鈴木郁子写真展「あとさき」

©︎ suzukiikuko

展覧会概要

タイトル:「あとさき」

作家名:鈴木 郁子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2021年4月9日(金)〜4月18日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

4月12日(月)〜15日(木) *休廊日が通常とは異なります(金曜、土曜、日曜のみの開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 鈴木郁子

作品説明

2020年を挟んで滋賀各地を撮影したものを展示

展示構成

8×10 カラープリント 20枚

関連展示

鈴木郁子写真展「あとさき」

会場:gallery0369|三重県津市美里町三郷369
会期:2021年4月30日(金)〜5月9日(日)
休廊日:5月3日(月)〜5月6日(木)
開廊時間:13:00〜18:00

 

会期中の作家在廊予定

作家鈴木は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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木村孝写真展「アマタナコーンとその人々」

©︎ KOU Kimura

展覧会概要

タイトル:「アマタナコーンとその人々」

作家名:木村 孝

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2021年3月26日(金)〜4月4日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

3月31日(水)、4月1日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 木村孝

作品説明

 ここはタイ王国の、1989年に開設された工業団地とそれに隣接するニュータウン。

 かつて野原だったこの場所は、いまでは700社以上の企業の工場やオフィスが立ち並んでいます。人々はこの街を「アマタナコーン」と呼ぶが、行政区分上はその街は存在しません。極めて現代的かつ特異に成立しているこの街に興味を持ち、その特質を探し求めて撮影を続けています。

 彼らとこの場所の「らしさ」、そして現代タイの一端を、新たなカットとこれまでの“Discipline – and Nature”、「ライフ・コレクション・イン・ニュータウン」などから再構成して展示いたします。

展示構成

ピグメントプリント

 

会期中の作家在廊予定

作家木村は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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田凱写真展「Temperate Landscape」

© Den Gai

展覧会概要

TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176 交流展

タイトル:「Temperate Landscape」

作家名:田 凱

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2021年3月12日(金)〜3月23日(火)

休廊日

3月17日(水)、18日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 波多野祐貴

展示概要

 TOTEM POLE PHOTO GALLERY × gallery 176交流展企画第四弾として、TOTEM POLE PHOTO GALLERY運営メンバー田凱さんをお招きして写真展を開催します。今年2021年4月にはgallery 176運営メンバー波多野祐貴がTOTEM POLE PHOTO GALLERYで展⽰を予定しています。

 田 凱(デン ガイ)さんの写真に初めて出会ったのは2019年。「1_WALL」でグランプリを受賞した翌年に、銀座のガーディアン・ガーデンで個展「生きてそこにいて」を開催された時でした。かつては油田で栄えた中国の故郷の風景とポートレイトから構成されたシリーズです。だだっ広くどこか殺伐とした風景は、“ここでは何も起こり得ないだろう”というある種のディストピア的予感を抱かせる一方で、それらの舞台を背景に佇む人々の生活の営みが温かく流れるのを感じさせます。知らない場所にも関わらず、私はどうしても自分が生まれ育った地方のニュータウンを想起せずにはいられませんでした。一見すると淡々として無機質でありながら、人の記憶や心理の深い領域にゆっくりと働きかけるイメージが田さんの写真の魅力の1つであると感じています。今回の展示作品である「Temperate Landscape」ではどのような展開が待っているのかとても楽しみです。初となる関西での展示を是非ご高覧ください。

gallery 176 波多野祐貴

作品説明

 都市開発の中に、騒がしい静けさがある。秩序と混乱、発展と維持といった二項対立の構図と相互関係であろうとするところだが、均衡に混ざり合う。私は市外地へ、矛盾・対立の運動を対象化し、都市発展の内在と外在のボーダーが曖昧になっていくことを探る。

展示構成

インクジェットカラープリント20枚(予定)

 

会期中の作家在廊予定

作家田さんの在廊予定は未定です。決まり次第、こちらのページ、facebook、twitterでお知らせします。

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友長勇介写真展「1999年北京COLOR」

©︎ TOMONAGA Yusuke

展覧会概要

タイトル:「1999年北京COLOR」

作家名:友長 勇介

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2021年2月26日(金)〜3月7日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

