の意識に沁みわたり、この独特の感覚と折り合いをつけるために写真撮影を始めた。私は人生の切り離された要素と要素の間の隠された関係を見出すかのようにして撮影を続けている。」

 今なお古くからの習慣や伝統を守り続ける客家の人々の日常と現実を、自ら“外来の人”として写真家は匂い立つような、力漲るスタイルで記録している。

伊藤俊治(美術史家/東京藝術大学名誉教授)

展示構成

ゼラチンシルバープリント、20x24inch及び16x20inch、計30点(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家黄さんは、6月16日(金)、17日(土)に在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

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東博章写真展「随に」(まにまに)

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展覧会概要

タイトル:「随に」

作家名:東博章

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年6月2日(金)〜6月11日(日) *会期の最終日の曜日が通常と異なります

休廊日

6月5日(月)〜8日(木) *休廊日の曜日が通常と異なります/金土日のみ開催

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 松原豊

展示概要

2023年6月 東博章写真展「随に(まにまに)」を開催します。

東さんは三重県伊賀市に在住する写真家です。2022年、松原がインタビューを担当していた三重県伊勢市にある月兎舎から発行されている大人のローカル誌NAGI88/2022年春号に連載されているMonochromeというコーナーで紹介しています。私が東さんに出会ったのは写真集になっている「村の記憶」のシリーズを4×5インチの大型カメラを使用して集落のお祭りを撮影しているときでした。東さんから「私も大型カメラで撮影しているんですよ。」と声をかけてもらっていたことが、最近になって東さんと話していて発覚した経緯があります。もともとカラーポジフィルムによる風景写真で本の表紙を担当したり、数々の賞に入選したり実績のある方なのですが、白黒写真と出会ったことから制作の軸が大きく変化します。自宅に暗室を制作、8×10インチの大型フィルムのプリントの為の引伸し機の自作、プリント制作と銀塩写真の世界にどっぷりと浸かっていくことになります。また、家業の仕事の延長線で展示用の額も制作。写真機とフィルムと印画紙以外は全部自分自身で制作するという非常に希有な存在の方です。もともと生まれも育ちも現在の場所に在住している東さん。「村」という場所での生活は移住者である私の先輩にあたるわけです。そんな東さんが在住者として見てきた世界を、大判カメラとオーソドックスな銀塩印画紙によるコンタクトプリント(密着焼き、べた焼きとも呼ばれたりします)で展示します。白黒の印画紙に細密描写された現在の「村」の姿を堪能いただければと思います。2023年2月に三重県のgallery0369で展示した作品を今回大阪ではじめての作品展という形でお届けさせてもらいます。※今回の展示は2023年2月に私が三重県津市美里町で畝井しているgallery0369で展示した作品を今回大阪ではじめての作品展という形でお届けさせてもらいます。

本展企画担当:gallery 176 松原豊

作品説明

なぜ煌めいて見えるのだろうか?。
何が存在するのだろうか?

今日もぶらりと近所に出かける。眺めるだけのパトロール。
ぽつりぽつりと空き家も増えてはきたけれど、急激になにか変化したわけではない。
徐々に農業や林業で生計を立てる家庭が少なくなったり、高齢化する中で、耕作されない田畑や利用されることがなくなった林道が増えたりと手入れが満足になされない場所も増えてきた。
木工や稲作に携わる者として、その変遷が少し残念に思うこともあるけれど、眺めては受け入れることが日常だ。

 私が暮らす田舎の風景は、願いや思いとは無関係に時の流れに任されて変化してきた。
しかし、パトロールの中で立ち止まってしまうほどの煌めきに出会う瞬間がある。

放棄されたり、放置されたりしている場所ではあるけれど、時間の経過の中で静かに蓄積されたエネルギーのような、息遣いのような存在を感じる瞬間がある。

時のまにまに現れては消えるその存在をフィルムに記録しようと試みた。

文:東博章

展示構成

大型カメラ8×10で撮影したモノクロームのコンタクトプリント(ゼラチンシルバープリント)作品25点(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作者は会期中全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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小松宗光写真展「グラウンド・ダイバー」

 

展覧会概要

ギャラリー街道 × gallery 176 交流展

タイトル:「グラウンド・ダイバー」

作家名:小松 宗光

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年4月7日(金)〜4月18日(火)

休廊日

4月12日(水)、13日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康

展示概要

 ギャラリー街道 × gallery 176交流展企画第二弾 小松宗光写真展「グラウンド・ダイバー」を開催します。

 小松さんは、私と同年代で、デザインを学ばれ、ご自身でで写真集を多数デザインして刊行されていたりと、自分と共通する部分が多く、お会いする前から親近感を感じていました。作品も、国内、海外の都市のスナップを多数撮られており、都市を撮り歩く目線、間合いなどが、私と似ている気がします。

