早川知芳写真展「静かの海 Ritual」
展覧会概要
タイトル:「静かの海 Ritual」
作家名:早川 知芳
会場
大阪府豊中市服部元町1-6-1/阪急宝塚線 服部天神駅(梅田から11分)下車 徒歩1分
会期
2021年6月4日(金)〜6月15日(火)
休廊日
6月9日(水)、10日(木) *作家都合による臨時休廊がある可能性があります。その場合はギャラリーSNS等でお知らせいたします。
開廊時間
13:00〜19:00
企画
gallery 176 早川知芳
作品説明
荒涼とした原始が剥き出しの、冬の荒れた海に対峙する釣人のドキュメント「静かの海 Mare Tranquillitatis」展(2018年)の続編「静かの海 Ritual」。
冬の紀伊半島の荒れた磯に立ち、海に対峙し、魚を追う釣人のドキュメント。
前回の展示では釣人とその環境を客観的に捉え、その世界観の構築を目指しました。
今回の展示は、前回のコンセプトを踏襲しながらも、釣人の視ている風景を基に構成し、彼らが何故そこまでして魚を追うのか?何故そこまでして荒れた海に対峙し続けるのか?を考察します。
趣味や娯楽、或いは生活のための職漁師の範疇では捉える事のできない彼ら釣人は、社会との関わりを断ち、絶対的に救済の無い世界に於いて永遠に「祭祀−Ritual」を続けている存在であると感じずにはいられません。そして、魚を釣るという目的や行為は方便に過ぎず、その実は救済の無い世界を生きることへの抗いではないのかとも思わずにはいられません。贖罪と抗い、理性と感情、それらの相剋を彷徨い続ける釣人。
海と陸との境界、その断崖の淵を歩き続ける釣人の見つめる世界の先にあるものとは何か?
だが、未だ海は沈黙したままで、釣人の眼前に広がる世界は「静かの海」でありつづけている。
展示構成
カラー・モノクロ混合、大型インクジェットプリントによる展示構成。展示点数12点を予定。
会期中の作家在廊予定
作家早川は全日在廊予定です。変更がある場合は、Facebook、Twitterでお知らせします。
gallery 176の感染防止対策に関して
*ご来廊の際は、「gallery 176の感染防止対策に関して」をご一読ください。