3月1日(月)〜4日(木) *通常と休廊日が異なります(金曜、土曜、日曜のみの開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

作品説明

仕事を辞めて写真家を志し、東京工芸大学芸術別科に入学した年の夏休み、以前留学していた北京を撮ろうと、北京に赴き白黒フィルムで撮影した作品が、私の初めての写真展「北京溶解」になります。

それから現在まで、白黒フィルムを使い作品を作り続けてきましたが、北京で撮影していた時は、まだ迷いがあり、カラーフィルムでも撮影していました。

今回はその時カラーフィルムで撮影した北京を展示します。

私が写真を始めてまだ半年、22年前の北京の風景です。

展示構成

タイプCプリント

 

会期中の作家在廊予定

作家友長は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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松原豊写真展「白冬」

© Matsubara Yutaka / EURASIA 2004 winter

展覧会概要

タイトル:「白冬」(予定通り開催致します)

作家名:松原 豊

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2021年2月12日(金)〜2月21日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります(2月12日〜14日、19日〜21日開催)

休廊日

2月15日(月)〜18日(木) *通常と休廊日が異なります(金曜、土曜、日曜のみの開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 松原豊

作品説明

2019年6月にgallery 176でEURASIA2004winter展を開催したときに「白い冬だけの写真を展示してみたい」と感じたことから、今回「白冬」というタイトルで再構成して展示致します。冬に冬をしっかりと感じたい。是非暖かな服装に身を包んだ上足をお運びください。(EURASIA2004winterシリーズ以外にも冬写真を展示予定)

2019年6月開催の写真展のwebページ https://176.photos/exhibitions/190524/

展示構成

白黒ゼラチンシルバープリント20点予定

 

会期中の作家在廊予定

作家松原は全日在廊予定です。在廊予定が変更になる場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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濱崎崇写真展「幼年時代」

©︎ Takashi HAMASAKI

展覧会概要

タイトル:「幼年時代」

作家名:濱崎 崇

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2021年1月15日(金)〜1月26日(火)

休廊日

1月20日(水)、21日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 友長勇介

開催概要

 今回で2度目となります濱崎崇写真展「幼年時代」を開催いたします。

 5年前にgallery 176を自主ギャラリーとして再開する際に、濱崎さんをメンバーにお誘いしました。濱崎さんの写真に対する直向きな想いを感じていたので、このような人と一緒に活動できればと思い、メンバーにお誘いしましたが、濱崎さんも相当悩まれ、考えていただいたのですが、残念ながら諸事情によりメンバーにはなっていただけませんでした。そのような事もあり、いつか濱崎さんの写真展を開催したいと思っていましたが、2018年に六甲山系に点在する廃れた家屋を撮影した「あと乃あと」を開催することができました。

 定期的に濱崎さんの写真展を開催できればと考えていましたが、こちらから催促することもできずにいたところ、作品が完成したとご連絡をいただき、濱崎崇写真展「幼年時代」を開催することができました。前回の作品と異なり、家族や親族、街で出会った人々を被写体としていますが、濱崎さんのものの見方は一貫しているようで、前回の作品と通ずるものがあると感じました。

 会場に写真集「あと乃あと」を用意しておりますので、「幼年時代」と見比べながら濱崎さんの作品を感じていただければと思います。

gallery 176 友長勇介

作品説明

 樹々の手触り、小鳥の唄聲、馨る匂い、頬をなでる潮風、闇への恐れ、白昼夢。幼いころに持っていたこれらの研ぎ澄まされた感覚は次第に失っていくけれど、広い世界に放たれたあとも、その幼年時代の気層にひとは一生包み込まれて生きてゆき、邯鄲の夢のようにすべてが儚く過ぎ去ってゆく。

 12年以上に渡って撮り続けている、こどもたちや旅先で出会ったひとびとのポー トレート、生き物たち・風景が織りなす、モノクロームのちいさな詩篇です。

濱崎崇

展示構成

ゼラチンシルバープリント(額装)8×10~16×20 約20枚予定

 