 今回は、東京の写真をメインにセレクトされるようです。私は、約30年前に東京で働いてた時期があり、都内を撮り歩いていたこともありました。当時とは東京の街も大きく変わっていると思いますが、小松さんが写し取った東京の街を見るのが楽しみです。

西川善康

作品説明

【眼で見る写真・眼の快感】

 私の作品の共通テーマは「眼で見ることの面白さ」です。「眼で見る」って当たり前なのですが、日常では眼に見えた中からその時必要な部分だけを頭が判断把握していることがほとんどで、これは「頭の中の概念で見ている」のだと思います。

 概念や常識が無くては日々の生活がままならいけれど、たまにはちょっと一息、「頭で見る」ことから、わざと道を外れて「眼で見る」探検へ出かけると新しい発見があります。

【都市のスナップ】

 今回の作品は都市の風景、空間、ビルや車を東京での生活圏とプラスちょっと足をのばしたエリアで撮影しています。人と物質と情報が密集した都市の生活では常に無数の光景が目の前を通り過ぎていきます。そのほとんどは無意識に「頭で見ていた」だけの記憶にも止まらない場面です。

 私はカメラを手に歩き、日常では必要とされていない視点で周囲を見て、それまで気づいていなかったワンシーンとの出会いを楽しんでいます。人には皆それぞれ自分の見えている世界があり、一人ひとりの中でも意識が変われば別の世界が見えてくる。世界はいつでも自分と誰かのパラレルワールドだと思います。

【地上のダイバー】

 タイトルの「グラウンド・ダイバー」は水の中で視覚を頼りに探検するダイバーのように、都市を眼で探検する姿をイメージした造語です。2014年、Gallery美0(大阪)の個展で初出。2020年から再び写真展と写真集のタイトルとして掲げています。

 本展は2008年から2022年にかけて撮影発表してきた作品に新作を加えた、都市景観写真「グラウンド・ダイバー」シリーズのベストセレクトを展示します。

小松宗光

展示構成

調整中

 

会期中の作家在廊予定

作家小松さんは、4月7日(金)〜9日(日)、14日(金)〜18日(火)に在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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ワークショップ「こどもかるた作り」展覧会

 

展覧会概要

ワークショップ「こどもかるた作り/撮影〜展示までを体験しよう!」展覧会

作家名:ワークショップ参加者

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年3月26日(日)〜4月2日(日) *会期の最終日の曜日が通常と異なります

休廊日

会期中無休

開廊時間

11:00〜18:00(初日は13:00から/最終日は17:00まで)*開廊時間が通常と異なります

主催

豊中市|gallery 176

協力

G&S 根雨galerie SPUR服部緑地都市緑化植物園

展示概要

ワークショップ「こどもかるた作り/撮影〜展示までを体験しよう!」参加者(10組参加予定)の作品を展示します。

ワークショップで作成した「こどもかるた」の絵札(写真)と読み札の他、お気に入りの写真(各組5枚)を、写真用のフレームとパネルで展示します。

 

gallery 176の感染防止対策に関して

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郭小明写真展「黒錆」

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展覧会概要

タイトル:「黒錆」

作家名:郭小明

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年3月10日(金)〜3月19日(日) *会期の最終日の曜日が通常と異なります

休廊日

3月13日(月)〜16日(木) *休廊日の曜日が通常と異なります/金土日のみ開催

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 松原豊

展示概要

運営メンバーの松原の企画展として2023年3月に中国、四川省、成都在住の郭小明さんの写真展を開催します。コロナ禍の中でしたが郭さんとお会いする機会があり写真を通しながら写真展開催の為のやりとりを進めてきました。中国人として、またアジア人の一人として、海を越えた大陸の地に在住する一人の写真家の見つめた世界を白黒写真でご覧いただければと思います。

写真展開催中に同名タイトルの写真集もご覧いただけます。

本展企画担当:gallery 176 松原豊

作品説明

長年放置されていた肥料工場を撮影した写真を「黒錆」というタイトルで展示致します。

展示構成

プリントサイズ35㎝×23㎝/額サイズ50㎝×50㎝の30点程度を展示

 

会期中の作家在廊予定

作家郭さんの在廊予定は現在確認中です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

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姜在求写真展「入隊前夜 -soldier」

展覧会概要

YARTGALLERY × gallery 176 交流展

タイトル:「入隊前夜 -soldier」

作家名:姜 在求(カン・ジェグ)

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年2月24日(金)〜3月7日(火)

休廊日

3月1日(水)、2日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康/友長勇介

協力

姜美善

展示概要

TOTEM POLE PHOTO GALLERYの元メンバー 甲斐啓二郎さん、現メンバー 姜美善(カン・ミソン)さんに紹介・仲介いただき、今年2023年より、YARTGALLERY(韓国・ソウル)と gallery 176 の交流展を始めます。その第一弾として、gallery 176にて、姜在求(カン・ジェグ)写真展「入隊前夜 -soldier」を開催します。