会期中の作家在廊予定

作家濱崎さんの在廊予定は、1月17日(日)、22日(金)、24日(日)、26日(火)です。在廊予定が変更になる場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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松原豊写真展 Local public bath “Sento”

© Matsubara Yutaka / Local public bath “Sento” /Ikezawayu2020

展覧会概要

タイトル:Local public bath “Sento”

作家名:松原 豊

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年12月4日(金)〜12月20日(日) *通常と会期最終日の曜日が異なります

休廊日

お知らせ
12月18日〜20日の最終週は開催することとなりました。

開催日変更のお知らせ:COVID-19新型コロナウイルス感染症感染者拡大と作者在住地から他県への移動自粛を受けて第2週を休みとしました。12月7日(月)から17日(木)まで閉廊となります。18日以降第3週の開催についてはまた改めてお知らせ致します。以下の情報は変更後の開催予定日を記載しております。

12月7日(月)〜17日(木) *通常と休廊日が異なります(金曜、土曜、日曜のみの開催)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 松原豊

開催概要

2020年7月にgallery 176の交流展としてTOTEM POLE PHOTO GALLERYで開催した松原豊写真展 2020 Local public bath “Sento”をgallery 176で開催します。

作品説明

日本には独特の庶⺠文化「銭湯=公衆浴場」という場所が存在しています。私は在住地三重県(伊勢神宮や鈴鹿 サーキットのあるところです)に在る銭湯の記録撮影を続けています。施設と経営 者の高齢化などで減少の一途 をたどっている銭湯ですが、そこは男風呂、女風呂で壁面の絵柄が違っていることも多くデザインとしても面白く楽しい。また古い銭湯には使い続けられた場所特有の(例えば壁面に入ったひび割れたタイルのように)時間 経過や生活感を感じさせてくれる部分が多く残っていて施設固有の歴史が刻み込まれています。まもなく消え去ろうとしている日本庶⺠生活文化「銭湯」の姿を細密描写で記録した写真でお届けします。

撮影 4×5 inch大型カメラ、アナログフィルム使用 、一部デジタルカメラ使用

展示構成

20インチ×24インチ(額装)作品 20数点展示予定

制作年:2006-2020年
メディア:インクジェット出力プリント(プリント制作 Labo0369)

 

会期中の作家在廊予定

作家松原は全日在廊予定です。在廊予定が変更になる場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

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尾仲浩二写真展「すこし色あせた旅 Little Faded Trip」

©︎ Koji Onaka

展覧会概要

タイトル:「すこし色あせた旅 Little Faded Trip」

作家名:尾仲 浩二

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年11月6日(金)〜11月17日(火)

休廊日

11月11日(水)、12日(木)

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176

開催概要

尾仲さんと私(松原)は2007年の名古屋中京大C・スクエアでの企画展で初めて顔を合わせました。そのとき野村恵子さんと一緒に三重の私の家に泊まっていただいたことがお酒を酌み交わすようになった出発点。以後お互いの写真展に足を運んだり運んでもらったりという時間を重ねています。併せてメンバーである鈴木が尾仲さんの主宰するギャラリー街道のメンバーであることもきっかけとなり、今回の写真展が実現することになりました。 今回の展示ではコロナ禍の中、約20年前に撮影してすでに退色をはじめたネガカラーフィルムからプリントした作品を展示し、同タイトルの写真集も販売致します。 尾仲さんはこれまでたくさんの写真集も制作されています。それらの写真集も写真展会場でご覧になれます。尾仲浩二ワールドをどうぞご堪能ください。

*今回の展示は大阪 gallery 176と三重 gallery0369 (2020年11月20日(金)〜22日(日)、27日(金)〜29日(日))の巡回展となります。

gallery 176 松原豊(本企画担当)

作品説明

2020年どこにも行けなかったこの春、暗室に籠って古い旅の写真をプリントしました。

20年ほど前のネガカラーフィルムはすでに退色が始まっていましたが、その微妙な色合いが面白く、いい感じだったので写真集にすることにしました。

また自由に旅ができる日が早く来ることを願って。

尾仲浩二

展示構成

ネガカラープリント(サイズ350x235mm)21点

 

会期中の作家在廊予定

作家尾仲さんは、11月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)に在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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坂東正沙子写真展「RESIDUES」

© Bando Masako

展覧会概要

タイトル:「RESIDUES」

作家名:坂東 正沙子

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年10月23日(金)〜11月3日(火)

休廊日

10月26日(月)~10月30日(金)  *通常と休廊日が異なります

開廊時間

13:00〜19:00

企画

gallery 176 坂東正沙子

ステートメント

飛び散った液体の粒や掠れた線は生きた証のような残滓だ。

私はそこに“何か”を感じる。

儚さや虚しさ、或いは痛みや哀しみのようなものかもしれないが、それが何なのか知る必要はない。

衝動の熱量と激しさを纏った動きのダイナミズム、そして物質が生む偶然の美しさに、ただただ魅了される。

それだけで十分だ。

写真によってその場所から切り離し、この名もなき“何か”をここに提示したい。

展示構成

インスタレーション

 

会期中の作家在廊予定

作家坂東は全日在廊予定です。在廊予定に変更がありましたら、Facebook等でお知らせします。

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波多野祐貴写真展「Unveil」

©︎ Yuki Hatano

展覧会概要

タイトル:「Unveil」

作家名:波多野 祐貴

会場

gallery 176(ギャラリー イナロク)

大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分

会期

2020年10月9日(金)〜10月18日(日) *会期最終日の曜日が通常と異なります(金土日のみの開催です)

休廊日

10月12日(月)〜15日(木) *休廊日が通常と異なります

開廊時間

11:00〜19:00  *開廊時間が通常と異なります

企画

gallery 176 波多野祐貴

作品説明

幼い頃、家族は既に寝静まっているのに、自分ひとりだけ寝付けない夜がたびたびあった。
そういう時は心細くなって、布団をぎゅっと掴み、頭を隠して時間が過ぎるのをじっと待つ。
暗くて狭い部屋のなか、押入れの襖から発せられる視線と、他者の息づかいが静寂のもとに充満する。
私が抱いていたのは闇夜への怖さというよりも、
太陽のもとで意味をもっていた事物から、既知の意味が光とともに消失することへの恐怖心だったように思う。
巨大な団地に圧し潰されそうに据えられた小さな部屋のなか、たった一人、瞼の裏の意識を保つことは恐ろしかったし、
永遠に続くかのような夜がいつどうやって朝に生まれ変わるのか、まだ知らなかったのだ。

今回展示する写真は2016年頃から、日本、海外を含めた様々な場所で撮影してきたものだが、
土地の個別性を排除したところに立ち現れる社会空間を捉えようとした。
脈絡もなく断片的に切り取られた空間と人物は、その内に異相を隠し持っているかのようだ。
大きな物語への指向、誰かから与えられた欲望、錯綜しながら氾濫する情報。
どこへ出掛けてもそれらは変わらず、視線を巧みに躱(かわ)しながら社会の中に蔓延り、静かに浸蝕している。
私はそれらを視覚的メタファーを用いて表象することを試みた。

『Unveil』という言葉には、”ヴェールを取る”という意味と、そこから派生して”正体を現す”という意味がある。
それまで確かにそこに存在していたのに人の目に触れなかったものが、ヴェールを取り除くことで姿を現す。
境界が取り払われるその前とその後で、何かが反転し、新しいイメージが生成される。

暗黙のうちに視界を覆うヴェールを取り払って凝視しようとするとき、
昼と夜の境目が溶け合い、昼が昼でなくなり、夜が夜でなくなることだろう。

展示構成

アーカイバルピグメントプリント、インスタレーション

 

会期中の作家在廊予定

作家波多野は、全日在廊予定です。在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。

gallery 176の感染防止対策に関して

*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。

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