YARTGALLERY代表であるジェグさんの作品は、徴兵されて軍に入隊する韓国の若者を、様々な撮り方で捉えています。徴兵制の無い日本人にとっては、普段見ることが無い若者の姿です。これまでとは異なる世界へと向かう若者たち、彼らは何を思ってカメラのレンズを見つめていたのでしょうか。これらの写真から、日本、関西の人たちは何を感じ取るのでしょうか。

会期前半は、ジェグさんも来日し、在廊する予定です。ぜひ、ジェグさんと語り、作品ついて感じたことを伝えてください。

gallery 176 西川善康

作品説明

「入隊前夜 -soldier」は、韓国社会だけが持つ特殊な分断の現実の下で、徴兵制を義務的に強いられる若い青年らのポートレート作品である。

この作品は、軍に入隊する前日に髪を切る前とその後、そして休暇の時期、除隊後の民間人になった時で細分化して撮影した。軍の訓育とコントロールにより同質化、画一化されていく過程で、彼らに潜んでいる個人の本来の姿を見せるため、ヌード写真の形式を選んだ。

人間は、誰しも生まれてから、数知れぬ心理的な変化の瞬間に立ち向かうことになる。思いも寄らない環境と状況の中で、人間が感じる心理的状態、すなわち不安や緊張感、恐れなどの感情の変化を視覚的に表現することに挑んだ。軍に入隊後、訓育と規律の下での生活を余儀なくされ、人生の中での決定的転換期に立つ青年たちの不安の心理を、顔の表情と仕草を通じて自然に表せるようにした。

入隊の前日、生まれて初めて裸で不慣れなスタジオの中に立つ青年は、心理的に不安に包まれているだろう。入隊の前であり、民間人の身分であるが、髪を切る前の表情と、短く剃った直後の心持ちと表情が、大きく異なっているのがよくわかる。軍人の身分になるという決意を、微細な表情から感じ取れる。撮影の台座に座り、裸になった自らの体を手と腕で抱え込むポーズは、緊張の気持ちを思わず表すある種の非言語的表現である。心理的状態は、顔のみならず体からも表現される。

作品「入隊前夜-soldier」は、短くは1年、長くは4年間の年月をかけて、一人の個人が変貌していく姿を、シリーズ形式で制作した。裸から自らの存在を証明するヌードポートレートでありながら、軍入隊という人生の変化を余儀なくされる時期の、彼らの不安な感情を含めようとした心理的ポートレートでもある。衣服を着用して撮られるポートレートとは違い、服を脱ぎ、裸になったことによる、彼らの心理的状態の変化を表現した。

展示構成

調整中

 

会期中の作家在廊予定

作家姜在求さんは、会期前半2月24日(金)〜26日(日)に在廊予定です。変更がある場合は、こちらのページ、facebook、twitter、Instagram等でお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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西川善康写真展「こどもかるた remix」

展覧会概要

タイトル:「こどもかるた remix」

作家名:西川 善康

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2023年1月27日(金)〜2月5日(日) *会期最終日の曜日が通常と異なります

休廊日

1月30日(月)〜2月2日(木) *休廊日の曜日が通常と異なります/金土日のみ開催

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 西川善康/友長勇介

展示概要

豊中市主催 ワークショップ「こどもかるた作り/撮影〜展示までを体験しよう!」(2023年3月開催)の関連展示として開催します。

2017年に開催した写真展「こどもかるた」を再構成、再プリントして展示します。合わせて、ワークショップの詳細、ワークショップの展示サンプル(ワークショップでは最後にgallery 176で展示を行います)もご紹介します。

*「こどもかるた」は、こどもの写真を使った「かるた」です。写真を「絵札」とし、言葉を考えて「読み札」を作っています。

作品説明

 2004年に長男が生まれてから十数年、日々、こどもたちの写真を撮り続けています。

 最初は男の子一人で、ゆっくりと成長を追いつつシャッターを切っていました。その3年後、二人目の男の子が生まれ、兄弟同士遊ぶ姿、けんかする姿を楽しみながら撮っていました。そのまた3年後、今度は女の子が生まれ、大人(親)2人に対し、こども3人と、常に人手が足りない状態となり、ばたばたとした日々が続く中、なんとか時間を見つけて写真を撮っています。

 こどもたちとは一人の人間として対等に接し、正面から(時には背面から)見つめ、ゆっくりとシャッターを切るようにしています。

 こどもたちの写真は、ブログ「たろうすs.net」に、短いコメントと共に日々アップしていました(現在休止中)。これらの写真と言葉をまとめ、「こどもかるた」と題して展示します。

西川 善康

*2017年開催の写真展「こどもかるた」の作品説明です。

展示構成

archival pigment print(インクジェットプリント) 約50点

 

会期中の作家在廊予定

作家西川または企画者友長は、どちらか、または両方が全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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